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2012年電子マネー展望(5)後払い式電子マネー [電子マネー・QRコード決済]

皆さんこんにちは。元祖・鉄子でもあり、「電子マ姐(ねえ)さん」としても売り込みを
図ろうとしているトラベルライター兼、電子マネー研究家・岩間昌子です。

新年特集「2012年電子マネー展望」。いよいよ今日が最終回。
ラストに取り上げるのは、NTTドコモの「おサイフケータイ」(スマートフォン含む)に
装備されているiD(アイディ)や、JCBやトヨタファイナンスなどが発行している
QUICPay(クイックペイ)、三菱UFJニコスなどのSmartplus(スマートプラス)
Smartplusと事実上、同じものであるVISA TOUCH(ビザ タッチ)など、原則として
クレジットカードをひも付ける形(*)で使い、利用分は後でクレジットカード本体での利用分と
一緒に金融機関から引き落とされる、後払い式電子マネーと呼ばれるものです。
(*)クレジットカード不要のタイプもあります(iDの「DCMX mini」、QUICPayの
「おサイフくんQUICPay」など)。デビットカードのケータイ版、といえばわかりやすいかな

もっとも「電子マネー」というのは厳密には、チャージして使うプリペイド式のみを指し
後払い式電子マネーはクレジット決済の一種に過ぎない、という見方もありますが
プリペイド式であろうが後払い式であろうが、使い勝手はほぼ一緒(読み取り端末も
共通のものを使っているところが多い)なので、当ブログでもiDやQUICPayなどは
総称して「後払い式電子マネー」と呼ばせていただきます。

さて、後払い式について語るにも、じつは私は大いに勉強不足。
といいますのも、ほぼ「NTTドコモ」のおサイフケータイ専用電子マネーに思われているiDは、
ケータイはずっとauの私は、まったく使ったことがありませんし。
(iDにはカード型もあるんですが、ひも付け可能なクレジットカードを持っていません)

また、QUICPayは一応ユーザですし、ついこの前もキャンペーンに参加して
久々にフル活動させましたけど、いかんせん、セブン-イレブンがnanacoのほかに
QUICPayしか対応してなかった頃は結構使ってたのに、この頃はさっぱり。
コンビニとかはチャージして使うプリペイド式のほうばかり使ってますし、
QUICPay使うなら(ひも付けの)JCBカードで決済したほうが手っ取り早いと思うことも。
でも結局は、「QUICPayの使える店」がそんなに多くないことと、キャンペーンの類が
ほかの電子マネーに比べて少ないことが、使い渋る原因かもしれません。

Smartplus/VISA TOUCHに至っては、持ってるどころか、まともに見たこともありません。
なんでもガソリンスタンドや高速道路のパーキングエリアなど、ロードサイドの店舗に強いという
話は聞いたことがありますが、それこそ私の日常生活からかけ離れてますし。
*コンビニではサークルKサンクスやローソンでSmartplus/VISA TOUCHが使えます
*後年、Smartplus/VISA TOUCHは、サービスを終了しました

で、このなかで一番メジャーな電子マネーといえば、やっぱりiDではないかと。
何しろ、自動販売機やらマクドナルドやらコンビニやら、もうありとあらゆるところで
Edyと同じくらい、いやEdy以上にiDのロゴをしばしば見かけるので
ひょっとして、国内で最も使える店舗の多い電子マネーではないかと思うわけです。

それと、潜在的(持ってるだけの人も含め)ユーザが最も多いのもiDではないでしょうか。
NTTドコモの携帯電話の大部分に装備されてますよね(もっとも以前は、標準装備というか、
NTTドコモのケータイには「必ず」iDが付いているのかと思ってました。
パンフレットなどを見ると、iDが付いてない機種も結構あるようで…)。

時々ドコモのおサイフケータイ持ってるけど、電子マネーは使ったことないという人がいるのを
知るにつけ、せっかくiDが付いてるのに、使わないなんてもったいない、と思うこともしばしば。
私自身、これだけ普及している電子マネーなのだから、一度はiDを使ってみたいというのが本音。
経験が加われば、記事の内容も厚みを増しますしね。

実際、今のauのケータイが割り当て周波数の関係で、2012年7月22日をもって使えなくなるので、
後継機を今、検討しているところなんですが、auを引き続き使うほかにも「NTTドコモに乗り換える」
という選択肢も残ってまして。理由は、もちろん「iDを使ってみたいから」。

しかしiDは、ためたポイントをJALやANAのマイルに交換できるそうですが
ポイント交換が可能なのは、DCMX/DCMX GOLDいずれかのクレジットカードを持っている
場合に限られます(DCMX miniは不可)。となると、新しくクレジットカードを
申し込まなければならず、今の経済状態でクレカ審査にパスするか、という不安とともに
もし通ったとしても、そのためだけにカードが1枚増えるのは、なんとなくわずらわしい、
という気持ちも…。

で、auに残るとすると、メールアドレスそのままとかサービスも踏襲して使えるとかの
利点もありますが、これは第1回のときにも書いたように、Edyのチャージ分が
「auかんたん決済」でクレジットカード代金とまとめて払えるようになるのが条件。
そうでないと、auで続けていくモチベーションが下がってしまうことに…。
いずれにしても、電子マネーが、私が次に持つケータイの決定権を握ってる!?

じつはもうひとつ候補があって、それが「JALマイルフォン」。
こちらも事実上、機種やサービスはauだったりするんですが、ほぼ、新規申し込みに近い形で
申し込まないと…WEBでしか申し込めないことや、対応機種が少ないこと
(現在はほとんどスマートフォン。ま、スマホを持つことも検討してますが)が
「JALマイルがストレートにたまる」という魅力を削いでしまっているのですが。

そんなわけで、後払い式電子マネー、個人的にどうなるかはともかくとして
2012年の展望は、なんとなく予測不能ですね。今までとそんなに大きく違わないと思うとともに、
海外で使えるなどのグローバル化(すでに、iDで実践)は
後払い式電子マネーが最も早いうちに進展するのではないかと考えます。

以上、5回にわたってお届けしました「2012年電子マネー展望」。
しかし昨年を振り返っても、予測してなかったサービスやキャンペーンなどが
たくさん実施されたような気がしますので、今回あげた以外にも、
いろいろなことが展開するかもしれませんね。
お読みくださいまして、ありがとうございました。


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