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鉄道版「どこかにマイル」 [旅行]

今月のはじめ、JR東日本が画期的な乗車サービスの発表を行ないました。

「どこかにビューーン!」で新幹線の新しい旅行が始まります
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220705_ho04.pdf
[PDF/2304KB]

サービスの概要としては、JR東日本は、輸送、生活、IT・Suicaの3つの事業を融合した
新たなサービス「どこかにビューーン!」を今年の12月から“えきねっと”で開始。
JR東日本がおススメする、JR東日本の新幹線駅の4つの行き先候補を提示。
そこからランダムに選ばれたどこか1つの駅へ、JR東日本のポイント「JRE POINT」
6,000ポイントで往復利用できるとのこと。
*出発駅は東京・上野・大宮の各駅(必要ポイント数は共通)
*行き先は東北新幹線の那須塩原~新青森、秋田新幹線の盛岡~秋田、
山形新幹線の福島~新庄、上越新幹線の上毛高原~新潟(ガーラ湯沢含む)、
北陸新幹線の安中榛名~上越妙高間のいずれかとなります。
なお、新青森より北は北海道新幹線となるため、さらに北陸新幹線の
糸魚川以西はJR西日本の管轄となるため、対象外となります

また、同サービスの先行体験イベントとして「新幹線 どこかに冒険days」を
9月下旬~10月上旬にかけ、首都圏3カ所の駅で開催するそうです。
*「新幹線 どこかに冒険days」は、東京駅分は受付終了。
上野駅は7月31日、大宮駅は8月15日まで受付
*「新幹線 どこかに冒険days」イベントは日帰りでの実施になります

さて、これを見て、JR東日本のビューカード・えきねっと・JRE POINT会員でもあり
さらに、もと航空雑誌編集者…というか、JALマイレージバンク(というよりJALカード)
会員歴20年超の私が真っ先に思ったのは、

「これ、JALの『どこかにマイル』のパ…いや、そっくりじゃん!」

ネーミングといい(ほぼそのまんま)、必要ポイント・マイルの「6,000」設定といい、
行き先候補の「4カ所」設定といい、申し込みから3日以内に行き先決定といい
…なんかあからさますぎて。

いや、別に「どこかにマイル」の予想以上の好評を受けて、鉄道でも同じことを
やってみようかな…と考えたアイディアに対しては、決して反対しません。
今は、鉄道も航空も、とにかく公共交通業界については、キビシイ状況が続き
トンネルや雲海を抜け出る見込みもなかなか立ちづらいと思います。
だから、真似されたJALのほうも、怒るというよりは、一種同情の気持ちもあって
今回のJR東日本の企画を、許容しているのかもしれません。
*それにしても…「どこかにビューーン!」って、音引き(ー、長音)を
2つも付ける必要があったのだろうか

ちなみに、個人的には…
前にも書いたように、JALマイレージバンク会員歴20年超になる私ですが、
実は、リリースされてもう5年余りたつ「どこかにマイル」を、
一度も利用したことがありません。
いや、正確には、利用しようと思ったこともありません。

もちろんかなりお得に旅が楽しめるシステムだってことはわかってますが。
マイレージをため続けてきた立場から言えば、たとえ6,000マイルとはいえ、
ほとんど飛行機に乗る機会がなく、もっぱら陸マイラーを貫いてきた身では
それだけのマイルをためるのが、どんなに大変なことか。

また、行き先がどこになるかわからない分、ワクワクの楽しみがあるのも
否定はしませんが、実際、若い頃ならともかく、老い先短く(!)なってくると、
自分が行きたいところに、確実に行きたいという気持ちのほうが強くなって。
そういうのに、マイル(ポイント)やお金や時間をかけて参加するのって、
正直、気が進みません。

ましてや、「どこかにビューーン!」のほうは、生まれてこの方
ずっとJR東日本エリア(旧国鉄時代も含む)に暮らしてきた人間にとっては
どこも行き飽きた…ってわけでは決してないのですが。
帰省とかもダンナのクルマで行っちゃうからなあ。
やっぱり貴重な、マイルにもましてためにくい「JRE POINT」を
こういうことに使うのは、やっぱり抵抗がありますよねえ。

むしろ、類似のサービスならば、ANAの「トクたびマイル」のほうが
自分で行き先選べて便利ですよね。
片道3,000マイルから利用できるし(4,500マイル、6,000マイルなどもあり)
JAL「どこかにマイル」の東京や大阪、福岡のほか、札幌や名古屋などの
設定もあるのはありがたいかも。
*この情勢下でも、粛々と行われているようです
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/promo/wa_t/

でもなあ。ANAマイラーでもある私なんだけど、いろいろ事情あって
ANAのマイル獲得活動は、ただいま休業状態。
やっぱり「トクたびマイル」にも、参加する予定は今のところありません。

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#青春18きっぷ発売40周年 [旅行]

JR線を中心に、全国の普通列車・快速列車が期間限定で乗り放題になるという
お得な切符、「青春18きっぷ」。
*青春18とありますが、年齢制限はありません

初めて発売されたのが、昭和57(1982)年の春といいますから
今年でちょうど、発売40周年となります。
もっとも、当初の名称は「青春18のびのびきっぷ」。
それが翌年には早くも、現名称の「青春18きっぷ」に改められています。
*個人的には「のびのびきっぷ」で略したほうがよかったんだけど
「延期」という意味合いもあったりするからかな

発売当初の値段は、1日券3枚と2日間1枚のセットで8,000円。
利用期間は3月1日~5月31日まで設定され、今みたいに4月上旬までチマチマ、
なんてことはなく、GWも含め結構長い期間利用できました。

また、同年夏季には1万円に値上げされましたが、1日券が1枚増えたことで
6日間も普通列車乗り放題になったのです。
これは(現在もそうだと思いますが)、乗りつぶしをやっている人には
うってつけの切符。私なんか、1983年夏に「青春18」2セットを使って
12日間で関西・中国地方の36線を踏破しましたもの(笑)

それが翌1984年には、また5日間に逆戻り。利用できる期間も徐々に縮小。
そして1996年には、悪名高き、「1枚のきっぷに5回分まとめたもの」になりました。
「青春18」は複数人数の利用も可能なのですが、1枚のきっぷだと同一行動を
強いられることになり、例えば、自宅-集合・解散駅間の行程の運賃は
(JRの普通列車に乗っても)各自で負担など、家族以外のグループ旅行には
結構不便になりましたよね。

さて私、前述のとおり、乗りつぶしの際に大いに利用させていただきましたが
栄えある第1回(もちろん当時は国鉄)、1982年春季用を買ったとき
記念すべき1日目はどこに行こうかと決めたのが、日本一の富士山を仰ぐ旅。

上京して1年弱。都内でも天気のいい日は、小さい富士山は見えていましたが
当日は快晴で、身延線に乗って、秀峰を車窓から間近に見た時の感動といったら!

またこの日は、当時国鉄では唯一、旅客列車が一日1往復しか運行されてなかった
清水港線(清水-三保間、1984年廃止)にも乗り、のどかな夕暮れの港町の
風景を楽しみました。

ああ、あの頃が懐かしい!

今は乗ろうとしても、乗れる路線も列車も相対的に減っているし
特に地方など、「クルマ社会」がすっかり進展していて、鉄道で行くのが
不便で仕方なかったり。
個人的には、仕事などで首都圏近郊はあらかた行っているせいか
ちょっと遠くまで日帰り旅行を楽しみたくても、自宅から「普通列車だけで」行くのは
時間がもったいないと思うようになったり。
経済的なこともあってか、「青春18きっぷ」は、たまにしか買わなくなりました。

今年の「青春18」、発売することは発売するのですが(各種規定はほぼ例年どおり)
状況が状況だけに、ひっそりとポスターが貼られているだけ。
発売40周年(アンド鉄道開業150周年)の記念すべき年なのに
なんかキャンペーンをやってる、って話は少なくとも私の周囲では聞いてません。
*春季きっぷを「発売当初の値段(8,000円)で発売」というキャンペーン、あれを私は
発売20周年の2002年だと思い込んでましたが、JR発足20周年の2007年だったんですね

ともかく私、しばらくは「青春18きっぷ」を買うことはないでしょう。
少なくとも今年の春季・夏季は。


追記:
JR東日本のエリアの場合、50歳以上の「大人の休日倶楽部」会員だと、
4~5日間、JR東日本や(券種によっては)JR北海道の新幹線や特急などにも乗れる
「大人の休日倶楽部パス」というのが期間限定で発売、購入できるのですが
あれ、有効期間が「連続する4(5)日間」に限定されるのを改良してくれませんかねえ。
「青春18」みたいに、連続しなくとも有効、であれば、天気のいい日を選んで
日帰りで行ける範囲が、ぐっと広がるのに。


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2021年10月31日から、特典航空券における一部空港の使用料が変わる [旅行]

ちょっと先の話ですが、JALやANAでは2021年10月31日以降、
特典航空券における国内線旅客使用料(以下、PFC)を一部空港に適用。
必要マイル数が変わったり、追加料金が徴収されたりするので、お知らせします。

まずはJALから。詳細はこちらのページにあります。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2021/jmb/210730/

対象は、新千歳(女満別線除く)・仙台・羽田・成田・中部・伊丹・関西・福岡・
北九州・那覇の各空港。
上記の空港を発着する国内線を特典航空券で利用する場合、空港によって、
100マイル(福岡・北九州)~440マイル(中部)の追加マイルが必要になります。

例えば、羽田-伊丹を特典航空券で利用する場合、10月30日まで申し込めば、
片道分はこれまで通り6000マイル(往復は2倍)で交換できるのですが。

10月31日申し込み分以降は、6000マイル+羽田のPFC分290マイル+伊丹のPFC分260マイル
=6550マイルが必要になります。結構必要マイル数が多くなるんですね。
マイルをためてる人は、要注意です。

次はANA。ANAの場合は、マイル数が変わるのではなく、追加分は必要マイル数減算時に
クレジットカード引き落としによる代金徴収になります。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/news/info/2021/210108_flightawards.html

そのほか、JALと違うのは、以下のとおりです。

*対象空港は共通。だが、追加代金が空港ごとに若干異なる。
100円(北九州)~450円(成田)まで。3歳以上12歳未満は半額。
おおむねJALの1マイル=ANAの1円とみておけばいいけど…

*JALは、国際線特典航空券に含まれる日本国内区間は対象外だが、ANAは対象

*ANAは2021年10月31日以降搭乗分に適用になるが、発券は2021年8月29日以降。
つまり、現時点で2021年10月31日以降搭乗の特典航空券を予約すれば、PFCが徴収される

うーん、人それぞれでしょうが、個人的にはマイルが加算されるよりも、
クレジットカード引き落としで徴収されるほうが気が楽ですね。

国内でも、まだ気軽にあちこちに行ける状況ではありませんが、
秋以降の搭乗を予定している方は、チェックしてみてくださいね。


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平成最後の鉄道旅 [旅行]

これまでは月の末日に更新していましたが、今後は原則として、比較的時間がある
その月の最終金・土、あるいは日曜のいずれかの日に、記事をアップする予定です。

さて、「平成」も残すところあとわずかとなりましたが、私も今日から10連休。
じつは昨年は、当時の勤務先の変則シフトの都合で、なんと「11連休」が実現していたので、
それよりは一日短いですが(笑)、当時の状況など振り返ると、経済的にはともかく、
精神的には今年のほうがずっと余裕があります。

てなわけで、今年は私も、2泊3日の国内旅行ですが、明日から4月30日まで
文字どおり、平成最後の旅に出る予定です。

行き先は東北。目的は2つあって、ひとつは両親の墓参り。
そしてもうひとつは、先日やっと「縦貫」が実現した、三陸鉄道に乗ることです。

何しろ、小学生~中学生にかけてのおよそ2年の間、住んでいたところの最寄り駅が
8年ぶりにようやく復活したのですから。

1984(昭和59)年の開業初日(4月1日)に、当時の国鉄山田線をはさんで全線乗った自分としては、
今回の「全通」についても、当然3月23日の運行再開日に乗ることを望んでいたわけですが、
招待客でなければ願いがかなわなかったわけだし、何よりも、お金がないし、休みもとれなかったしで…。

かくいう今回の旅についても、往復はダンナが運転するクルマ。
両親が眠る墓は、三陸鉄道からかなり離れた場所にあり
スケジュールの都合からいっても、2泊3日で効率よくまわるのは難しい状況。
列車の運行ダイヤも必ずしも便利なものとはいえませんし。
盛~久慈間の踏破はかなわず、一部区間の乗車になる可能性が大です。
(それでも、旧山田線区間は通しで乗りたいとは思いますが)

正直、当地への訪問は長いことごぶさたしておりましたし
加齢のせいか記憶力の著しい低下を実感する今日この頃(泣)。
現地に行って、どれだけ当時のことを思い出せるかわかりませんが、自分なりに楽しんでくるつもりです。

なお、今回の旅行の模様は、現在旅行記の更新が途絶えている
アメブロの「女子大生 国鉄全線 ひとり旅」がひととおり完了した後に公開する予定です。
そのため、しばらくお待たせしてしまうことになりますが、あらかじめご了承ください。

えっ、旅行から帰ってきて、5月に入って(つまり「令和」になって)からの
残りの休みで仕上げればいいだろうって!?
そりゃああなた、昨年の11連休で経験済みですが、長い休みもあっという間に過ぎるもの。
いろいろ予定を立てても、結局全部こなせないのは目に見えています。
ほかにも片付けなけりゃならない雑用が山ほどあるし。

それでも、遠くない将来にはアメブロの旅行記をまとめ、出版にこぎつけるという目標があります。

改元後の話になりますが、トラベルライターとしての復活も絶対に成し遂げる夢を抱いてます。
今後も引き続き、応援よろしくお願いします。


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香港鉄道旅(5)はじめてのLCC [旅行]

飛行機の時間が迫っていたと前回の記事の最後に書いたけど、
じつは乗る予定の飛行機の出発時刻は、翌日のAM2:00。
空港に向かうMTRに乗って市街地を後にしたのが20時台で、空港まで1時間もかかりませんから、
充分間はあったんですけど。

14年前の香港旅行の時、乗りつぶしを途中でやめて空港に向かい、チェックインしたけど
出国手続きに手間取り、結局、空港でアナウンスされて飛行機の出発時間を1分ほど
遅らせた前科があったので、大事を取って…というのがひとつ。
そしてこの日も昼食をとってなかったため、市街地で店選びや言葉の不安に迷うよりも
早めに空港に行って、夕食と兼ねて食事をとってしまおうと思った次第。

今回の「エアポートエクスプレス・トラベル・パス」はエクスプレス列車に乗れるのは
片道(往路)だけだったため、途中の青衣駅までMTRの普通列車で行き、そこから
エクスプレス列車に乗り換えようと思ったところ、ちょうどその日からエクスプレス料金が値上げ。
前日までの60香港ドルが65香港ドルに(泣)。
オクトパスカードにチャージしていた分も、残り少なくなっていました。
果たしてちゃんとした食事は取れるのか。

雨の中を走るガラガラのエアポートエクスプレス。駅で降りて第2ターミナルのほうに向かいましたら、
いかにも新しい、近未来的な雰囲気さえ感じさせる空間が目に飛び込んできました。

行きはJALを使ったけど、帰りはANA8500マイルで換えたLCC「バニラ・エア」の
特典航空券を利用するのです。そのチェックインカウンターは、第2ターミナルのほうにありました。

まだチェックインの時間までは間があるのですが…店はさすがにたくさんあるのに
なんか、閉まりかけてるところが多い…まだ、21時前というのに!
自分の使うバニラ・エアを含め、2タミはLCCばかり。出発時刻の設定を考えるともう少し、
遅くまで開いてる店が多いと思っていたのですが…。
しょうがない、天下のメジャーエアラインが並ぶ第1ターミナルに行ってみるか。

結構時間がかかった1タミへの移動。ところが、さすがに利用客で賑わっているものの
店のほうは、やはり閉まりかけてるところが多くて(特に食事の店)。
アジアきっての24時間営業、国際的ハブ空港のはずなのに。
なんとか中華レストランで炒飯と飲み物をオーダーして口に入れたけど、今ひとつ口に合わず…
やはり、選択肢の多い街なかで食事をすべきだったか。

クッキーの土産品を買ったり、コンビニで軽食を買ったりして、オクトパスカードの残金を、
今回は0にする方向で使い切り。
その他、空港内のコンセントでスマホの充電したりして、
眠い中チェックイン開始時刻まで時間をつぶしたりしたけど、
第2ターミナルのカウンターで言い渡されたのは、結局、第1ターミナルから搭乗してくれってこと。
結局、二度手間じゃないですか(号泣)

しかも、手荷物検査のときに紙パック飲料を持っていたのを指摘され、没収。
飛行機に持ち込めないのは、ペットボトル飲料だけではなかったんですね。

かなり長い搭乗口までの道のり。A320の最後尾に近い席にやっと腰を下ろしたとき。
周囲は学生然とした若い人たちばかり。日本人よりも、香港人らしい人たちのほうが目についたかな。
カップルも多かったけど、家族連れやビジネスマンはほぼ皆無。

もっと狭苦しいかと思ってたけど、足回りなどはそれほどでもなく。
それより、音楽プログラムは当然ないし、飲み物や食事はすべて有料。
*機内誌はなかなか面白い内容でしたけどね

CAさんたちも男性の比率が高いのはいいんだけど、安全運航のデモンストレーションとか
(ほぼ日本語でアナウンス)、まるで、学校の生活指導の先生に注意されてるような
そんな印象ももちました。大手のそれとは、ひと味違いますね。

あまりに眠かったんで、飛行機が離陸するなりすぐ寝付けたけど
行きと同じく、飛行機が揺れる揺れる! 直前に食べた脂っこい中華料理のせいで気分が悪くなり、
ラバトリーに駆け込む一幕も。
こんなときはケチらずに、有料でも飲み物をオーダーしておけばよかったかな。
日本円でも香港ドルでも現金は持ってたわけだから(ただし、外貨コインは使えないみたいですけどね)。

日本に近づくにつれ気流が安定し、青空のなかに富士山の姿もはっきりと。
しかし、行きのJAL便であった富士山が見える旨アナウンスは、一切なし。
まだ朝早く、乗客のほとんどが眠りについていたからかな。

7時25分、ほぼ定刻に成田空港着。タラップを降りて乗り込んだバスが向かったのは
これまた初体験の第3ターミナル。
中に入ったとたん、「えっ、ここは居酒屋!?」みたいな空間が広がっていました。
広い飲食スペースで、大勢の人が賑やかに食事をしていたのです。

その賑わいを素通りし、残っていた香港ドルを日本円に換え、第2ターミナルに移動。
JALカード利用でマイルが2倍貯まるレストランで朝食をとり、
JALカード利用でマイルが2倍貯まるリムジンバスのカウンターでチケットを買い、
帰宅の途につきました。すっかり夏の陽射しに包まれ、バスの中では思いっきり爆睡。
無事に旅を終えたことにホッとしました。

以上で、香港鉄道旅行記は終了いたします。
今回の旅では、行きはJAL、帰りはLCCのバニラ・エアいずれも特典航空券で利用したわけですが、
つくづく、マイルに関する知識があってよかったと思いました。
特典航空券は片道だけでも利用できるんだということ。
そして、ANAのマイルがLCCの特典航空券として利用できるということも。

JALはともかく、通常でも成田-香港が1万円前後で利用できるLCCまで特典航空券を使うなんて…
と当初は思いましたが、その時は予測できなかった、秋以降の経済的苦境を思いますと
つくづく特典航空券を利用してよかったと、あらためて思っています。

香港の鉄道乗りつぶしは、もういいかな(苦笑)
もし次回行くとしたら、今度は天気のいい時期に訪れたいな、と思います。
ゆったりしたスケジュールで、おいしいものも食べながら…。

今日は11月30日。国鉄全線を踏破した日にあたります。
最後の乗りつぶし路線となった三江線は、来年の今日は、もう廃線になっているはず。
あえて乗りに行こうとは初めから思ってなかったけど…。

現在の会社勤めの仕事、来月は数日間しか出勤日がなく
ほかにアルバイトでもしないと、と求職に迫られてる状況ですが、いまだに仕事が見つからず。

じつは明日から、ダンナのANAマイルで換えた2人分の特典航空券を利用して
彼は久々、私は今年2回目の九州旅行に出かけます。
でも、体調不良もあって、今ひとつ気分は晴れず。

今年の夏あたりまでは、仕事への期待に胸を膨らませていたこともあったのですが
どうやら今年も、「試練」の年として締めくくることになりそうです…。


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香港鉄道旅(4)とりあえず何とか「全線」踏破 [旅行]

結構よく眠れたけど、朝起きたとき、体の不快感を意識。どうやら、風邪をひいたみたいです。

思えば日本の同時期に比べ大変に蒸し暑く、すぐ冷房の効く屋内や車内に飛び込む日々。
しかもその冷房が効き過ぎるくらい効いていて、さらに乗りつぶしともなるとほぼ一日中、
そんな環境で過ごすわけですから、こうなるのも無理はなかったか。
*ちなみにこの記事を書いている日(2017年10月31日@東京)も、偶然にも風邪気味。
決して風邪をひきやすいほうではないんですけどね

でもここまで来て、弱音を吐くわけにはいきません。
今日が実質、香港滞在最終日。翌日深夜2時発の便で帰国の途に就くわけだけど
今朝のうちにホテルをチェックアウトし、重い荷物を預けてから、乗りつぶしに
取りかからないとならないのですから。

というわけで、今日は新界地域を走る東鉄とその支線、沿線にある鉄路博物館への再訪、
そして開業間もないMTR南港島線などに乗ることを予定してます。
最初に向かった先は、新界地域の主要駅のひとつ、沙田駅。
インターネットで旅行前に調べたところ、ここの駅前にあるショッピングセンターに
オクトパスでの決済が可能で、比較的空いていて旅行者でも利用しやすいロッカーがあるようで…
しかもそのショッピングセンター、14年前にも行ったことがある、「スヌーピーズ・ワールド」を
併設するショッピングセンターではありませんか!
ピーナッツのメンバーのなかでも、黄色い鳥のウッドストックをこよなく愛する私、
ひとり興奮したのを覚えています(遊園地としては子どもだましみたいだったけど…)。

14年ぶりに訪れた「スヌーピーズ・ワールド」は、雨のためか閉鎖されてました。
その「スヌーピーズ・ワールド」のゲートが窓越しに見晴らせる場所に、
コインロッカーは見つかりました、いよいよ、異国での荷物預けにチャレンジです。

しかし。中国語はもちろん、英語もおぼつかない私。その2カ国語からしか利用案内が選べず、
やむなく英語を選択したけど、モタモタしているうちに機械が勝手に6桁の暗証番号を設定。
あわてて数字を書きとめたつもりだったけど、あれ、ホントに正しいのかなって…。
若い頃は記憶力に自信があったけど、今は同年代の人と比べても記憶力は平均以下。
「もし間違った番号だったらどうしよう。どうやって係員に伝えたらいいんだろう」
正直、しばらく気になって、乗りつぶしを楽しむ気分にはなれませんでした。
今日も悪天候のせいもあったけど。

さらに乗りつぶしに対するテンションを下げる出来事が。
偶然乗った北行きの列車で、沙田の次に停まったのが馬場駅。
「あれ、この列車、馬場駅を経由するの?」

沙田-大学(香港中文大学)間は通常は、火炭という駅を通るのですが
競馬開催日には開催時間に合わせ、競馬場最寄りの馬場駅を経由する列車も走ります。

でも14年前に同じ路線を踏破したときは、馬場経由は夕暮れ時に運行されてましたから
てっきり、夜まで待たなければいけないと思い込んでいたのです。
その日は日曜日。競馬は日中の開催。そういえば、14年前は水曜日で、
その時は平日なのでナイター開催でした。
そんな、ちょっと考えればわかることを、現地に行ってから気づく羽目に。

「あーあ、コインロッカーについても、もったいないことをしちゃったな」

知ってるかたもいらっしゃるかもしれませんが、香港の繁華街、尖沙咀には
JCBプラザラウンジというのがありまして、JCBカード会員なら当日中(18時まで)に限り無料で、
荷物を預かってくれるのです。もちろん日本語での利用OK。

私はJCBカード会員(ANAカードのJCBブランド)ですし、当然利用を考えてましたが
前述のように、新界乗りつぶしは夜までかかると思い込んでいたので
新界で荷物を預けて、終わってから荷物抱えて都心まで戻ろうと思ってました。
なんだ、こんなことなら、はじめっからJCBプラザのほう利用すればよかった。
そうすれば、コインロッカーの暗証番号うろ覚えでどうしようなんて、要らぬ心配をしなくても済んだのに。

とにかく、悔やんでもしょうがありません。まずは14年越しの夢を実行に移すこと。
東鉄を上水まで乗って(それより北はエアポートエクスプレス・トラベル・パスでは乗れず、
事実上中国ビザが必要なので断念、同じ理由で落馬洲線も乗らず)、
引き返して2004年開業の馬鞍山線に(乗っているときに軽い違和感を感じましたが、
なんと全線が右側通行という路線でした)。また戻って、太和駅から鉄路博物館へ。
14年前に大埔墟駅から行ったときに比べほんの少し近く、案内板も完備していて
行きやすくなってました。再訪で驚いたことがもうひとつ。
人けのなかった前回に比べ、団体客を含め、来訪者が結構多かったこと。
展示物などはほとんど変わってないんですけどね。その日が日曜日だということを考慮に入れても、
おそらく、香港にあっても一般の人にも鉄道人気が浸透してきているのかもしれません。

これでひととおり新界地区は片付け、あとはMTR南港島線を残すのみ。
博物館を訪れた頃から雨はあがっていたけれど、相変わらず昨日に引き続き昼食抜き。

無事にコインロッカーの荷物も引き取ることができ、また重い荷物を持って
あらためて尖沙咀のJCBプラザに荷物を預け、身軽になって。
そして現地時間の17時少し過ぎ、いかにもベッドタウン路線の南港島線を踏破。
ひとまず、今回の目標分の「完乗」は達成しました。

再び、雨が強くなってきました。
帰りの飛行機の時間までまだ余裕があったので、最後に、ちょっと行ってみたかったところ。
今回泊まったホテルの近くを走る、トラムの北角支線。
市場の中を2階建てトラムが人をかき分けるように走るということで、
ちょっとした名所になっているところです。

もちろんこの路線にはすでに乗ってましたが、あいにく、ほとんどの店が閉まっていた後だったので、
かき入れ時の風景を確かめたくて、足をのばしました。

また雨が強くなってきています。
なんとなく雰囲気は実感できるけど、いかんせん光量が足りず、写真が全然うまく撮れない…。

そのうちに飛行機の時間が迫ってきました。
雨が降りしきる中、私はMTRに乗って、空港へと向かいました。


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香港鉄道旅(3)2つのトラム、土砂降りのなか踏破 [旅行]

前回の記事では書かなかったけど、1日目の夕食と2日目の朝食を買うため
ホテルの近くのスーパーを利用したんですが、そのとき使ったのがICカード「オクトパス」。
そう、日本の「Suica」みたいに、香港でもずいぶん前から(むしろ日本に先駆けて)
電子マネーとしてコンビニとかスーパー、ファストフードなどで使えるようになってるんです。

さて2日目。現地時間、朝の7時に目覚ましセットしたけど(日本だと8時)
目が覚めたのが現地の6時少し前。いやあ、日本だと5時台に起きる生活してるんで
これでも少し寝坊したほう。習慣って恐ろしいですね。いったん起きると、もう眠れなくなっちゃう。

いつものように朝シャンをして(うちは朝風呂)、ご飯食べたけど
なぜかその後出発するまで時間がかかってしまいました。
というのも、この日は郊外の新界地区にある軽鉄(LR)の路線を乗りつぶそうと思ってたんですが、
具体的な計画を何も考えてなかったので…。

外は起きたときからずっと雨。傘をさし、地下鉄の駅まで向かい
土曜というのに結構混んでる電車に乗り、都心にある尖沙咀駅に。
そして連絡通路を十数分歩き、西鉄の尖東駅へ。ここから屯門行きに乗るのです。

前回、14年前に軽鉄に乗ったときは、西鉄が開通する直前でしたので
いったん、郊外に向かってからバスに乗り換えて、軽鉄のあるエリアへ。
これが手間や時間がかかってとてもしょうがなかったので、西鉄の開通は
観光客はもちろん、地元にとってもうれしいニュースだったのです。
何しろ、都心と屯門を、40分くらいで結んでくれますからね。通勤や買い物もすこぶる便利に。

事実、この日、9時50分頃に尖東から西鉄に乗り、屯門到着が10時半頃。
軽鉄乗り場はすぐ近くにあり、すぐさま来たトラムに乗車。
ホテルで出発直前、あれこれ乗りつぶしルートを考えてたけど
結論として、とにかく、そのとき来た電車に乗ることにしました。
軽鉄には特に時刻表は掲示されてませんし、電車は結構ひんぱんに来ますから。

西鉄の開通とともに、観光客にとって格段に便利になったと思う点がもう一つ。
それは軽鉄が2007年に、地下鉄などを管轄する港鉄の傘下に入ったため
旅行者用の「エアポートエクスプレス・トラベル・パス」で3日間(最初の乗車から72時間)
乗り放題のエリアに入ったこと!

以前は「エアポートエクスプレス・トラベル・パス」で乗り放題だったのはMTR、
いわゆる地下鉄を中心とした路線だけで、東鉄や西鉄、軽鉄は
あらかじめチャージされている20香港ドル分を除いては、新たにチャージしないと乗ることはできず。

しかも軽鉄の場合、1乗車につき2時間までの有効期限があって。
軽鉄の駅は無人駅というか、簡易改札機が主流で、しっかり計画を立てれば
少ない運賃で効率よく乗りつぶしを行うことも可能ですが、結局は2時間のしばりを
気にしなければならず、前回は大変苦労した思い出がありまして。

それが乗り放題ですと、そういうこともほとんど気にせず済むので
精神衛生上もよかったですねー。

土曜の昼は、地元の家族連れが主な乗客。
白い塗装の、以前は見かけなかった車両も数多く目にしました。
でも。当時開業してなかった「銀座」駅に行き
駅前にある「日比谷」ビルと「有楽町」ビルが健在であることを確認した以外は
ろくすっぽ観光らしい観光もせず、昼ご飯も食べそこない
雨の中、もっぱら乗りつぶしに集中。なんとか「完乗」したのが16時少し前。

空腹を抱えたまま、次に向かったのは再び空港方面。
こちらも14年前には開業してなかった香港ディズニーランド、もとい、
香港ディズニーランドへの鉄道連絡線に乗るのです。

噂には聞いてましたが、車両の窓の形は人気キャラクターの輪郭をあしらったもの。
日本にも同じような電車が走ってますよね。
雨だというのに、土曜だったこともあって、すごい人混み。
ディズニーランドの園内にも鉄道はありますが、今回はそちらのほうには
乗る計画は立ててませんでしたので、とんぼ返りで。

そしてこの日の最後は、もうひとつのトラムというか、こっちのほうがつとに有名な
香港島を東西に走る、2階建て電車への乗車!
もちろん14年前にも乗りましたが、乗ったのは滞在最終日。あまりにゆっくり走るため
飛行機に乗り遅れるかもと不安になり、途中で乗りつぶしを断念したもの。
今回はもうかなり遅い時間だったけど、香港の終電は軒並み遅いし
あとはホテルに帰るだけだし、心おきなく!

とはいっても、トラムの西の起点である堅尼地域(ケネディタウン)を出たのが20時少し前でしたが、
降り続く雨はますます強くなり、開放的な車内には雨がひっきりなしに吹き込み、
窓を閉めても隙間から入ってくるほど。
周回になっている、ハッピーバレー競馬場路線の途中駅で乗り換えたときは、もう滝のような豪雨!
衣類も靴も何もかもビショビショ!

終点に近づくにつれ乗客もめっきり減り、心細くなり、最後は私ひとり。
とりあえずトラムを乗りつぶし、14年前のリベンジ(?)を成し遂げたけど
終点駅から最寄りの地下鉄駅への行き方を調べてなかったため、暗闇の中で一瞬不安に。
でも、近くに掲げられていた日本語交じりの簡単な案内図を頭に入れ、通行人の流れに従い、
なんとか地下鉄駅へ。ホテルに着いたのは23時過ぎ。前日とほとんど変わらない時間。
しかも、夕食の時間も一緒。

そうそう、この日も、夕食と朝食のパンと飲み物をまとめて買って、ホテルの部屋でとりました。
やはりオクトパスを使って、今度はホテルの近所のセブン-イレブンで買い物したけど、
香港のセブン-イレブンって、レシートをくれないんですね。


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香港鉄道旅(2)雨に煙る夜景 [旅行]

私が初めて、香港の鉄道乗りつぶしに挑戦したのが2003年の12月。
その時になかった区間が、空港のすぐ近くに開通していました。
エアポート・エクスプレス線の機場(空港)-博覧館です。

香港の中心部方面とは反対側に延伸されたひと駅区間は、もちろん一般の観光客が
利用することはほとんどないでしょうが、「完乗」を目標とする私には必須。
ホテルに向かう前に、こちらに乗ることにしました。

エアポート・エクスプレスの始点・終点はすべて博覧館駅のほう。
ホームに向かい、ほどなく電車は来ましたが、すぐそこにあった案内板には
「えっ、博覧館駅へは、ICカードのオクトパスでは乗れないの?」

やむなく現金5香港ドル(日本円で約75円)で切符を買って、1本次のに乗り込み。
海を見ながら、ものの1分ほどで着いた博覧館駅は、日本でいうと幕張のような
何かのイベントを行なう会場のような博覧館(英語名アジア・ワールド・エキスポ)の最寄り駅。
思ったよりも少年少女たちが集まっていて(学校の行事でもあったのか?)。

外に出ると、モワッとした暑くて湿っぽい空気。ああ、これが香港の夏なのね。
そそくさと駅に戻りましょう。「なんだ、オクトパス使えるんじゃないの」
かざすとガシャッと5香港ドルが差し引かれ、また機場駅へ。
そして機場から、あらためて「エアポートエクスプレス・トラベル・パス」を使用。
一路、都心の香港駅へ。ちょっと運賃がお高いせいか、乗客は少なめ。

窓の外には、懐かしの超高層マンションが立ち並ぶ風景。
首都圏だと湾岸とか、最近は武蔵小杉のタワーマンションとかが話題ですけど
そんなの目じゃないって感じで、香港では昔からあちこちにドカドカと立ってます。
地震はない(といわれてる)地域ならではの光景だけど、つい心配になってしまう。

香港駅に着いたのが、現地時間で午後4時55分頃。それから長い通路を歩き、リフト乗ったり何だりで
MTR(地下鉄)の港島線に乗り換え。
ちょうど夕方のラッシュ時で、勤め帰りの人がたくさん。
女性などは結構オシャレしたり、化粧に気を遣ってる人も多いけど、いかんせん南国育ち。
「地黒」の女の子たちばかりなので、ただでさえ日本からの観光客、しかも北国育ちということを
抜きにしても、色白の私はかなり浮いて見えますね。

さて今回の宿泊ホテルは、前回と最寄り駅が同じ港島線北角駅。
都心にほぼ隣接。交通の便がいいのに下町情緒あふれた感じで
狭い商店街を2階建てトラムが走る光景が見られることでも有名なエリア。

だから、ある程度勝手は知ってる環境だけど、ホテルは14年前よりランクは下。
ネットで見つけて予約し、前に泊まったホテルより駅にはグッと近いけど、
泊まってる人は中国人のほか東南アジア系とか、旅慣れた欧米系の人が目につき、
日本人は見かけませんでした。
なお私の泊まった部屋は、30階建てホテルの28階。
ハーバービューということで、確かに海の見える景色はなかなかだったけど、何かあると大変かな。

夕暮れが迫っていたので荷下ろしもそこそこに、ホテルを出て早速、今日できる範囲での乗りつぶしを開始。
北角駅が起点となってる地下鉄線の既存路線と新しくできた支線を片付け
遠回りして地下鉄線を乗り継ぎ、この日のメインイベント、ビクトリアピークからの夜景を見に、
ピークトラムに乗ることに。

過去に一般の観光旅行で香港を訪れたときに、ピークトラムに片道だけ乗って(登り)、
ピークからの夜景は見ている(帰りはバス)のですが
14年前の乗りつぶしではなぜか夜道に迷って、トラム乗りも夜景見物も断念。
今回はガイドブックを読み込んでいたので、無事に山麓駅に着くことができました。

ところが。乗る直前になって、雨は本降りに。しかも週末(金曜日)の夜だけあって、駅は大混雑。
待って待ってやっと乗れた車両も激混み。地元の若者たちとか大陸からの観光客?
中国人の「おのぼりさん」も目につきましたね。

2両編成のトラムが発車。景色が斜めに傾いてたり、不意にワッと眺望が開け、
夜景が広がる素晴らしさといったら! 雨でも充分楽しめました。

…というか、山頂駅で降りたけど、頂上は雨に煙るって感じで、なんか今ひとつというところでしょうか。
有料の展望台もあるけど、そっちは長蛇の列。お金ももったいなかったし。

あと商業施設もあったけど、閉まってる店も多く、夕食は麓に降りてから食べることに。
ピークトラム下りは後ろ向きに走るけど「なんだ、こんなものか」という感想。
スリルはあまり感じなかったかな。

夕食場所も迷いに迷って、結局はホテル近くのスーパーでパンを買って、ホテルの部屋で食べることに。
時計は11時を回ってました。

さあ明日は、郊外の新界地区にある、軽鉄乗りつぶしにチャレンジです!


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香港鉄道旅(1)14年前のICカードが復活 [旅行]

2017年6月16日。前日の15日に誕生日を迎えた私は、羽田空港を飛びたつJAL便の乗客となっていました。
行き先は香港。9年ぶりの海外旅行の始まりです。

前回の記事に書いたように、今年8月でパスポートの期限が切れる前にぜひ、そのパスポートで、
2008年の台湾旅行に続く2度目の海外旅行を実現したいと思い
残存期間の関係で行ける場所は限られていましたが、その中から香港を選び
14年前、2003年の旅で果たせなかった「鉄道乗りつぶし」を完遂しようと。

…まあ実際は、予算やスケジュールの関係で、「完璧な」完乗は難しい状態でしたが
中国「本土」との境界駅まで行くことは諦め(どうせ証拠の写真撮影もできないし)
また、遊園地内の乗り物(香港ディズニーランド、海洋公園など)も対象外とし
それ以外の、MTR(港鉄公司)が運営する地下鉄、東鉄、西鉄、軽鉄(LR)や
香港島中心部を走る有名な2階建て路面電車(トラム)、そして夜景の名所、
ビクトリアピークと麓を結ぶケーブルカー(ピークトラム)にはできるだけ乗ろうと。

日本を発つ日は、梅雨の時期というのに、青空も見えていました。
本格的な国際線ターミナルが完成してから、初めての羽田発国際線利用となりましたが
なんて気持ちのいい空なんでしょう!

偶然にもたまっていたJALの1万マイルで、日本-香港間の片道特典航空券に引き換え。
整備の都合もあって、定刻より1時間ほど遅れ、午前11時過ぎにテイクオフ。

初めの頃は天気もよく、富士山が見える旨アナウンスもあったけど、ほどなく食事。
「でも今って、エコノミークラスは魚とか肉とか、選べなくなってるの?」
有無をも言わさず運ばれたのは、炊き込みご飯をメインにした和風のメニュー。

あと久しぶりに国際線を利用して驚いたのは、映画やビデオ、オーディオなどの
エンタメサービスが充実していたこと。
何しろ洋楽もJポップスも、年代別(1960年代とか70年代とか、おおよそ10年区切りで)に
ラインナップされ、個々の好みにより合ったチャンネルが選択できるように
(でもこれ言い換えれば、昨今は世代を超えたヒット曲が出にくくなってるってことだよね?)。

そんななかで私は、昨年のヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を、初めて
(テレビ放送のときは一度も見たことがなかった)1~3話まで鑑賞。
少女漫画のノリを知ってる人なら、充分に楽しめる内容でした。
あとは、麻雀パズルゲームの「上海」をチョコチョコと。

いったん窓にブラインドが下ろされたので、わからなかったけど
目的地に進んでいくうちに、空模様は怪しくなっていました。
そう、話には聞いてたけど、香港もこの時期は雨期にあたり決して、天気はよくないことを。
*そのときは数日前に台風が到来していたという話だったし

現地悪天候のため、アプローチに制限がかけられるとアナウンスがあり
何周か旋回の末、やはり定刻より1時間以上遅れ、午後3時近くにやっと着陸。
天気は予想していたよりも悪くなく、むしろ薄日さえさしていたほど。
(でも後で考えれば、香港滞在中はこのときが一番マシな天気だった)

荷物は預けてなかったけど(ショルダーバッグとボストンバッグひとつずつ、肩にかけていた)、
機内で入国審査カードを書いてなかったこともあり
空港内で用紙の置き場所を探し、なんとか書いて審査場へ。

しかし。結構時間をかけて、係員は私のパスポートを見ているのです。
おかしいな。前述のように、パスポートの押印は9年前の台湾の一度きり。
2003年の香港だって、出国手続きに手間取り、空港内を走って、日本行きの飛行機の
最後の客となったけど、そんなにメチャクチャ遅れたわけじゃなかったし。
そういう記録って普通は残ってないでしょ?

と思ったら、係員がパスポートと一緒に返してくれたのは、
「今年の8月13日までしか香港には滞在できません」という紙。

パスポートの残存期間が「入境時1カ月+滞在日数以上」あればOK、という貴重な条件により、
数少ない渡航可能地から香港を選んだのに。
いくら条件をクリアしてるとはいえ、残存約2カ月というギリギリじゃあ
たっぷり残ってる人に比べて、制限かけられるのは無理もないか。

とにもかくにも、なんとか入境。
その次はガイドブックの「日本よりも現地での両替がトク」というアドバイスに従い
1万円を658香港ドルに両替。

続いては、MTRのチケット売り場に行き、「エアポートエクスプレス・トラベル・パス」という
お得なチケットを、クレジットカードで購入。
このパス、空港と市内を結ぶエアポートエクスプレスという列車に乗れて、
そのうえ、最初の乗車時から72時間(まる3日間)、MTRのほとんどの路線に乗り放題という優れもの。

いいですか、香港の街ナカから郊外に張りめぐらされた、地下鉄、東鉄、西鉄、軽鉄のほぼ全て
(中国本土との境界駅乗り入れを除く)に、このパス1枚で乗れるんですよ!
新たなチャージは不要でね。
ちなみに私はエアポートエクスプレス片道1回分付きの250香港ドルのパスを購入。
片道2回分(往復)だと350香港ドルね。

さらに私は考えていたことがありました。
14年前の香港旅行の際買い求めていた、「オクトパス」というICカード。
ひょっとしたら使えるかなあ、と、今回の旅に持ってきていたのです。

日本の首都圏にSuicaが普及するより前から、香港の街ナカで交通機関はもとより、
買い物など、電子マネーとしても利用できるようになっていたオクトパス。
私も買って使いましたが、スケジュールのまずさから、結局乗りつぶしの夢は果たせず
若干のチャージ分も残したままで日本に持ち帰っていました。
今回の旅でも使えたら御の字かと。

ちなみに、「エアポートエクスプレス・トラベル・パス」にも新たにチャージすれば
オクトパスとして、トラムやピークトラムに乗れたり、買い物にも使えたりします。
でも私は、もし14年前の「オクトパス」が復活したら、トラベルパスはMTRの路線乗車専用、
オクトパスはそれ以外の交通機関や買い物にと使い分けてみようと思ったのです。

試しに、近くにあった使用履歴がチェックできる機械に「オクトパス」をかざして…。
あ、2003年の日付で、ズラズラと画面に表示されるではないですか!
つまり、まだ「有効」らしい。ホントに若干だけどお金も残っていたし。

でもこのままでは、ロックされた状態で使えないので、係員に頼んでロックを解除してもらい、
同時に残金は期限切れで無効となりましたが、まっさらな状態で、14年前の「オクトパス」が
見事によみがえったのです。

私は新品同然になった「オクトパス」に両替したばかりの香港ドルのおよそ半分、300香港ドルを
チャージし、エアポートエクスプレスに乗り込みました。14年ぶりの香港鉄道旅、出発進行!


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香港鉄道乗りまくり(14年前のリベンジ) [旅行]

明日は、香港が中国に返還されてから、ちょうど20年にあたる日。
*イギリスからみれば「移譲」ですが

20年前の今日といえば、私、駆け出しのトラベルライターだった頃で
女性誌の仕事で、栃木県の温泉旅館に、取材のため宿泊してました。

今でも覚えているのは、6月30日と7月1日をまたぐ時間帯、テレビ各局が
香港返還記念式典を実況中継していたこと。しかもNHKだけでなく、民放もほとんど全局!
まさに、かつての大みそかの「行く年来る年」状態でした。
…といって、今この例えを出しても、わからない人も多いかも(苦笑)

現地と日本とは1時間の時差があり、日本だと「その瞬間」は7月1日午前1時。
もう夢うつつ状態でしたが、旅館のフカフカ布団に寝っ転がって、
ボンヤリと画面を眺めていた記憶があります。

あれから20年。日本のテレビは返還20周年記念なんてどこもやってないようですし
私自身、トラベルライターの仕事から離れて久しく(号泣)
*昨年本は出しましたが、その後はまだ、トラベルライターとしての仕事はありません

それはさておき、先月の記事で、今年8月でパスポートの期限が切れる前に
ぜひ、そのパスポートでの2度目の海外旅行を実現したいと思い
香港への旅行を計画している旨、書きましたが。

実は、自分の誕生日(6月15日)の翌日、16日から19日まで2泊4日で、
香港鉄道乗りまくりの一人旅に行ってきたんです!
14年前にも試み、結局乗り残した路線があったことから、そのリベンジも兼ねて。
*前回の記事で「13年前」とお伝えしましたが、2003年でしたから14年前が正しいです

前回の記事を書いてから、やっぱり行きたいと思う気持ちが募り
いろいろ調べてみるも、6月はオフシーズンで格安ツアーもいっぱいあるけど
ツアーは一人参加だとおそろしく割高になってしまうんですよね。
かといって格安航空券+ネットで格安ホテル予約も、それ相応にお金がかかるし…

調べていくうちに、成田空港から香港に飛んでいる格安航空会社(LCC)のバニラエアを使えば、
片道1万円前後で香港に行けるということを知り。

それまでLCCなんて、原則マイルは貯まらないし(バニラエアもANA傘下ですが
フライトマイルは貯まりません)、正直、敬遠していたのですが
安さの魅力には勝てない。真剣に利用を考えるようになりました。

しかし。うちから成田までは遠い! 朝の便を利用するとなるとかなり早く家を出なきゃならないし、
夜に着く便で帰ってきても、その日のうちに帰宅できないかも!?
やっぱり、安さゆえのデメリットはあるもんだなあ。

それでももう少し調べてみると、なんと! バニラエアはマイルは貯まらないけど
ANAのマイルで乗れるということを発見!
成田-香港片道だと、ANA8500マイルあれば特典航空券に換えられるようです。

今年のGW、たまたま九州に行ったときにANAを利用し、それで約1万マイル貯まってたので、
そのマイルを使うことを決意。
まあ、お金を払ってもよかったのですが、特典航空券が利用できればそれに越したことはない。

で、バニラエアは帰国便(香港を深夜2時に出発する夜行便)で使うことにして
行きの便はどうしようと考えてたら、「そうだ、JALやANAのメガキャリアでも
特典航空券は片道だけでも使うことができるんだ」ということを思い出し。

ちょうどJALのほうも、およそ1万マイル貯まっていて。
日本発香港便の特典航空券は、往復だと2万マイル必要ですが、片道だと半分の1万マイルでOK。
「やった、JALもギリギリで片道航空券に換えられる!」

てなわけで、行きはJAL羽田発午前便を使うことになりました。

これらを決めたのが出発の10日前くらい。
あまりにギリギリだったけど、ホテル宿泊も含め、なんとか予定どおりチケットをゲットしました。

しかし。スケジュールはまさしく弾丸ツアーというか、おそろしくタイトな、
強行軍そのものになってしまい…。天気にも恵まれなかったし、写真も悲惨そのもの(泣)

実は今、勤めの仕事(正確にはアルバイト)が忙しく、明日も出社。
夜は疲れて帰ってきて、香港の旅行記をまとめる余裕が全然ありません!

なのでこの旅行記は、次回の記事以降、小出しにして皆様にお届けしようと思っています。
どうぞお楽しみに。


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