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日系航空会社の国際線特典航空券必要マイル数について [旅行]

苦節およそ20年、コツコツとためていたデルタ航空のマイルが
目的の旅行を果たすための必要マイル数にようやく、到達する見通しがたってきました。
そのことにちなみ、今回は久々に、JAL・ANA各社の国際線特典航空券を
テーマにお送りしたいと思います。

さて、達人マイラーさんの間で今、話題になっているのは
「ANA国際線と提携航空会社の特典航空券交換に対する必要マイル数が、
2024年4月18日0時(日本時間)から変わるらしい」ということ。
もちろん、従来よりも増える方向に-。

もっとも調べてみると、ANA国際線については、変更されるのはビジネスクラスや
ファーストクラスのみ。エコノミークラスやプレミアムエコノミーは従来どおり。
そして日本発着の場合、変更になる対象路線はハワイや北米、欧州など長距離中心。
まあ、もっぱらエコノミーを利用する私には、あまり関係ないって話です。

それでも、海外の航空会社を利用する場合に比べ、日系航空会社の必要マイル数は
おおむね少なく済むのが大きな特徴。
そこで、JAL・ANAそれぞれ国際線特典航空券の必要マイル数を
「日本発着・エコノミークラス・往復」に限定して、マイル数別に以下に書き出してみました。

<12,000マイル>
ANA:ソウル、ウラジオストク(以上ローシーズン、以下Lで表記)

<15,000マイル>
JAL:ソウル、関西発着の台北
ANA:ソウル、ウラジオストク(以上レギュラーシーズン、以下Rで表記)

<17,000マイル>
ANA:北京、大連、瀋陽、青島、上海、杭州、広州、厦門、成都、武漢、深セン、香港、台北、
マニラ(以上L)

<18,000マイル>
JAL:中部発着の台北、ウラジオストク
ANA:ソウル、ウラジオストク(以上ハイシーズン、以下Hで表記)

<20,000マイル>
JAL:広州、上海、大連、天津、北京、香港、羽田・成田発着の台北、グアム、マニラ
ANA:北京、大連、瀋陽、青島、上海、杭州、広州、厦門、成都、武漢、深セン、香港、台北、
マニラ(以上R)

<23,000マイル>
ANA:北京、大連、瀋陽、青島、上海、杭州、広州、厦門、成都、武漢、深セン、香港、台北、
マニラ(以上H)

<24,000マイル>
JAL:シンガポール

<25,000マイル>
JAL:関西・中部発着のバンコク

<26,000マイル>
JAL:ハノイ・ホーチミンシティ

<27,000マイル>
JAL:羽田・成田発着のバンコク(JL031/034便以外)

<29,000マイル>
JAL:クアラルンプール

<30,000マイル>
ANA:シンガポール、バンコク、ホーチミン、ヤンゴン、ジャカルタ、ムンバイ、デリー、ハノイ、
クアラルンプール、プノンペン、チェンナイ(以上L)

<31,000マイル>
JAL:ジャカルタ

<35,000マイル>
JAL:デリー、ベンガルール、バンコク(JL031/034便)、モスクワ
ANA:シンガポール、バンコク、ホーチミン、ヤンゴン、ジャカルタ、ムンバイ、デリー、ハノイ、
クアラルンプール、プノンペン、チェンナイ(以上R)、ホノルル(以上L)

<36,000マイル>
JAL:シドニー

<37,000マイル>
ANA:シドニー、パース(以上L)

<38,000マイル>
ANA:シンガポール、バンコク、ホーチミン、ヤンゴン、ジャカルタ、ムンバイ、デリー、ハノイ、
クアラルンプール、プノンペン、チェンナイ(以上H)

<40,000マイル>
JAL:メルボルン、ドーハ、コナ、ホノルル
ANA:ホノルル(以上R)、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、サンノゼ、ワシントン、
ニューヨーク、シカゴ、ヒューストン、バンクーバー、メキシコシティ(以上L)

<43,000マイル>
ANA:ホノルル(以上H)

<45,000マイル>
JAL:ロンドン(JL043/044便以外)
ANA:ロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブリュッセル、ウィーン、
ミラノ、ストックホルム、モスクワ、イスタンブール(以上L)、シドニー、パース(以上R)

<46,000マイル>
JAL:フランクフルト

<47,000マイル>
JAL:ヘルシンキ

<50,000マイル>
JAL:サンディエゴ、サンフランシスコ、シアトル、シカゴ、ダラス・フォートワース、ニューヨーク、
ボストン、ロサンゼルス、バンクーバー
ANA:ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、サンノゼ、ワシントン、ニューヨーク、シカゴ、
ヒューストン、バンクーバー、メキシコシティ(以上R)、シドニー、パース(以上H)

<52,000マイル>
JAL:パリ、ロンドン(JL043/044便)

<55,000マイル>
ANA:ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、サンノゼ、ワシントン、ニューヨーク、シカゴ、
ヒューストン、バンクーバー、メキシコシティ(以上H)、ロンドン、パリ、フランクフルト、
ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブリュッセル、ウィーン、ミラノ、ストックホルム、モスクワ、
イスタンブール(以上R)

<60,000マイル>
ANA:ロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブリュッセル、ウィーン、
ミラノ、ストックホルム、モスクワ、イスタンブール(以上H)

かつて、時期関係なく、行き先だけで必要マイル数が設定されていた
(しかも、JAL/ANAの必要マイル数は、同一目的地ならほぼ一緒)ものでしたが
そのうちに、シーズン別とかゾーン制とかが導入され、マイル数の設定は複雑になり
単純に○○マイル必要、とは言えなくなりました。

JALだと日本の発着地(台北・バンコク)や利用便(バンコク・ロンドン)によって
マイル数が大きく変動したり。
*それにしても、必要マイル数が意外と少ないなと驚いたのがシンガポール(24,000マイル)。
毎日飛んでるし、時間帯だって決して悪くないのに

またANAの場合、なんといっても、シーズンによって必要マイル数が大きく異なるのが
特徴ですね。

「ふーん、路線によってはJALのほうがお得に行けるところも結構あるんだなあ。
じゃあ、時期関係なくマイル数が設定されているJALで行くか」

…と考えているあなた、ちょっと待った!
じつは、上記に書いたJALのマイル数は、「基本マイル」と呼ばれているものでして。
「必要マイル数」というよりは、「必要最低限マイル数」と記したほうが実情に合ってて。

時期によって、というか、予約残席によって必要マイル数が変動し、
それに応じたマイルを追加することで特典航空券の予約が可能になるというルール。
海外ではこの制度を導入しているところは少なくないのですが、
JALも近年(私の知らないうちに)導入したようです。

「特典航空券PLUS」というJALのこの制度、
これを適用すると、基本マイルに比べ必要マイル数は大きく跳ね上がります。
一番少ないマイル数のソウルでも、基本は15,000マイルだったはずが、なんと86,000マイル!
東南アジアになると、エコノミー往復20万マイル越えが続出。
基本マイルでは24,000マイルでかなりお得だったシンガポールは、一桁違う210,000マイル!

ヨーロッパは軒並み30万マイル以上で、例えばパリは342,000マイル。
北米に至ってはほぼすべて40万マイル越え…ロサンゼルス427,000マイル、
ニューヨークなら448,000マイルと…これではビジネスクラスの基本マイルを
大きく上回るどころか、外資系航空会社エコノミーの同様の制度よりも
多くのマイルが必要に?

しかも2024年6月1日発券分から、JALの「特典航空券PLUS」は
エコノミークラスも含め、一部路線は必要マイル数がアップ!
いずれもエコノミー往復で、ソウル86,000マイル→120,000マイル、
ホノルル259,000マイル→266,700マイルなど。
*欧州・北米路線は、原則として変わりません
*以上、記載のマイル数は「特典航空券PLUS」利用時の最大のマイル数です

これを調べたとき、ちょっと落ち込んでしまいました。
デルタ航空の特典航空券による旅行を果たしたら、次はメインでためているJALのマイルで
特典航空券を使った海外旅行を、と目論んでいたのに。

一昔前には、JALもANAも「ディスカウントマイルキャンペーン」なるものをやっていて
信じられないくらい少ないマイルで海外に行くことも可能だったのに!

これじゃあ、国内線の特典航空券のほうがいいのかなあ。
*といってJALは、国内線のほうでも、「特典航空券PLUS」を導入しているらしい。
東京-大阪は、基本12,000マイルが、PLUSだと最大39,000マイル、
東京-沖縄(那覇)は、基本18,000マイルが、PLUSだと最大75,000マイル…
なんかなあ(泣)

じゃあANAなら? と思うけど
長くデルタのマイル獲得に熱を上げていて、ほとんどマイル獲得活動を怠っていた
ANAの現在のマイル数は、微々たるもの…。
それに正直、ANAはひと頃に比べると、マイルがたまる提携先とか、飛行機に乗らずに
参加できるキャンペーンの類いが、ずいぶん少なくなっているような気がして。
そして獲得したマイルも、使い道や有効期間が限定されるマイルが登場、
かなり仕組みが複雑になってますよね(号泣)
今ひとつ、JALに代わってANAのマイルをメインにためようという気が起きません。

コロナ禍を機に、各社とも「飛行機に乗らなくても、暮らしの中でマイルをためる」
機会を充実させているということですが、昔に比べると、気前のいいキャンペーンとか
サービスなどが、鳴りをひそめているって感じも拭えません。

旅行は全額お金で払って、フライトマイルもためる。
そして、たまったマイルは特典航空券以外の特典、電子マネーなどへの交換に使う。
そういうやり方のほうが賢いのかも。

取りあえずあと一息、デルタ航空のマイルを目標までため、特典航空券に交換。
旅行を実現させ、それからのことは、その時に考えます。


お読みくださいましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
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