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マイルの基礎講座(10) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

最終講義:マイルとの付き合い方

こんにちは。今の時点で「マイル」といえば、「NHKマイルカップ」が
タイムリーな話題ですよね。しまった、どこかに「NHK」と入れとけば
もっとアクセス数が増えたかも…と、今頃になって後悔しているじゅめいむです。

さて、今日で最終回を迎えました「マイルの基礎講座」。
昨日も書きましたけど、初心者向けの基礎講座のつもりが自分でも思い入れたっぷりに
進めてしまい、一大データベースのようになってしまいました。
初心者はもちろん、ある程度マイルに慣れ親しんだ人にとっても
文が長いだけでなく、わかりやすい表現が少なかったと思われたかもしれません。
本当に、ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。

お詫び、というわけではないのですが、最終回の講義では、今までの自分の経験など
交えながら、この7年ほどの陸マイラー生活のなかでつかんだものとか、
自分のポリシーみたいなのを、思いつくままに、つらつらと書いていこうかと。
とりとめがなくなっちゃうかもしれませんが、よろしければおつきあいくださいませ。

で、私がマイラーの道を歩み始めるようになったのは、ホントにひょんなきっかけから。
2007年3月3日付のブログでも書いたりしてますが、航空雑誌編集者の経験をもち、そこで
マイレージについての記事を書いたこともあり、人よりは早く「マイルが如何なるもので
あるか」を知っていた、という意味では有利だったかもしれませんが、少し前までは
本気になってマイルをためようなんて、ほとんど思ったことがなかったのです。
「同じ会社の飛行機ばかり乗って、イヤにならないかなあ」とか、
「何も専用のクレジットカードまで持って、マイルを集めなくても」とか。
自分にはあまり関わりのない世界と思い、結構否定的だったのです。

それが、クレジットカード会社から「JALカードの案内」が届き、
CLUB-Aを選べば、入会ボーナス3,000マイルと、
入会後最初の搭乗で5,000マイルが手に入ると知り、即座に入会。
その前に取材で北海道や沖縄、広島などに行った時のフライトマイルと合わせ
当時、10,000マイルで交換できた、四国往復の特典航空券を獲得。
2001年2月末に2泊3日の旅行を実現することができました。

それまでは福引とか、旅行の当たる懸賞に夢中になっていた私ですが
いかんせん生来のくじ運の悪さが災いし、旅行が当たる、なんて縁は全くなし。
それがマイレージによる特典旅行だと、努力すれば、必ず夢はかなう。
その旅行をきっかけに、マイラー生活に本腰を入れようと決めたのです。

一方、沖縄取材の片道でANAを利用したことから、その頃にはANAマイレージクラブにも
入会(その時のマイルは有効期限内に使えず、失効)、
いち早くANAマイレージクラブに入っていたダンナとの沖縄や北海道旅行を機に、
やがてANAでも、クレジットカードのANAカードを持つに至りました。
また同じ時期に、手持ちのDCカードのポイントがノースウエスト航空のマイルに
交換できるサービスが開始され、「こちらもただポイント貯めてるだけじゃ
もったいない」と思い、ノースウエストのプログラムにも入会。
こうして、3社並行して、マイルを積算していく生活が始まったのです。
初心者だった私には、ある意味無謀とも思える挑戦でした。

達人さんたちによる指南書やホームページ、掲示板やブログ等を、
当時からちょくちょく見る機会はありましたが、人に教えを乞うのが嫌いな性分であるうえ、
「確かにすごい裏技だけど、自分でやるのは面倒くさそう」とか、
「自慢話に終始していて、初心者に接する態度がちょっと冷たいなあ」と
思えることもあったりして。

そういう本やサイトに頼って、裏技をわけもわからず真似したり、
下手に質問して「こんなこともわからないのか」と罵倒され、不愉快な思いをするよりは
独学でコツコツ、わかるところから手を付けていこう。

迷ったら、達人さんの本やサイトより、まず航空会社の案内書やサイトを調べよう。

疑問があったら、航空会社のほうに聞いてみよう。

最初は正直、がむしゃらに突っ走ったこともあります。
ポイントサイトの「無料入会ボーナス」でたくさんのマイルを得たのはいいけれど、
その分、余計なメールもたくさん来て、扱いに困ったり。

また、ショッピングでもボーナスマイルキャンペーンというのはしばしばあって
調子に乗って買い物をしているうちに、卒倒するほどの請求金額が届いたり。

その一方で、明らかにお得なキャンペーンを見逃したり、
コツを間違って覚え、せっかくのマイル獲得チャンスを逃したり。
失敗も山ほど重ねてきました。

でも月日が経つうちに、私もマイルのある生活に慣れ、親しみと余裕をもって
マイルと付き合うことができるようになってきました。

「陸マイル」の加算には、2~3カ月の余裕を見ておこう。
特に年末など、有効期限が迫ると大変だし。

マイルが手っ取り早く加算されるという意味では、「修行」も否定しない。
でも同じ乗るなら、行き先に目的を持って飛行機に乗りたいな。
友人を訪問、観光、温泉、祭り見物、お花見、動物園、なんでもいいから。

そして、ある程度のマイル数が積算されてくると
ちょっとやそっとじゃ、マイルの増減に動じないようになってくるのです。

そりゃあ1マイル足りないだけでも、特典に交換できないから
マイルに一喜一憂する、達人さんたちの気持ちもわからなくはない。
でも私は、損得よりも、自分の好きなことにこだわりたい。
いくらお得だからといって、自分にとって無理なこと、気が進まないものまで
やりたくはありませんから。

これも2年くらい前、せっかく手にしたロンドン行き特典航空券が、テロ勃発で
断念しなければならなくなり、12,000マイルが自分のもとに戻らずに、
みすみす失効してしまう事態になった時、悔しかったけど、同時に達観しました。
お金や休暇の問題だけじゃない。社会情勢、あるいは家庭の事情などで
旅行に行けなくなることもあるのだから。諦めも大切じゃないかって。

それでも屈せず努力を続けていれば、いつかきっと行けるようになる日が来ると。
こうしてこの7年の間、ANAの特典航空券で香港やバンコクへ旅行をしたほか
ラスベガス、ケアンズ、そして前述のロンドンと立て続けにキャンセルする羽目になり
「私はJALでは、特典旅行に行けない運命なのか」とまで思っていたJALについても、
2007年1月、JALグループの日本アジア航空の翼で、
台湾へ行く機会を得ることができたのです。

えっ、お前も自慢話になってるって? そう捉えてしまったらすみません。
しかし、初心は忘れずにいたいんです。

確かに後発ということもあって、ほかの達人さんたちのブログなどに比べても
まだまだ、及ばない点は多いです。
でも、マイラーになりたての初心者のかたにも、懇切丁寧にレクチャーしたい。
せめて、不愉快な思いだけはしてもらいたくない。

マイルのある生活が、皆さんにとって、楽しく、心を豊かにするものであるように。
こう願って、私はブログ「日日是マイレージ」を立ち上げました。

結論。「自分のペースを守り、自分なりのやり方でマイルをためましょう」
もし迷ったら、もちろん航空会社や関係機関に尋ねるのがおすすめですが
私でよかったら、いつでも相談に乗りますよ。

基礎講座はこれで終わりますが、今後とも「日日是マイレージ」のなかで
最新情報や知っておくとお得な話、マイルにまつわるこぼれ話、
あるいは自分の体験談などなど語っていくつもりです。
お気に召しましたら、いつでもお立ち寄りくださいませ。

それでは、また会う日まで。ご購読ありがとうございました!!


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マイルの基礎講座(9) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

マイルを特典に交換する

こんにちは。いよいよあと2回を残すだけとなりました「マイルの基礎講座」。
でも何か、自分でも思ってたんですけど、いつにも増して長文になってしまい
初心者向けの基礎講座、というよりは、一大データベースのようになってしまいました。
これも思いこんだら、とことん突き詰めてしまう自分の性格
(その一方で凝り性のわりに、飽きっぽいところもあったりするのですが)が
なせる技なのかもしれませんが、とにかくあと2回、おつきあいください。
このシリーズが終わりましたら、いつものブログに戻りますので
(といっても、いつもの記事も長文のクセが抜けないんですよね。スミマセン)。

さて常日頃から私、「なぜマイルをためるのか?」という質問に対し
きっぱりとこう答えてるんですよ。「正々堂々と、大手を振って海外に行くため!」
これまで国内専門で仕事をしてきたせいか、海外取材の依頼もなく
かといって好きな時に大っぴらに渡航するだけの(主に金銭的な)余裕もなく。
てなわけで、有効期限が決まっているマイルを盾に「これだけたまってるんだから、
どうしてもこの時期に旅行しなきゃならない」なんて、口実にすべく、
マイル集めに精を出してる、という理由もありますが。
本音はやはり、旅行へ行きたいから。特に海外鉄道研究会という趣味の会に
所属していることもあって「海外の鉄道に乗りたい」という思いはいつも抱いており
その夢を実現するために、マイルをうまく積算し、そのうえで上手に使おうと
努力は重ねているつもりで、その熱意が、ブログに結実したともいえるでしょう。

達人さんの中には、いつの間にか何十万マイルものマイルがたまってしまい
使うよりも「大量にたまっているその状況」に満足してるかのような人も
いるみたいですが、私にとって、そういうのは信じられない。モッタイナイです。
やはりマイルは、最終的には旅行をするのに使うのが本筋ではないかと思うのです。

先にも書いたように、マイルには通常、一部の航空会社を除き「有効期限」というのが
設けられ、期限にまで使う(すなわち、特典に交換する)ことをしなければ、
有無をもいわさず、そのマイルは失効してしまうのです。
「期限があるのはマイラーにとって不便だ」と嘆く人たちも少なくありませんが、
逆に期限が設けられていることで、うまくマイルを貯め、お得に使おうとするコツ、
いわゆる「裏技」や、「マイルの達人」が生まれる土壌にもなったのかもしれません。

「マイルから交換できる特典」として、誰もが真っ先に思い出すのが航空券でしょう。
無理もないですよね。もともと飛行機によく乗ってくださるお得意様向けに
航空会社が創り出したサービス・プログラムの「景品」ですもの。

日本の航空会社の場合、代表的な2社(JAL・ANA)のプログラムとも、
マイルを自社の航空券に換える場合の通常のレートは、以下のようになっています。
(いずれも日本発着、国内線は普通席、国際線はエコノミークラスを往復利用の場合)

15,000マイル…日本国内、韓国

20,000マイル…東アジア(中国・香港・台湾・フィリピンなど)、グアム

35,000マイル…東南アジア(タイ・シンガポールなど)、南アジア(インドなど)

40,000マイル…ハワイ、オセアニア、モスクワ

50,000マイル…北米・中米(アメリカ合衆国、カナダ、メキシコなど)

55,000マイル…ヨーロッパ

80,000マイル…南米

航空券は片道だけの利用でも、往復分のマイルが必要となりますのでご注意を。
また同じ提携グループであっても、別の航空会社のマイレージ・プログラムの場合、
あるいは別の航空会社の飛行機を利用する場合、同じ路線・同じ座席クラスであっても、
交換に必要なマイル数が異なる場合があります。よく確認のほどを。

概して日本の航空会社のプログラムは、ほかの外資系のそれに比べ、
特典航空券に交換するマイル数が、少なくて済む感じです(特に欧米線など長距離路線)。
そればかりでなく、日系の場合、時折不定期に「ディスカウントマイル」とか
「マイル割引」などと称し、通常のレートからかなりお得なマイルで交換できる
(例えば、ヨーロッパに30,000マイル~44,000マイルで行けるような)インターネット
限定のキャンペーンが実施されていて、私が日系のプログラムを強く推す
要因にもなっているのです(外資系で日本在住者向けに同様のキャンペーンを
行なってるという話は、ほとんど聞いたことがありません)。

この「マイルが減額される」キャンペーン、最初に行なったのはJALと記憶してます。
2002年の1月から2003年の秋頃まで、毎月のようにJALから案内メールが届き、
12,000マイルでグアムやサイパン、20,000マイルでサンフランシスコやラスベガス、
25,000マイルでホノルル、30,000マイルでニューヨークとかヨーロッパ各都市など、
対象路線や搭乗日(だいたい2カ月後)を限定。現在は就航してない都市も含め、
1週間くらいの申し込み期間のうちに申し込むと、抽選で特典航空券が
ゲットできるというものでした(私は2002年秋「20,000マイルでラスベガス」に申し込み
見事当選しましたが、諸事情により泣く泣く旅行は断念、マイルは返してもらいました)。
なぜかホームページでは大々的に宣伝されることもなく、マイレージ会員に
メールでのみ案内。指定されたページにログインのうえで、このキャンペーンページが
見られるというものでした。いわば会員だけが味わえる極秘(?)情報だったんですね。

ところが2003年の秋に、突然ANAが「マイレージ会員1,000万人突破」だったかで、
国際線全路線を対象に「マイルが2割引になる」キャンペーンを実施。
この情報はホームページや印刷物でも公開されることになり、あわてたJALが
やはり一般公開の形で、ANAと同じ2割引キャンペーンをぶつけることとなりました。
ANA一本やりだったダンナは、このキャンペーンのお陰で、44,000マイルでパリに
行くチャンスをゲットし、また私は、当時ANAマイルはあまり熱心に集めてなく
最低限の15,000マイルで韓国へ行く予定でしたが、キャンペーンで方向転換、
16,000マイルで香港へ行くチャンスを獲得。いずれも実現の運びとなりました。
その一方で、同じく2割引の32,000マイルでゲットしたJALのケアンズ
(オーストラリア)線は、やはり諸事情でまたまた、キャンセルの憂き目に。

明けて2004年。JALが秘密に行なっていた「ディスカウントマイルキャンペーン」は
ぱったり途絶え、前年と同じ時期に、またまた2割引キャンペーンを行なったのみ。
ANAに至ってはマイル割引キャンペーンはまったく行なわれず、今度はJALのほうで
44,000マイルをロンドン往復航空券に交換したのですが、
ちょうど旅行を予定していた時期に、ロンドンでテロが勃発。
どうしても行くと家族を説得する自信はなく、これも諦める羽目に。
44,000マイルのうち、前年末で失効していた12,000マイルを引いた分のマイルは
戻ってきましたが、文字通り大量のマイルが、空の彼方に消えてしまったのです。

翌2005年。ANAは相変わらず、マイル割引キャンペーンの類はなし。
一方JALのほうは、また不定期にではありますが、ディスカウントマイルキャンペーンが
復活し、その一方で2割引キャンペーンも、3年連続で実施されることに。
しかしラスベガス、ケアンズ、ロンドンといずれもJALでは実現しなかった
特典航空券による旅行。当時は60,000マイルほど所有してましたが
またキャンセルするかもと不安になり、やむなく失効マイル数ギリギリの20,000マイルを
「JAL利用クーポン」に交換することで、失効マイルの処理を済ませました。

昨年(2006年)は、この「マイル割引キャンペーン」に、大きな動きがあった年でも
あります。まず2003年秋以降、それまでなりを潜めていたANAが
「インターネットマイル減額キャンペーン」と称し、アジア路線を対象に
通常より少ないマイル数で特典航空券がゲットできるキャンペーンを、突如復活。
近距離路線ばかりでしたが、ビジネスクラスもかなり大幅にマイル割引されること、
またなんといっても、旅行シーズンの7~8月を搭乗の対象にしていたことで、
ANAマイラーの大きな注目を集めることになりました。

それ以降もANAは、9月、11月上旬~12月上旬、そして今年1月~4月の搭乗を対象に
マイル直前割引キャンペーンを断続的に行なっています。
特に2006年11月以降はアメリカ路線が加わり、また2007年4月までのキャンペーンでは
同時期に、スターアライアンスを中心とした提携航空会社についても、
マイル20%OFFキャンペーンを実施! かなり選択の幅が広がりました。

その一方でJALは、ディスカウントマイルキャンペーンこそひんぱんに行なってたり
しましたが、恒例のマイル2割引キャンペーンは、1割引にトーンダウン。
かつては「マイル割引キャンペーンならJAL」だったのに、いつの間に立場は逆転。
2007年4月のワンワールド加盟を機に、JALの逆襲が待たれます。

現在行なわれてる、マイル割引キャンペーンについては、
ANAは2007年3月27日のブログ、JALは2007年4月21日のブログをご覧ください。
さらに詳細を知りたければ、各社のサイトを参照くださいね。

それにしても…自分で書いてて思ったのですが、正直いって私は、
「マイルをためる」より、「マイル割引のキャンペーン情報」に
夢中になってる感があって(笑)。同じ行くなら、少しでも得したい、と思うのは
当然のことかもしれません。

これだけでかなり長くなってしまいました。そのほかの特典のことを。
まず、特典航空券と並んでポピュラーなのが、国際線のアップグレード特典。
(国内線の場合、普通席から上位クラスへのアップグレードは、特典としては
設けられていません)
もともとの座席クラス分の航空券代は必要ですが、それでフライトマイルが
加算されるため(特典航空券では、フライトマイルは加算されません)、
旅慣れた人には、航空券よりもアップグレードのほうが好まれるようです。
アップグレードについてもキャンペーンで、必要マイルが減額されたり、
また片道だけの利用もOK、になる場合もあるようですが、いずれにしましても
最新情報は、各社のサイトをご覧になることをおすすめいたします。

航空券やアップグレード以外の特典だと、昔からある利用(クーポン)券とか、
記念品などが知られてますが、最近ではANAの、電子マネー「Edy」ギフト
(10,000マイル=10,000円分)など、いろいろな場所で飛行機・旅行以外の
用途にも使える特典に、人気が集まっているようです。

また最近では、提携パートナーのポイントに交換できる特典も充実。
JALは、JR東日本、東急、小田急、伊予鉄道、関西PiTaPaの各鉄道関係機関や
ローソン、JTB、Yahoo!の各ポイントにマイルを交換でき、
ANAではみずほ銀行、ティーポイント、PiTaPa、イトーヨーカドーの各ポイントに
マイルを交換できる特典が用意されています。
ただしいずれの場合も、対象となる提携カードが限定されたり、各提携先の
会員にも登録している必要があるなど、交換には一定の条件が課せられていますので
マイル移行を希望する場合は、よく確認しておきましょう。
また現在のところ、その提携先を経由して、別の航空マイレージ・プログラムに
移行することはできないようですので、念のため。

日系航空会社に比べ、外資系は日本在住者向けの特典は、バリエーションに
乏しい気もしますが、その中で例外といえるのが、英国に拠点を持つ
ヴァージン・アトランティック航空。
「日本だけで使える特典」というのが用意され、日本にあるレストランや
ホテル・旅館宿泊、ワインセット、ヘリコプタークルージング、エステ、
ブーケのフラワーアレンジメントなど、種類はいろいろ。
なかでもヴァージンらしいと思うのが、それぞれ14,000マイルで交換できる
「TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ プレミアスクリーンチケット4枚」、
「ヴァージン メガストア10,000円分商品券」、
「ヴァージン カフェでのお食事券10,000円分」といった特典の数々。
東京-ロンドン往復で、エコノミークラス12,440マイル、
プレミアムエコノミー18,660マイルが加算されるので、ちょっと頑張れば
これらの魅力的な特典がゲットできますね。

はてさて、連休は一応、今日で終わりですが(私の仕事は10日から)、
明日の最終回では、今までのまとめというか、自分の体験をもとにして
「マイルと長く付き合っていくコツ」のようなものを伝授したいと思います。
でも、あくまで主観なので、参考意見としてみておけばいいでしょう。

それでは、明日もお楽しみに!? お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(8) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

携帯電話でマイルをためる

こんにちは。マイルの基礎講座・第8回目です。
ところで今日のテーマは「携帯電話でマイルをためる」なんですが、
実はこの私、カメラ機能どころか、携帯電話ではメール機能さえ、
ほとんど使ったことがないという、今どきありえないかもしれない(?)ヤツ。
とにかく、ケータイはこれまでほぼ通話オンリー
(しかもめったにかけたり、かかってきたりもしない)だったものですから、
こういう「携帯電話でマイルをためる」なんて、自分でもほぼ未経験だし
はっきりいえば、苦手な分野。

それでも突き詰めれば、1冊の本さえ書けそうな、これからの発展も期待される
分野でもあるのが、「携帯電話でマイルをためる」ですよね。
そんなわけで、私なりに一所懸命書いたのですが、ひょっとして
誤り、ないしは補足説明が必要な点も少なくないと思われます。
ツッコミではなく、温かなフォローを切にお待ちいたします。

さて、「携帯電話でマイルをためる」といっても、大きく分けて、
以下の6つの意味が考えられると思います。

1.携帯電話を買って、マイルをためる

新規契約に限らず、機種変更などで新しくケータイを買い求める時。
クレジットカードが使える店であれば、航空会社提携のカードを使えば
代金分、その航空会社のマイルがたまることは、もうおわかりになりますね?

それでは、もう少しマイルがお得にためられる方法を考えてみましょう。
JALカード特約店(さくらや、ノジマ、ベスト電器)で買えば
JALのマイルが通常の2倍、たまります。

ANAの場合だと、Edyが使えるケーズデンキやヨドバシカメラなどで買うと
やはり、ANAマイルがお得にたまりますね。

ネット通販の家電ショップでも、携帯電話を取り扱ってるところはありますが
見逃せないのは、ケータイ会社の直営ショップ。
なかでもJALサイトの「eマイルパートナー」内にある「ソフトバンクモバイル」。
ここを経由すると、以下のように大量のJALマイルがもらえます。

新規及びMNP(携帯電話番号ポータビリティ)での申し込み…1,000マイル

機種変更…300マイル

プリペイド携帯契約…100マイル

付属品、カードの購入…100円につき1マイル

ソフトバンクの携帯電話の購入を考えてるJALマイラーには、見逃せない情報ですね。
そのほか、同じく「eマイルパートナー」内には、PHSの「ウィルコムストア」もあり、
新規契約や機種変更でJALマイルがお得にゲットできるチャンスがあります。

またそのほかの携帯電話会社についても、特定の機種(海外で使えるタイプが多い)の
購入に関して、期間限定で航空マイレージがプレゼントされるキャンペーンを行なうことも
ありますので、航空会社のサイトをこまめにチェックしておきましょう。

2.携帯電話のレンタルで、マイルをためる

これはJALやANAに限らず、外資系航空会社でも実施しているところが多いのですが、
主に海外旅行者を対象に、海外で使える携帯電話をレンタル、
そのレンタル料金や通話料金に応じ、規定のマイルを加算、というものです。
詳細は、各航空会社のサイトをご覧ください。

3.飛行機への搭乗を、一括して携帯電話で済ませる

空席照会・予約はもちろん、航空券の購入もケータイ経由でクレジットカード払い、
または指定口座へインターネットバンキングでお振り込み。

さらに国内線では、チケットレスサービスを選択、予約・購入し
座席指定まで済ませたうえで、セキュリティゲート・搭乗ゲートで
「おサイフケータイ」を「ピッ」と端末にかざせば、
最初から最後まで航空券なしで、飛行機に乗ることが可能に!
(JALの「ICチェックインサービス」、ANAの「スキップサービス」)

JALやANAの国際線だと、予約・購入はもとより、今はチェックインまで
携帯電話の画面上でできるようになってるんですね。しかも、海外でも
利用OKとか(こちらは乗り込む際に、搭乗券が必要となりますが)。

以上の「ケータイ搭乗」で、フライトマイルや航空運賃などの料金に関わるマイル、
キャンペーンがあれば、それに関わるボーナスマイルを合わせたマイルを積算できます。
あ、機内に入ったら、ケータイの電源は忘れずに切ってくださいね。

4.携帯電話の利用料金に応じて得られるポイントを、マイルに移行

航空会社提携のクレジットカードで利用料金を払えば、その料金に応じたマイル数が
自動的に積算されますが、ここで述べるのは、カード払いか否かは関係なく、
利用料金に応じてポイントが得られる、各ケータイ会社独自のポイントプログラムが、
航空会社のマイレージ・プログラムと提携しているかどうかということです。

このプログラムで真っ先に思い出されるのが、かつてNTTドコモにあった「ClubDoCoMo」。
100円=1ポイント=1マイルの換算で、2,000ポイント以上1,000ポイント単位、
10,000マイル上限で、JALやANAのマイルに交換できたと思います。

しかし私にとってハードルが高かったのは、「ClubDoCoMo」の入会条件。
確か、利用料金が1カ月8,000円以上で、それが2カ月以上続かないとダメ、
ということだったと思いますが…。私はそんなに使いません。
使い始めた頃から今に至るまで、ケータイ代はだいたい3,000円くらいに
おさまっているので。

それから、PHS(ちなみにアステルでした)から、ケータイに乗り換えようとしていた
2001年6月当時、ライバル会社はすでに利用料金のクレジットカード払いが
可能だったのに、NTTドコモはそれが不可能だったから。
そんなわけで、auにしてしまいました。決め手は、ナビ機能が付いていたこと。
地図は人並み以上に読めるのに、意外と方向オンチのところがあるので(笑)。
(今持ってるauは、2003年11月に買った2台目。
海外で使える「グローバルパスポート」で、ナビ機能はありません)

「ClubDoCoMo」はその後、「ドコモプレミアクラブ」に改変され、
入会基準も緩くなったと思いますが、私にとっては、時すでに遅し。
そして今は、「ドコモプレミアクラブ」から航空マイルへの移行は
できなくなってしまいました。

またauに関しては、KDDIやDIONが2006年12月までは「JALカード特約店」になっていて、
「KDDIまとめて請求」にauの請求金額も合算すれば、ケータイの利用料金も
JALマイルが2倍たまる対象にできたのです。実際私は、マイラインがKDDIで
プロバイダもDIONを使ってるし、ケータイも前述のようにauなので
JALカードでまとめて支払って…ああ、でも蜜月はごく短かったなあ。
今は同じ条件でも、料金分のマイルしかたまりません。

ソフトバンクも「ソフトバンクマイレージサービス」なんて紛らわしい名前の
ポイントサービスを行なってるんですが、こちらも名前とは裏腹に
ポイントを本物の航空マイレージに交換することはできません。

じゃあ、ケータイ利用のポイントによるマイル加算はまったく無理か、と思いきや、
ソフトバンク・テレコムでは2007年4月1日~2007年7月31日の期間中、
ケータイ通話料が安くなる「0063コールサービス」を利用すれば、
利用金額100円につき、2.5マイルのノースウエストのマイルがもらえる
キャンペーンを行なってます。携帯会社はソフトバンクに限らず、
ドコモやauでもOKなんですって。詳しくは、ノースウエスト航空サイトの
「ワールドパークス」→「マイルの獲得」→「ワールドパークス・マイルモール」
→「電話&通信」のページへ。

5.ケータイサイトへのアクセスやメール受信でポイントをため、マイルに移行

これは直接・間接にマイルがためられるサイトやメールサービスが、
ショッピングサイトも含めれば、かなりの数があると思われます。
実際、私自身は、ANA、ノースウエスト、アメリカン航空、キャセイパシフィック、
ユナイテッドのマイルにも交換できる「ネットマイル」のモバイル版
「モバイル-ネットマイル」にも現在、参加していて
ここから直接、ANAやノースウエストのマイルに交換することができます
(まだ移行したことはないですが)。

ショッピングサイトなら、JAL直営「eマイルパートナー」のモバイル版が、
現在は、iモード、EZweb、Yahoo!ケータイの3社で利用可能に!
パソコンと同じように、ショッピングでJALマイルがたまりますよ。
携帯電話のJALの公式サイトから、eマイルパートナーのページにアクセスできます。
(私はまだ、ケータイでのショッピングは経験してません)

ANAの場合は、「ピボット」という携帯電話のポイントサイトで、ためたポイントを
直接ANAマイルに移行できるようです(こちらも未経験)。

そろそろ経験してみる必要があるかなあ。
でも、あくまで個人的な感想ですが、マイルがためられるサイトやメールサービスって、
パソコンと比べると、ケータイはずっと少ない気がします。
今はまだ、この分野ではパソコンが優勢って感じですが、近い将来、
携帯電話の機能(安全面も含め)が高度化し、より使いやすくなれば
ケータイサイトやメールでマイルをためるほうが、メジャーになるかもしれませんね。

6.「おサイフケータイ」と併用してマイルをためる

昨日のテーマ・電子マネーとも関連しますが、Edy、Suica、iD、QUICPay、
Smartplus(VISA TOUCH)、nanacoの各電子マネーが「おサイフケータイ」に
対応し(ただしiDは、NTTドコモの「おサイフケータイ」のみの対応となります)
アプリをダウンロード(機種や電子マネーの種類によっては、最初からプリインストール
されているものも)、設定(会員登録)のうえ、チャージ(入金)することで
「おサイフケータイ」が電子マネーとして使えるようになります。
この際、チャージ用のクレジットカードとして登録するカードに
航空会社提携のクレジットカードを選べば(登録可能かどうか、事前確認要)
チャージのたびに、マイルもためることができますね。
詳しくは、昨日(2007年5月4日付)のブログ記事も参考に。

でも私自身、「おサイフケータイ」を持ってないし、もちろん使ったこともないので
今ひとつ説明に苦労しました。今の携帯電話にして、そろそろ4年が経つし
1回電池パック換えたんだけど、バッテリが長くもたなくなってるし
何より機能が古いままで(それでも使いこなせてないんだけど)。

個人的には、「おサイフケータイ」って、お金をむき出しにしてる感があって
今ひとつ積極的に持とう、という意志が湧いてこないんですけど、
「陸マイラーの道を究める!?」後学のためにも、近いうちに携帯電話を
「おサイフケータイ」に買い換える可能性は、ないとはいい切れませんね。
また後日、何か動きがあれば、お伝えいたします。

今回は「知らないことが多すぎる!」と、冷や汗かきながらの講義でした。
さて次回は、せっかくためたマイルも、使わなければ意味がない、ってなわけで
航空券を中心に、マイルでもらえるさまざまな特典を紹介しようと思います。
それでは、今回はこの辺で。お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(7) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

電子マネーでマイルをためる

皆さんこんにちは。まったり陸マイラー・じゅめいむがお届けする「マイルの基礎講座」。
今回は、おそらく今、マイルを獲得するために最も注目されている手段のひとつ、
電子マネーについて講義したいと思います。

ここに来て、マスコミでも盛んに取り上げられ、一般の関心も高まってきている
電子マネー。交通系、流通系などなど実にいろいろな種類がありますが
ここではあくまで、マイルに交換できる電子マネーを中心に説明していきます。

また、クレジットカードに紐付けされ、後でそのクレジットカードの使用分と一緒に
使用分が引き落とされるポストペイ(後払い)システムのものは、
厳密には電子マネーではなく「クレジット決済」というのが正しいそうですが、
ここでは「クレジット決済」についても、電子マネーと呼ばせていただきます。

さて、私も電子マネーについては、このブログでも何度か紹介してきました。
例えば、PASMOが登場する直前にSuicaとともに取り上げ、この両電子マネーは
航空マイルをためる手段として本当に有用か(2007年3月11・12日)とか、
セブン-イレブンでのnanaco導入を前に、コンビニで使える電子マネーと、
交換可能な日系航空会社のマイルを一覧表にまとめたり(2007年4月14日)、
nanacoをデビューの日に買い、利用体験記をアップしたり(2007年4月23日)など。
それらはことごとく、ほかのカテゴリに比べると反響がよろしいようで。
(なおデータ面に関しては、若干の間違い、その後の変更、さらには一部に
誤解を招く表現もあるようです。私も情報を得るたび、お知らせするつもりですが
個々の利用に関しては、関係先に直接お尋ねになるのがベストだと思います)

今回は各電子マネーごとに、「マイルに交換する」ということをテーマの中心に
おいて、その概要を解説していきましょう。それではトップバッターは、Edyから。

<Edy(エディ)>
おそらく現在、日本で一番流通していて、知名度も高いと思われるのがEdy。
数年前から使われていますが、2003年に全日空と提携し、マイルとの相互交換も
実現。マイラーにとっても一挙に注目される電子マネーとなりました。
なんといっても、ANAカードやANAマイレージクラブカードに標準装備され(一部除く)、
クレジット(マイレージ会員)カードと電子マネーの役割を1枚で果たすことが
できるというわかりやすさも、大いに受けたものと思います。

とかく「Edyだと、なんでもANAマイルがたまる」と短絡的に思いがちですが、
Edyを使うことで、ANAのマイルがたまるのは、

Edy機能付きANAマイレージクラブカード、またはANAカードを持っている人が、
そのカードでEdyにより支払いをする場合

おサイフケータイを持っているANAマイレージクラブ会員が、手持ちの
おサイフケータイに搭載されている電子マネー"Edy"アプリに、
ANAマイレージクラブを紐付けして、ショッピングなどの支払いをする場合

のいずれかに限られます。
また現在のところ、Edyを支払いに利用するだけでは、ANA以外の航空マイレージを
ためることはできません。

さらに、クレジットカードを使ったチャージ(入金)により、チャージ分の料金を
クレジットカードの利用分として、ポイント(マイル)をためることもできます。
Edyが搭載されているANAカードをそのままチャージ用に使うのもいいし、
別の航空会社のマイルをためたければ、その航空会社の提携クレジットカードが
Edyチャージ用として登録できるカードであるという前提のもとに、
チャージにより、その航空会社のマイルをためることができます。
(登録できるクレジットカードについては、Edyのサイトをご覧ください)
なおチャージは、「パソリ」というパソコン用リーダ/ライタ(市販されてます)や、
おサイフケータイでEdyを使う場合は、携帯電話でのチャージもできます。

Edyは使用で、基本的に200円=1マイルのレートでANAのマイルがたまり
(キャンペーン等で交換レートがアップする場合もあり)
ANAカードによるチャージで、100円=1マイルのレートでANAマイルが
加算されることから、「チャージ+Edy使用の組み合わせで、ANAマイルが1.5倍たまる」
というコツはすでに裏技でもなんでもなく、陸マイラーの常識となっているみたい。
むしろ、チャージには別のカードを使い(以下略)なんてことで、
ANAのマイルがさらに大量に獲得できる裏技が、ほかの達人さんのサイトやブログなどで
紹介されてますが…ご自身で判断し、試すかどうか決めてください。
ちなみに私自身は、裏技どころか、クレジットカードによるEdyチャージも、今まで
一度もしたことがないという、陸マイラーにあるまじき(?)ヤツですが
(おサイフケータイを持ってないうえに、パソリを動かすソフトをダウンロードするのに
普段使わないブラウザであるIEが必要となるため、それに反抗して、のことです)
別に、現金でチャージ(コンビニのレジや、空港などに置いてある現金入金機を利用)
しても、そんなに不都合は感じないし。まあ、人それぞれ、ということで。

そうそう、Edyの使える場所は、基礎講座第3回目(2007年4月30日付)にも書いたように
コンビニはじめスーパー、カラオケ店、家電量販店、書店、ドラッグストア、飲食店、
ガソリンスタンド、映画館etc。
さらに各地の商店街や、最近では「Edy」が使えるお寺も登場するなど
全国に加盟店が広がり、その浸透ぶりはめざましいばかりです。

なかでもメジャーなのは、コンビニでしょう。
しかしコンビニについては、ANAサイト内の「Edyサービスのご案内」ページから
「Edyでマイルを貯める」ページにアクセスし、「マイル積算対象外」の
項目の「コンビニエンスストアの商品詳細はこちら」という文字をクリックすると、
ポップアップウィンドウで出てくる一覧表には、「宅配便」や「たばこ」などでは
マイルが付くコンビニと、付かないコンビニがあるようです。
これも後日、あらためて解説しようと思います。

<Suica(スイカ)>
データなどによると、利用者数も知名度もEdyに次ぐそうですが、そもそも始まりは
JR東日本発行のICカード式乗車券であって(後に電子マネー機能も搭載)、
使用できるエリアはごく限られているのに(特に電子マネーとして使用する場合)
東京に住んでいると、さも「全国的に普及している」ように読み取れる報道も
耳や目にしたりするから、マスコミの功罪は、決して小さくないですね。

それはともかく、私自身の利用交通機関のおよそ95%がJR東日本Suicaエリアにあり、
Suicaでマイルがためられると、どんなにいいだろうかということは、
これまでずっと考えてきました。で、下に主なものを列記します。

JALカードSuicaを使う→飛行機利用やショッピングでJALマイルがダイレクトに、
JR東日本利用で「ビューサンクスポイント」がたまり、そのビューサンクスポイントを
さらにJALマイルに換えることができる

みずほSuicaカードを使う→JR東日本利用のほか、ショッピングについても
「ビューサンクスポイント」がたまり、そのポイントを「みずほマイレージクラブ」を
経由して、ANAのマイルに交換することができる。なお、このカードを使って
ANAのフライトマイルを直接ためることはできない

*「ビューサンクスポイント」が航空マイルに換えられるカードは、上記2種類のみです。

「イオンSuicaカード」または「スーパーICカードSuica 三菱東京UFJ-VISA」を使う
ショッピングや、JR東日本での利用(オートチャージを含む)ともそのカード会社の
ポイントがたまり、「ビューサンクスポイント」はたまらない。
ただし、イオンSuicaカードでたまる「ときめきポイント」、スーパーICカードSuicaでたまる
「三菱東京UFJポイント」とも、JALマイルへの移行が可能

モバイルSuicaに、航空会社提携カードを登録する→ビューカードのほか、
JCB、VISA、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースのブランドの
カードもチャージ用に登録できるので(海外発行の一部のカードを除く)、
おサイフケータイの「モバイルSuica」対応機種に、あらかじめカードを登録したうえで
チャージすることで、その航空会社のマイルをチャージ代金分だけ加算できる

JR西日本「ICOCA」エリアの「みどりの窓口」で、航空会社提携カードでチャージ
JR東日本の「みどりの窓口」や券売機では、クレジットカードによるSuicaチャージは
受け付けてないが、相互利用可能エリアであるJR西日本「ICOCA」エリアでは、
「みどりの窓口」でのクレジットカードチャージが可能。モバイルSucaがビューカード以外に
開放されるまでは、JR関西空港駅が関東在住マイラーにとってSuicaチャージの
聖地としても知られていたとか。私の体験記は、2007年4月12日付のブログ記事を参照のこと

Suica定期券を、航空会社提携カードで買う→これはJR東日本「みどりの窓口」でも
対応可能。使用できるカードブランドも、原則としてモバイルSuicaに準じている模様。
定期券を使ってる人なら、この方法が一番手っ取り早いかも

<PASMO(パスモ)>
「Suicaと相互利用可能」を掲げ、かわいらしいデザインとともに鳴り物入りで
デビューしたPASMO。しかしデビューから1カ月も経たないうちに、あまりの人気で
在庫が底をつきそうになり、2007年8月くらいまで定期券購入のみに限る
という少々お粗末な展開となったのは、記憶に新しいですね。

そんなわけで定期利用の目的でもなければ、新たに手に入れることは難しいうえに
「Suica」で十分代用が効くということで、私自身はPASMOについては
あまり熱心に研究してなかったのですが、PASMOでマイルをためるには、
マイルに移行可能なクレジットカードを紐付けすることが必要になります。

「JALカードTOP&ClubQ」または「JAL小田急カード」を使う
いずれもショッピングのほか、オートチャージサービスでもJALマイルが加算

「Tokyo Metro To Me CARD」を使う→乗車ポイントや、提携クレジットカードの
利用などでためたポイントを「メトロポイント」に移行、その「メトロポイント」が
2007年6月より、ANAマイルに交換できるようになる予定

提携カード会社のポイントを、移行可能な航空会社のマイルに交換
京王(DC、三井住友VISA、JCB)、新銀行東京(JCB、NICOS)、パスタウン
(JCB、三井住友、UFJ)のカード
を使えば、ショッピング等により
各提携カード会社のポイントをためることができ、移行可能な
航空会社マイレージ・プログラムへポイント移行、マイルに交換もできます。
(ポイント移行可能な航空会社については、2007年4月30日付ブログ記事をご覧ください)

*残念ながら京成、京急、相鉄、西武の各鉄道会社提携のクレジットカードでは、
マイルに交換できるポイントをためることはできないようです。東武については、
交換可能かどうか、ホームページ上からは確認することができませんでした。

定期券を航空会社提携カードで買う→これが可能なのは、小田急、東急、
そして東京都交通局(都営地下鉄など)
くらい。これ以外の東京メトロ、京急、
京王、西武、東武、京成では、自社カードしか定期券購入に使えません。
(相鉄に至っては、自社カードでも定期券が買えないらしい)

いずれにしても現在のところ、新たに申し込んでも、オートチャージサービスを
付けることはできません(クレジットカード本体の申し込みは可能です)。

<PiTaPa(ピタパ)>
PiTaPaは主に関西圏の私鉄やバスを網羅、JR西日本にも乗れる(要チャージ)と
いうことから、「関西版PASMO」という位置づけもされてるようですが、
実際は、PASMOとはかなり性格も、使い勝手も違うカードだと思います。

JR西日本「ICOCA」と異なり、首都圏では乗車券として利用することができず、
また、カード申し込みに審査を伴い、発行に時間がかかることなどから
あまり人気がないという話も聞いたことがありますが、私自身は、

PiTaPaも交通事業者ごとに提携カードを発行しているが、囲い込みの性格が強い
PASMOと違い、各提携カード共通の汎用的なポイントシステム「ショップdeポイント」を
構築している(関西圏を中心に、提携店のショッピング等でポイントがたまる)

上記の「ショップdeポイント」は、還元率は微々たるものかもしれないが
JAL、ANA2つの航空会社のマイルに交換することができる

という点で、正直、PASMOより高く評価しています。
このほかPiTaPaについて詳しくは、2007年3月12日付のブログ記事をご覧ください。

<iD(アイディ)>
NTTドコモの「おさいふケータイ」限定のクレジット決済サービス。
(カード一体型もある)携帯電話会社・機種が限られるうえに、
紐付けできるクレジットカードもまだ少なく、さらにマイルに換えられるところだと
ANAカード(三井住友カード発行のVISA・MasterCardのみ)のほかは、
イオンカードや、みずほマイレージクラブカード(セゾン・UCブランド)といった
ものが、間接的にマイルをためられる可能性があります。

<QUICPay(クイックペイ)>
NTTドコモと三井住友カード主導のiDに対し、こちらはJCBが運営。
ドコモのほかau、ソフトバンクのおサイフケータイでも設定可能なほか、
カード型(クレジットカード本体とは別に発行)のものも充実。
航空会社提携JCBカードのほとんどに、QUICPayを紐付けできるのも
陸マイラーにとってはありがたい話。ただ、まだ使える店は少ないですが
2007年夏以降、大手コンビニでも使用できる予定で、ブレイクの予感もありますね。
(QUICPayについて詳しくは、2007年3月25日付のブログ記事もご覧ください)

<Smartplus(スマートプラス)>
三菱UFJニコスが開発したクレジット決済サービス。その技術を応用して作られた
Visa Internationalの「VISA TOUCH(ビザ・タッチ)」も、使い勝手はほぼ一緒で、
2つをまとめて、いずれかの名称で呼ばれることも多いです。
UFJ(VISAとMaster)、ニコス、DC VISA、OMCの各カードに付けることができます。
モバイル型(携帯電話3社に対応)のほか、一部ブランドにはカード型もあり。
カード会社のポイントシステムを利用して、マイルに換えられる可能性もありますが、
私自身は確認していません。

<nanaco(ナナコ)>
事実上、大手コンビニエンスストアのセブン-イレブン専用のプリペイド型電子マネー。
2007年5月28日には、セブン-イレブン全店で使えるようになる予定です。
カード型とモバイル型がありますが、いずれにしても入金は店内のレジで
現金によるチャージしかできず、クレジットカードが使えないのが一番の不興を
買ってる模様。ただし、ひとえにANAのマイルと交換できる予定があるがゆえに、
陸マイラーの期待を集めてはいるのですが。
(nanacoについて詳しくは、2007年4月23日付のブログ記事もご覧ください)

かなり長くなってしまいました。ほかにもさまざまな電子マネーがありますが、
利用できる店がごく限られていたり、マイルに換えられる可能性が現時点では
ほぼ皆無に近いということなどで、今回は省略させていただきます。
今後もあらためて、最新情報や変更などありましたら、お知らせしたいと思います。

さて明日は、自分にとって実は未知の世界でもある
「携帯電話でマイルをためる」というテーマに挑戦!
どこまで掘り下げられるか、皆さんもお楽しみに。それではまた。お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(6) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

ショッピングサイト・ポイントサイト

皆さんこんにちは。今日から連休後半スタートのところ、お邪魔いたします。
こちらも後半に突入しましたシリーズ、「マイルの基礎講座」です。
毎回、長文というのが玉にキズですが、時間がある時にでもじっくり
お読みいただければ、とりあえず基礎的な知識は、身につくこと間違いなし!?

いわゆる、手っ取り早い「裏技」はここでは特別に紹介しませんが、
今後、皆さんのマイレージのある生活が少しでも楽しく、充実したものになるように
また、ほかの達人さんたちのホームページやブログを読んだりする時に
理解の足しにでもしていただければ、幸いに存じます。

それでは、今日もいってみましょう。本日のテーマは「航空マイルのたまる
ショッピングサイトとポイントサイト」についてです。

クレジットカードは、陸マイラーにとって欠かせないもの、という意味のことは
第3回目(2007年4月30日付)の講義でも、お伝えいたしました。
それでも世の中には、いろんな事情や主義があって、クレジットカードを持ってない人も
大勢いらっしゃることと思います。
あるいは持ってても、どうやっても航空マイルに交換できないうえに、
これ以上クレジットカードを増やすつもりはない、けれどマイルはためたい、とか。

そんな陸マイラーたちにうってつけ、もう一つの「欠かせないもの」が、
インターネット上にたくさん用意されている、航空マイルがためられる
「ショッピングサイト」や、「ポイントサイト」なのです!

まずは、ショッピングサイトの説明からいたしましょう。
もちろん、一般のショッピングサイトでも、航空会社提携のクレジットカードで
買い物をすれば、代金分のマイルをためることは可能ですが、ここでは現金払いでも
マイルや、マイルに交換できるポイントのたまるサイトを中心に紹介します。

こういう現金払いでもポイントがたまるサイトだと、カードを持ってない人だけでなく
「クレジットカードの情報を、インターネット上に入力するのは抵抗がある」と
いう人でも、安心して買い物をして、マイルもためられますね!

さて、こういうショッピングサイトで、最もわかりやすいのが
「航空会社のサイト内にあるショッピングモール」でしょう。
特に役に立つのは、いろんなカテゴリを網羅している、テナント形式の
総合ショッピングモール!
JALなら、「JALマイレージバンク」→「暮らしでマイルをためる」に
カテゴリ別にラインナップされている「eマイルパートナー」
ANAなら、「ANAマイレージクラブ」ページからリンクされている
「ネットDEもマイル」(一部「暮らしで貯める」ページにも
ネット通販のパートナーが紹介されてます)
ノースウエスト航空は「ワールドパークス」→「マイルの獲得」→
「ワールドパークス・マイルモール」
ユナイテッド航空だったら、「マイレージ・プラス」→「パートナー情報」→
「マイレージ・プラス・モール」

これらのショッピングモールで買い物をすれば、ほとんどの場合現金払いでも
規定の(100円=1マイルなど。ショップにより加算条件や換算率は異なります)
マイルを、ダイレクトに積算することができます。
また、その航空会社提携のクレジットカードで支払いを済ませれば
ダブルでマイルがたまる感覚も味わえ、まさしく一石二鳥。
なかには会員登録や資料請求など、無料でマイルがゲットできるショップもありますよ。

このほかに、航空会社の直営ではないけれど、買い物などでためたポイントを
航空マイレージに移行できる、ショッピングサイトがいくつかあります。
代表的なのは、JALのマイルと相互交換できるYahoo! JAPAN
(Yahoo!2ポイント→JAL1マイル、JAL10,000マイル→Yahoo!10,000ポイント、
Yahoo!ウォレット登録済みのYahoo! JAPAN IDをもつJMB日本地区会員のみ対象)や、
ANAのマイルに交換できる楽天市場(楽天2ポイント→ANA1マイル、50ポイント以上
2ポイント単位で交換可能、楽天会員に登録しているANAマイレージクラブ会員限定)、
同じくANAのマイルに交換可能なセシール(4セシールスマイルポイント→ANA1マイル、
100ポイント以上20ポイント単位で交換可能、セシール・ネット・クラブ会員限定)
があげられます。

ここでちょっと横道。
Yahoo! JAPANのポイント交換のページを調べていたら、「Yahoo!ポイントで
公金(税金や地方自治体関連の各種料金など)支払いが可能になった」というニュースが
出ていて、該当ページにアクセスすると、テレビなどで見覚えのある某知事の顔が…。
そう、昨日2007年5月2日から「Yahoo!公金支払い」導入第1号として、
宮崎県の自動車税が、Yahoo!ポイントのほか、クレジットカードで支払えるように
なったのです。これは宮崎県にマイカーを登録している陸マイラーにとっては朗報ですね。

で私、JALマイルをメインでためている陸マイラーですが、
実は、Yahoo!のIDをもっていながら、Yahoo!では買い物したことがないのです。
というのも、JALはサイト内の直営ショッピングモール「eマイルパートナー」が
カテゴリ、テナントや商品の数、種類ともかなり充実しておりまして、
JALマイルためるなら、「eマイルパートナー」のほうが手っ取り早いと思い。

逆にANAは、2006年の夏までテナント形式の直営ネットショッピングモールが
ありませんでしたので、楽天市場やセシールで専ら買い物ポイントを稼ぎ、
それをANAのマイルに移行するということをやっていました。

楽天市場といえば、いわずと知れた日本最大規模のネットショッピングモールで、
ポイントが何倍にもなってたまるキャンペーンもよく行なわれてますが、
例えば、楽天イーグルスあるいはヴィッセル神戸が試合に勝った翌日に行なわれる
ポイント2倍(or3倍)キャンペーンの倍付けポイント分は、サイト内での買い物に
しか使えない期間限定ポイントで、ANAなど提携サービスへのポイント交換には
使えないとのことなので、注意が必要です(まあ、値引きされるだけでも嬉しいですが)。

またセシールについては、類似の(どちらかといえば)女性向けショッピングサイトが
たくさんあるなかで、ポイント交換サイトとしても随一の存在。
ANAのほかにも、いろんなポイントサイトと提携、
ポイントの移行や相互交換などができます
(セシールについて詳細は、後日あらためて紹介する予定です)。

さらにセシールを使って、ANAマイルをよりお得にゲットするなら、
1.ANAサイトの「ネットDEもマイル」を経由して、セシールのサイトにアクセスする
2.ANAカード(クレジットカード)を使って買い物をする
3.後日、ショッピングでためたポイントを、ANAマイルに交換
することで「ANAのマイル三重取り」なんて技もできちゃうんですよ。

はてさて、皆さんがより気になるのは、ショッピングしなくても
例えば、会員登録や資料請求、保険料の見積もりやアンケート回答、広告閲覧など
無料サービスでポイントをためることができる「ポイントサイト」の
存在ではないでしょうか? そう、タダほど嬉しいものはない!

今じゃ、マイレージブログつくって偉そうなことを書いてる(?)私ですが
思えば、インターネットでマイレージをため始めた、陸マイラー初心者の頃。
ポータルサイトにあるバナー広告とか、または懸賞応募がきっかけで購読した
メールマガジンに付いている広告などなど、まさしく洪水のような広告量のなかで、
ひときわ目を引いたものが、「無料会員登録で200ポイントゲット!」とかいう、
ほかのポイントサイトの紹介文。

元手ゼロで、一度に大量のポイント(もちろん、航空マイルに交換可能なもの)が
ゲットできるとあって、特にポイントサイトに慣れてない初心者のみぎりだと、
そういうキャッチコピーに踊らされ、ついいくつものポイントサイトに入会。
私も、いったいどれだけのポイントサイトに登録してたんでしょうか。

ところが、「航空マイルが付くのは入会ポイントだけで、ほかのポイントは
マイルには換えられない」
というのが後でわかって、安易な入会を後悔したり、
また、マイルに換えるための最低ポイントのハードルがあまりに高くて、
結局、途中でポイントをためるのを断念、退会してしまったり。
百戦錬磨の(?)私でも、失敗は山ほど。
いったい、どれだけのポイントサイトから退会したんでしょうか。

そんな過去を経て、現在も登録しているのは「ネットマイル」と「Gポイント」の2つ
いずれも、ポイントが直接航空マイル(しかも複数の会社)に換えられるという点で、
おすすめのサイトです。

ネットマイルのポイントは5社、Gポイントのポイントは3社の航空マイルに移行でき
両サイト共通の移行可能先はANA、ノースウエスト航空、ユナイテッド航空。
ネットマイルは、これにアメリカン航空とキャセイパシフィック航空が加わります。

好敵手、という感じの二大ポイントサイトといったところですが
細かく見ると実はこの両サイト、結構性格の違いというのがあるのです。

ネットマイルは、自前のショッピングモール(そんなに大規模ではない)を併設。
そこでの買い物や、提携企業のサービス享受・ポイント交換でポイントが得られるほか
くじ引き形式でポイントが加算されるメールがしょっちゅう届いたり、
サイト内のコラムや、定期的に届くメールマガジンも読み応えがあり、
とても役に立つものです。

一方、Gポイントにもサイト内にショッピングモールはありますが、どちらかといえば
「ほかのポイントサイトを互いに結びつけ、複雑なポイント交換を容易にする
ネット上のポイント交換所」といった性格のほうが強いかな。
まあ、ネットマイルほど多くはないけど、メールやメールマガジンが届いたり
ビンゴゲームで大量のポイントがゲットできるチャンスもあったりしますけど。

Gポイントの最大のウリといえば「MONEY MAP」があることでしょうか。
これは、70社以上のポイントと50社以上の金融口座を一括管理できるツール。
口座の一覧表示、明細の確認、ポイントの換金などが面倒なくできるという
Gポイント会員専用の無料ソフト、なんだとか。

でも私、Gポイント会員でありながら、このソフト使ったことないです。
だって、対応ブラウザがIE限定というから。
Firefox愛用者の私は、使おうという気が起こりません!!
まあ、使えば楽になるのはわかるけど、使わなくても利用ポイントサイトの把握や
管理などはなんとかなってますから。アバウトな性格なりに。

それにマイレージの達人さんのなかには、たくさんのポイントサイトに登録し
複雑なポイント交換を駆使して、より多くのマイルをためることを自慢している人も
いますが、私は正直、いくつものサイトを経由、という考えがあまり好きじゃなくて。
短くて単純なルートで、できるだけダイレクトにマイルがたまるのがお好みです。
もちろん登録ポイントサイト数も絞りこそすれ、あまり増やさずに。

さて、次回の講座では、今話題の「電子マネーでマイルをためる」ことについて
取り上げようと思います。
今回も長文で失礼いたしました。どうも、お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(5) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

外資系航空会社のおすすめプログラム

皆さんこんにちは。全10回、今日で折り返しの5回目となります「マイルの基礎講座」。
ここまで、ちゃんとついてきていけてますでしょうか?
ちょっと心配な面もありますが、予定通り、5回目の講義に入らせていただきたいと
思います。過去の講義を含め、どうしてもわからないところがありましたら、
どんなことでも構いませんので、いつでもお気軽にお尋ねくださいね。

さて、昨日お送りしたのは日系航空会社、JALとANAのマイレージ・プログラムの
比較についてでしたが、それ以外、外資系航空会社のマイレージ・プログラムにも
魅力的なものがいくつかあります。
マイルの有効期限がない(あるいは、条件付きで事実上無期限になる)ことで
自分のペースでためられるだけではなく、プログラムによっては、日系に負けない
キャンペーンを備えてたりして、あっという間にマイルがたまるところも!
これらのプログラムを、順を追って紹介していきましょう。

まず、陸マイラーにとって一押しの外資系航空会社のマイレージ・プログラムは、

ノースウエスト航空の「ワールドパークス」です!!

自分自身、JALメイン、ANAを第1のサブ、ノースウエスト航空を第2のサブとして
(こういうふうにしたのは、マイレージ会員になった年月日の早い順であって
決して好き嫌いなどで決めたのではありません)登録し、利用してるんですが、
この3つのプログラムの組み合わせでよかったと、常日頃から思ってます。

まず第一に、JAL→ワンワールド、ANA→スターアライアンス、
そしてノースウエスト航空→スカイチームと、三大提携グループをすべて網羅!

そして陸マイラーにとって、JAL/ANAマイルのためやすさ、使いやすさはいうに及ばず、
ノースウエスト航空も、外資系では屈指の陸マイラー向きプログラムといえるのです。

まず、提携クレジットカードのラインナップが、外資系のなかでは充実!
また、クレジットカードのポイントをマイルに換える、という点でも、
ノースウエスト航空はJCB、ダイナース、DCカードと提携、
こちらのカードを使っても、マイルをためることができるのです。
(クレジットカードでのマイル加算については、2007年4月30日のブログをご覧ください)

また、インターネットのポイントサイト(翌日の講義で解説予定)から
ポイントをマイルへ移行できる外資系のマイレージ・プログラムはごく少ないんですが、
ノースウエスト航空はそれが可能という、貴重な存在のエアライン。
何しろネットマイル、Gポイントという二大ポイントサイトのポイント移行先に
ANAとともに、当初から名を連ねていたのがこのノースウエスト航空なんです。
私自身も、この2つのポイントサイトから、相当のポイントを
ノースウエストのマイルへ移行したものでした。

さらにノースウエスト航空では、自分とこのサイトに
「ワールドパークス・マイルモール」というネットショッピングモールをもってまして
約120社以上の提携先が、テナントとして入ってます。
そこでの買い物(もちろん、現金払いもOK)で、規定のノースウエストのマイルを
獲得することができます。なかには資料請求や会員登録等で、
無料でマイルが手に入るところもあったりして、侮れない存在ですね。

そしてそして、絶対見逃せないのが、ノースウエスト航空がたびたびネット上で
行なってる、超太っ腹なキャンペーン!

過去には「フライ・フリー・ファスター」などと称し、
1つのアクティビティと5つのクレジットの遂行で1万マイルのボーナスがたまる、
なんてキャンペーンを行なってましたが、現在はもっと条件が緩やかになり、
遂行アクティビティの種類や数に応じ、200~25,000マイルのボーナスがもらえる
「春のパートナー講座」キャンペーンを行なっています。
詳しくは、2007年4月8日のブログ「NWのキャンペーン」をご覧ください。

空マイラーにとっても、ノースウエスト航空はためやすく使いやすいエアラインですね。
本国往復の米国路線のほか、日本発着の近距離アジア路線も充実。
より少ない予算/短い休暇で、マイルを得ることもできるし、
少ないマイル数で特典航空券を使うこともできますしね(日系だと35,000マイル必要な、
タイやシンガポール、ベトナムなどの東南アジア路線が、
ノースウエスト航空だと20,000マイルから可能になります)。

そうそう、日本のどの航空会社(JALやANAのほか、スカイマークなどでもOK)でも
1フライトにつき一律、ノースウエスト航空の500マイルがたまる
「ニッポン500マイル・キャンペーン」も、引き続き実施中!
こちらも詳しくは、2007年4月8日付「NWのキャンペーン」をどうぞ。

私自身は、こういった一連のキャンペーンのお陰で、ノースウエスト航空や
その提携エアライン、もちろんスカイチームの飛行機にも一切乗らずに、
5年間で80,000マイル超のワールドパークス・マイルをためることができました。

おそらく80,000マイルのうち、過半数はこのようなボーナスマイルによるものじゃ
ないでしょうか。 JAL、ANAと並行してなので、自分としては快挙だと思ってます。

この80,000マイル(ヨーロッパ往復が可能)、当座は使うあてはありませんが
「思い立ったら、いつでも行ける」として、自分の精神的な支えになってます。
JALやANAは何かと有効期限を気にしなければならないので、
ノースウエスト航空の存在は、大変ありがたく思ってます。
(同社のマイルには有効期限はありませんが、3年間にわたりマイル獲得がない場合には
会員資格が停止され、獲得マイルを没収されることもあるという話なので、
これからも少しずつ、マイル積算活動を重ねていく予定です)

ああ、ノースウエスト1社でかなり話が長くなってしまいました。
それでは、それ以外のおすすめの会社を、手短に紹介していきます。

まずは、同じ米国系であり、アジア路線も同じように充実しているところから
ノースウエスト航空と何かとライバル視される? ユナイテッド航空。
2社とも外資系のなかでは、日本在住マイレージ会員数が多いことで知られていますよね。

ユナイテッド航空は、ANAと同じくスターアライアンスの正規メンバーなので、
いずれかのマイレージ・プログラムに入っていれば、どちらを利用しても
ほとんど同じようにマイルをためることができます。

ですから、ユナイテッド航空とANA、どちらか1つに入ればいいのですが
陸マイラーの立場からいうと、ANAのほうがおすすめ、ですね。
だって日本在住者向けキャンペーンは、ANAのほうが充実しているし
AMC提携パートナーやANAカードショッピングアルファ、電子マネー「Edy」など、
お得にマイルがたまる実店舗の存在は、外すことができない魅力ですし。

ではユナイテッド航空はまったくダメかというと、そんなことはありません。
「2社までならマイレージ会員になってもいいけど、3社は多すぎる」
「スカイチームの航空会社には乗る予定がない」という人なら、
JALとユナイテッド航空の組み合わせはいかがでしょうか?

ノースウエスト航空と同様、ユナイテッド航空も提携クレジットカードが揃ってますし
ネットマイル、Gポイントの各サイトからポイントをマイルに換えられますし
自前のネットショッピングモール「マイレージ・プラス・モール」も、
ノースウエスト航空のそれに決して引けを取らないほどの内容!
これらを組み合わせれば、陸マイラーひと筋でも結構マイルがたまるはず。

惜しむらくは、マイルの有効期限の設定がノースウエストに比べ厳しいこと。
ユナイテッドの場合過去18カ月間、マイル口座に変動(加算、交換)がない場合、
せっかくためたマイルは、有無をも言わさず失効されてしまうのです。
(2007年12月31日よりの実施となりますが、すでに2006年7月1日以降、
マイル口座に変動があるかどうかの対象になっているのです)

これさえ忘れなければ、とりあえず「無期限で」マイルをためることができるので
とかく「有効期限に縛られるのはイヤ」という人は、ANAの代わりに、
ユナイテッド航空の「マイレージ・プラス」に入ることを考えてもいいでしょう。

無期限ということであれば、お隣韓国の大韓航空・アシアナ航空とも
「原則としてマイルの有効期限は無期限」「家族のマイルの合算制度がある」と
いう点で、ちょっとひきつけられるところがありますね。
(我が国のJALやANAも、こういうところを真似してほしいなあと思うことも。
JALにも家族のマイルの合算プログラムが用意されてるけど、JALカード会員限定だし)
でも、大韓航空やアシアナ航空の場合、特典交換に必要な最低マイル数が
日系に比べて多く必要とか、日本在住者が、飛行機以外の日常生活でマイルをためるには
クレジットカードくらいしかないとか、陸マイラーにとっては正直、キビシイ状況。
陸マイラーの立場からすると、あくまで韓国在住者のためのプログラムといえるでしょう。

おしまいに、現地在住のかたにとって「あ、これは面白いかな」と思ったのが
香港に拠点を持つキャセイパシフィック航空の「アジア・マイル」。
なんといってもありがたいのが、ネット上にほぼ完璧な日本語ページが用意されていて
中国語や英語が苦手な日本人のかたも、ストレスなくサイトが読めること。
マイルをためるシーンも航空会社のほか、香港を中心に金融・証券、ホテル、通信、
レンタカー&運輸、ショッピング、レストラン、トラベル&レジャー、美容&健康など
いろんなカテゴリを網羅しています。

さらにユニークなのが、マイルをためてもらえる特典の数々。
おなじみの特典航空券やアップグレード、ホテル宿泊券、レンタカーのほか、
ワイン、レストラン、ゴルフプレー、液晶テレビ、DVDソフト、デジカメ、化粧品、
現地対応の携帯電話、宝飾アクセサリー、成田や羽田と都内を結ぶリムジンバス、
フライトシミュレータ、機内免税品事前予約、諸団体への寄付、
そして何と、マイルを使ってオークションに参加もできるんです!
特典のほうも、あくまで現地在住者が対象といったところですが
これだけ揃ってれば、思わず香港に住んで「アジア・マイル」に
参加したくなっちゃうかも!? 

さて次回は、マイルに交換できるインターネット上の「ポイントサイト」に
ついて、いろいろと説明していきましょう。
今回も長くなりましたが、そろそろこの辺で。お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(4) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

JALか、ANAか

皆さんこんにちは。今日で4回目となりました「マイルの基礎講座」。
いつも長文でスミマセン。それに概要ばかりで、あまり面白くない…と
感じてるかたもいらっしゃるかも。

そこで、今日のテーマはズバリ! 「JALか、ANAか」。
第2回目と3回目の講座で、マイレージ・プログラムもクレジットカードも
おすすめは「日系航空会社のもの」という風にお伝えしましたが、
それでは、JALとANA、1本に絞るとしたら、いったいどちらにしたらいいのか。
また、両方入るとしたら、どちらをメインにしたらいいのか。
実際に、両社のマイレージ・プログラムに登録している私が
あなたの悩みにお答えさせていただきます。

ただし、あくまで自分の主観ですので、参考意見にしていただくことをおすすめします。
また、今回は、「マイレージ・プログラムに登録し、かつJALカードかANAカード、
いずれかの航空会社提携クレジットカードを利用する陸マイラー」
を条件にして
回答させていただきたいと思います。

まあ、主に飛行機に乗ってマイルをためるという「空マイラー」さんなら、
第一に「多く利用するほうを選ぶ」のが、まっとうな考えですよね。
特に、帰省や出張などで、自分のよく利用する路線が
シングルトラック(1社の独占路線)であれば、それを選ばざるを得ない、のが普通。

では、「陸マイラー」さんならどうか?
これはズバリ、「好きなほうを選ぶ」のが正しいでしょう。
ちょっと考えてください。ポイントを集めるにしても、好きなほうで集めるのが
途中大変でも、やりがいがあるでしょう?
またポイントを使う時だって同じこと。好きなほうで使ったほうが、絶対楽しいはず。

でも「好きなほうで」といわれても、どっちも同じくらいで、決められない。
そう考える人も少なくないですよね。そんなアナタのために、私がちょっとアドバイス。

まず、陸マイラーといえど、年に1回は必ず飛行機に乗る、という人。
そんな人には、JAL、しかもJALカード会員になることをおすすめ。

なぜならJALカードには、搭乗することで大量のボーナスマイルが手に入る
チャンスがあるからです!

JALカードの場合、入会後に初めてJALグループの飛行機を利用すると、
入会搭乗ボーナスとして、1,000マイルを、フライトマイルにプラスして加算。
またその翌年以降も、毎年初回搭乗ボーナスとして、1,000マイルが手に入り、
さらに搭乗ごとのボーナスとして、常に区間マイルの10%がプラスされます。

以上は、普通カード/naviカード(学生専用カード)の場合。
これが、CLUB-A、CLUB-Aゴールド、ダイナースカードだと、
入会搭乗ボーナスがなんと5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスが2,000マイル、
搭乗ごとのボーナスが区間マイルの25%と、さらに大盤振る舞い!

実は私自身、最初からJALカードCLUB-A、ショッピングマイル・プレミアム付きで
入会したんですが、普通カードに比べれば、入会金や年会費も大変値が張ります。
でも、こういった数々のボーナスマイルが嬉しくて。マイルをためる励みにもなってます。

ちなみに私は、JALカードの普通カード、CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカードを
飛行機のエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスに例えるんですが
CLUB-Aカードに申し込むのに、ゴールドカードのような特別な審査はありません。
希望すれば(高校生を除く18歳以上で、入会金や年会費を払う余裕があれば)、
ほとんどの場合入会できます。これはちょっと頑張れば、手が届く
ビジネスクラスの立場によく似てますよね。

一方、正直なところ、JALカードにおいてはCLUB-Aと、CLUB-Aゴールドの差は
あまりないというか…私が入会した頃は、ゴールドにしか国内旅行損害保険が
自動付帯で付いてきていませんでしたが、今はCLUB-Aにも付いてるし。
(海外旅行損害保険はCLUB-A、CLUB-Aゴールドとも以前から自動付帯です)
せいぜい、ゴールドだとショッピングマイル・プレミアムに自動入会とか、
ショッピングセーフティ保険やゴルファー保険が自動付帯とか、
空港のエグゼクティブ向けラウンジが無料で利用できる、くらいかなあ。
これはサービスにおけるビジネスクラスと、ファーストクラスの差が
あまりなくなってきた(いや、私はファーストには乗ったことないのでよくわかりません。
ビジネスクラスには20年近く前に、ひょんなきっかけで乗せてもらったことがあります)
ことと共通してるんでしょうか。

そうそう、ANAカードの場合は、入会時のボーナス1,000マイル、
翌年度以降毎年カード継続時のボーナス1,000マイルとあるんですが
(ワイドカード、ワイドゴールドカード、ダイナースカードは入会時、継続時とも
それぞれ2,000マイル)、これはJALみたいに飛行機に乗る必要がなく
自動で加算されるので、必ずしも毎年飛行機に乗るとは限らない、という人には
ANAカードのほうがおすすめかも。
ちなみに、ANAカードにも飛ぶたびのボーナスマイルというのがありまして、
加算マイル数はJALカードの場合と同様、一般カードで区間基本マイレージの10%、
ワイド、ワイドゴールド、ダイナースで25%が加算されます。

あと、少々乱暴ないい方になりますが、
「都市部、特に首都圏にお住まいのかたにはJAL、地方にお住まいのかたはANA」
という意見も、一理あるような気がします。

JMBマイルパートナーやJALカード特約店の実店舗は実際のところ、都市部、
特に首都圏に集中。自分自身(東京の多摩地域に在住)の行動範囲にあるというだけで
「地方在住者に比べると、かなり得してるかな…」と実感することも
正直、少なくありません。

一方、ANAはマイルがお得にたまる実店舗が、JALに比べても少ないのですが
ANAには電子マネー「Edy」という、マイルがガンガンたまる強力な切り札があります。
昨日も申し上げたように、全国津々浦々に広がるEdyの加盟店網。
加盟店の数には若干の地域差がありますが、JALに比べると地域による差は
あまりないような気がします。

また、地域差ということでいえば、顕著なのがデパート。
JALカード特約店は西日本中心の「大丸」のほかは、
東京に1店舗だけの「プランタン銀座」や、九州の「岩田屋」「小倉伊勢丹」、
北海道の「丸井今井」、沖縄の「沖縄三越」など、地域的に偏在した感じ。
その一方で、ANAカードショッピングアルファには、
「高島屋」「西武」「松坂屋」と、広範囲に店舗を持つところが名を連ね
地方在住者にも利用しやすくなってます。
(ただ、経営統合が予定されてる大丸と松坂屋については、
今後どうなるかは、今のところわかりませんが…)

さらに、それこそ全国どこにいても利用できる
インターネットでマイルがたまるチャンスは、ANAのほうが圧倒的に多い!
楽天市場、セシールなどのショッピングサイト、
ネットマイル、Gポイントなどのポイントサイトなど、
ためたポイントがダイレクトにANAのマイルに交換できるサイトは、
かなり充実しているのが特徴。JALにもそういったサイトがないわけでは
ありませんが、外部サイトからのポイント交換については、
ANAのほうが勝っている、と考えるのが妥当でしょう。

それから、両社のプログラムに登録しているのでわかりますが
以前は、しょっちゅうメールニュースやメルマガが届くJALに比べ、
ANAのそれは、頻度がホントに少なかったものでした。

ところがここにきて、ANAからもひんぱんにメールニュースやメルマガが
届くようになり、また、昨年夏には自前のテナント形式の
ネットショッピングモールも開設。かなり前から自前のネットモールをもってる
JALにはまだまだ店舗数では及びませんが、ANAもいろんな企業と提携し、
各種キャンペーンも展開し、激しく追い上げてるって感じです。

それに、各地の温泉宿やリフレッシュサロン(マッサージやネイルサロンなど)も
JALに比べ、ANAのラインナップは貧弱かな、という感じもしてましたが
これもANAは、着実に提携店を増やしているような傾向が見られます。

また、特典航空券に交換できるマイル数が大幅な割引になるキャンペーン。
これもJALの独壇場だったのに、ANAも昨年あたりから、本腰を入れるように。

まあ、いろいろ書いてきましたが、結局のところ、ひと頃に比べても
JAL、ANAどちらにしても、損得に大きな違いはなくなってきたような感もあります。

ですから、結論は一つ。「好きなほうを選ぶ(または、メインにする)」こと。
だって、マイルをためるにしても使うにしても、そのほうが楽しいでしょう?

さて次回は、JAL、ANA以外の外資系航空会社について
おすすめのところを紹介していきたいと思います。
それではこの辺で。お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(3) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

クレジットカード

皆さんこんにちは。「マイルの基礎講座」今日は第3回目です。

昨日からいきなり難しくなった感じで、ついていくのが大変! という人も
いらっしゃると思います。誠に申し訳ございません。
今回は、陸マイラーには欠かせないアイテムのひとつである、クレジットカードについて
説明したいと思います。まあ、クレジットカードがなくてもマイルをためることは
不可能ではありませんが、自分の登録している航空会社のマイレージ・プログラムと
提携しているクレジットカードが1枚あれば、マイルをためるチャンスは
格段にアップ。マイレージ・プログラムに登録と同時に、クレジットカードにも
入会すれば、最初からショッピングでもマイルをどんどんためることができ、一石二鳥!
もちろん、マイレージ・プログラムに登録したばかりで
クレジットカードへの入会は様子をみてから…という考えも否定しません。
この記事が、皆さんにとって参考になることを願ってます。

さて現在、日本在住者が入会できる提携クレジットカードを発行している
主な航空会社は、以下のとおりとなっています。

  • アメリカン航空…三井住友(VISA)
  • エールフランス…三井住友(VISA)、JCB
  • アリタリア航空…ダイナース、DC(マスター)、三井住友(VISA)、JCB
  • コンチネンタル航空…UFJ(VISA、マスター)、JCB
  • 日本航空(JAL)…DC(VISA、マスター)、JCB、ダイナース
  • 大韓航空…DC(VISA、マスター)、JCB
  • ルフトハンザ ドイツ航空…UFJ(VISA)
  • 全日空(ANA)…三井住友(VISA、マスター)、JCB、ダイナース
  • ノースウエスト航空…JCB、シティ(VISA)、ダイナース
  • アシアナ航空…UC(VISA、マスター)
  • シンガポール航空…JCB、三井住友(VISA)
  • タイ国際航空…JCB
  • ユナイテッド航空…セゾン(VISA、マスター)、UC(VISA、マスター)、JCB
国内では無敵ですが、とかく海外には弱いといわれるJCBが健闘しているのが
目をひきますね。とにかく、これらのカードを、付帯ブランドの加盟店で利用すれば
代金に応じたマイルを、ダイレクトにためることができます。

また、航空会社と提携していない一般のカードでも、ためたポイントを航空会社の
マイルに交換できるところがあります。
その主なカードブランドは、以下のとおり。

  • JCB…JAL、ANA、ノースウエスト航空、アリタリア航空
  • ダイナース…ANA、アメリカン航空、アシアナ航空、ノースウエスト航空、アリタリア航空、タイ国際航空
  • アメリカン・エキスプレス…JAL、ANA、チャイナ エアライン、デルタ航空、ヴァージン アトランティック航空、タイ国際航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空
  • 三井住友…ANA、シンガポール航空、アリタリア航空
  • UC…JAL
  • DC…JAL、ノースウエスト航空
  • UFJ…JAL、コンチネンタル航空
  • ニコス…JAL、キャセイパシフィック航空
  • セゾン…JAL
アメリカン・エキスプレスは、航空会社と提携した日本在住者向けのカードは
現在のところありませんが、ポイント移行によってチャイナ エアラインやデルタ航空、
ヴァージン アトランティック航空、キャセイパシフィック航空など
提携カードが用意されてない航空会社のマイルをためることができますね。

さて、いろいろな航空会社やカードブランドを紹介してきましたが、
陸マイラーにおすすめのカードといえば、やっぱり
日系航空会社のクレジットカード、そう、JALカードとANAカードでしょう。

両社とも、さすが日系エアラインだけあって、日本国内在住者向けのサービスが
外資系に比べると、かなり充実しています。特に、2倍のマイルがたまる加盟店
(JALカード特約店、ANAカードショッピングアルファ)の存在は、見逃せません。

ところで、マイルがお得にたまる加盟店として、
JALには「JMBマイルパートナー」と「JALカード特約店」、
ANAには「AMC提携パートナー」と「ANAカードショッピングアルファ」がありますが
それぞれの違いは、わかりますか?

「JMBマイルパートナー」と「AMC提携パートナー」は、それぞれ
クレジットカードでなくても、マイレージ会員カードを提示して
マイレージ積算の旨を伝えれば、現金またはほかのクレジットカード払いでも
マイルがためられることになってます。

逆に「JALカード特約店」はJALカード、
「ANAカードショッピングアルファ」はANAカードでないと、2倍のマイルを
ためることができません。

でも、「JMBマイルパートナー」や「AMC提携パートナー」のお店で
「マイレージ会員カードを提示して、マイレージ積算の旨を伝えれば」といわれても
いざとなると、なんとなく気恥ずかしい、店員さんもちゃんとマイル積算手続きを
してくれるか、不安になってしまう人もいるかもしれませんね。
こんな時、「JMBマイルパートナー」ではクレジットカードであるJALカード、
「AMC提携パートナー」では同じくANAカードで支払ってしまえば
特に「マイル積算して下さい」と言わなくても、自動的にマイルが加算されるケースが
ほとんどです。
だからJALカードやANAカードは、マイレージ会員カードでもあると同時に
こんな時でもマイル積算の意志を伝えてくれる、力強い存在ともいえますね。

じゃあ、JALカードやANAカード、早速持とうかな、と思ったかた。ちょっと待った!
両方ともさまざまな種類のカードがありますが、陸マイラーにとって
最低限付けるべき機能を、ここでお伝えします。

JALカード:「ショッピングマイル・プレミアム」に入会
(普通カード、CLUB-Aカードは2,100円追加、
ダイナースやCLUB-Aゴールドは自動入会)

ANAカード:電子マネー「Edy」付きのカードに入会
(法人カード、郵貯共用カードを除く全ブランドに搭載)

実はJALカード、普通は100円=1マイル換算の航空会社提携カードが多いのに
最もベーシックな一般カードの場合、「ショッピングマイル・プレミアム」でないと
一般の店では200円=1マイル、特約店でも200円=2マイルの換算になってしまいます。

ところが、「ショッピングマイル・プレミアム」に入会すれば
一般の店で100円=1マイル、特約店で100円=2マイルと、やっとほかの航空会社と
同等の換算率になるという按配。ショッピングを中心にマイルをためていこうとする
陸マイラーたる者、年間2,100円の出費を惜しんではなりません!
(私はもちろん「ショッピングマイル・プレミアム」最初から入会してます。
もっともチョー面倒くさがりなので、100円=1マイル、特約店100円=2マイルという
計算のほうが、わかりやすいという理由もあったからですが)

ANAカードのほうは、ベーシックな一般カードでも100円=1マイル換算なので
(ショッピングアルファ加盟店なら100円=2マイル換算)
「ANAカードのほうが得?」と思ってしまいますが、ANAカードはいったん、
カード会社のポイントとしてためるシステムを取っており、ポイントからマイルへの
移行手数料が年間2,100円かかるので(都度移行、自動移行共通。
ただしワイドゴールドカード、学生用カード、ダイナースカードは無料)
原則として移行手数料はかからないJALカードの「ショッピングマイル・プレミアム」
付きと、「年間2,100円プラス」という意味では、同じ土俵に立つことになりますね。

また、ANAカードのほとんどに付帯されている「Edy」機能ですが、
今や国内最強ともいえる電子マネー。コンビニはじめスーパー、カラオケ店、
家電量販店、書店、ドラッグストア、飲食店、ガソリンスタンド、映画館etc。
さらに各地の商店街や、最近では「Edy」が使えるお寺も登場するなど
全国に加盟店が広がり、その浸透ぶりはめざましいばかり。
ANAカードでクレジットのほか、Edy(原則として200円=1マイル換算)を
使うことで、マイルをためるチャンスはさらに増えるのです。
なお、郵貯共用カードなどEdy機能付きでないカードを持ってる場合は、
「おサイフケータイ」にプリインストールされている「Edyアプリ」を起動、
サービス登録することで、カードを切り替えずにEdyでマイルをためることもできます。

そういうわけで。
昨日は「おすすめのマイレージ・プログラムは、日系航空会社のプログラム」、
そして今日は「おすすめのクレジットカードは、日系航空会社のカード」なんて
書いてきましたが、「それでは今まで持っていたクレジットカードは、
無駄になっちゃうの?」と思う人も、きっと多いことでしょう。あにはからんや。
日系航空会社の場合、いろんなクレジットカードからマイレージ・プログラムに
ポイントを移行するサービスが、これまた充実しているのも特徴なのです。

どのカードから移行できるかは、それぞれのサイトの該当ページ、
JALなら「JALマイレージバンク」→「暮らしでためる」→「クレジットカード」→
「ポイント移行」とたどり、
ANAなら「ANAマイレージクラブ」→「暮らしで貯める」→「クレジットカード」→
「その他カード」と進んでください。
あなたがお持ちのクレジットカードのポイントも、無駄なくマイルに換えられるかも!?

ところで、マイレージの達人さんたちのホームページやブログを見ますと、
「○○カードの××という支払いシステムのほうが、航空会社提携カードよりも
ずっとマイル換算率がいい」などとまことしやかに囁かれ、なかには
「これを知らないと、真の陸マイラーとはいえない」なんて、
まるで「陸マイラーの常識」みたいに主張している人も。

その言葉につられ、私も覗いてみたりするのですが、ちょっと複雑で
面倒くさがり屋の私には、はっきりいって向いていません。

やはり航空会社提携のカードでマイルをためるのが、王道といえるでしょう。
特に初心者のかたは、いきなり「裏技」に飛びつくのではなく、
王道を試してみることが肝心。わからないことがあっても、いざとなれば
その航空会社のサイトを見たり、質問したりすればいいのだし。
お得なキャンペーンなどもいろいろあって、わかりやすくて便利!

「裏技」とて所詮、マイルに移行されるまで航空会社提携カードに比べ
時間がかかるし、また、大量のマイルを獲得する会員が増えてることで
移行の条件を厳しくするなど「改悪」する動きも、ないとはいえません。
まずは「王道」で慣れてから、「裏技」をあたってみても遅くはありません。
その頃には、「その裏技が、自分に合ったやり方か」という判断もできると思いますので。

今回も長くなりました。さて次はいよいよ、マイラーにとっての永遠の課題!?
「JALか、ANAか」について、講義をしたいと思います。
それではこの辺で。お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(2) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

提携グループとマイルの有効期限

皆さんこんにちは。「マイルの基礎講座」第2回目の開講です。

昨日の「マイルと陸マイラー」は、いかがでしたでしょうか。
マイルの世界のほんの触り、ガイダンス的な説明に終始しましたが
今日からは、いよいよ実践的な話が始まります。
いきなり、説明が難しくなり、読んでいて頭がこんがらかる箇所もあるでしょうが、
じっくり読み込めば大丈夫、のはず。
どうしてもわからない点がありましたら、お気軽にご質問、
またはご感想やご意見なども頂戴できるとありがたく存じます。
ツッコミも大歓迎!(でも、できればお手柔らかに…ね)

第1回目でも書いたように、飛行機に乗ったり、提携会社のサービスを利用することで
「マイル」と称するポイントがたまり、そのマイル数に応じて無料航空券をはじめ、
座席のアップグレードや商品券、記念品などの特典が提供されるのが
いわゆる「マイレージ・プログラム(マイレージ・サービス)」と呼ばれる
ポイントサービス。このマイレージ・プログラムを導入している航空会社は
昨年の時点で、全世界で70社以上という話も聞いたことがあります
(意外と少ない、という感じも個人的にはしてますが)。

当初は各社とも「自社の飛行機を利用した場合のみ」と、囲い込みに近い
サービスが展開されてましたが、各社間の顧客獲得競争が激しくなるにつれ
ほかの航空会社と提携し、その航空会社に乗った場合でも、自社のマイルとして
ポイントがたまる、というようにプログラムの内容が変更されていき、
さらに別の航空会社とも提携して、その航空会社でも同様に…を繰り返していった結果
世界の航空会社は、大きく以下の3つの提携グループに分かれるようになりました。

スター アライアンス
エア・カナダ、ニュージーランド航空、全日空(ANA)、アシアナ航空、
オーストリア航空、ブリティッシュミッドランド航空、LOTポーランド航空、
ルフトハンザ ドイツ航空、スカンジナビア航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、
スパンエア、スイスインターナショナルエアラインズ、TAPポルトガル航空、
タイ国際航空、ユナイテッド航空、USエアウェイズ

スカイチーム
アエロフロート、アエロメヒコ、エールフランス、KLMオランダ航空、アリタリア航空、
コンチネンタル航空、チェコ航空、デルタ航空、大韓航空、ノースウエスト航空

ワンワールド
アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、
フィンランド航空、イベリア航空、日本航空(JAL)、ラン航空、
マレブ・ハンガリー航空、カンタス航空、ロイヤル・ヨルダン航空

いずれも2007年4月現在の加盟会社で、「アソシエイト・メンバー」(正会員ではなく、
準会員的なメンバー)や「リージョナル・メンバー」(地域航空会社)、
および加盟予定の航空会社を除きます。

なお、この提携グループのことを、正式には「航空連合」、英語だと「アライアンス」
(同盟)といったりしますが、一般のかたですと「アライアンス」と
「スター アライアンス」を取り違えかねないため、ここでは「提携グループ」という
呼称を便宜的に使わせていただきます。

「飛行機に乗ってマイルをためる」場合、同じ提携グループに所属していれば
他社の飛行機に乗った時でも、自分が参加しているマイレージ・プログラムの会社の
飛行機に乗った時と同じようにマイルがたまるというのが原則です。
例えば、A社とB社が同じグループに所属していて、A社のマイレージ・プログラムに
登録している人が、B社の飛行機に乗った場合でも、マイルが加算できるということです。
この場合、マイルはあくまで自分の登録しているプログラム、A社のマイルとして
加算されます。また条件によっては、同じ提携グループであっても
マイルが加算されなかったり、同一航空会社の同一路線、同一クラス(運賃)であっても
登録しているマイレージ・プログラムにより加算マイル数が異なる場合もあります。

「マイルを特典航空券に使う」場合も、同様のこと。
A社とB社が同じ提携グループに所属していれば、A社のマイレージ・プログラムに
登録している人は、マイルをためてB社の特典航空券を手に入れることもできます。
ただし、例え同じグループであっても、自分の会社の特典航空券を獲得する場合に比べ
一定の条件が課せられたり、より多くのマイル数が必要になる場合もあります。

とにかく「ためる」「使う」いずれにしても、他社の航空便が関わるものであっても
自分の登録しているマイレージ・プログラムの規定や細則が適用されますのでご注意を。

あと注意しておきたいのが、以下の2点。

たとえ同じ提携グループに所属している航空会社であっても、異なる会社の
マイレージ・プログラムにあるそれぞれのマイルを、合算することはできません。

たとえ同じ提携グループに所属している航空会社であっても、いったん1つの会社の
マイレージ・プログラムに入ったマイルを、他社のマイレージ・プログラムに
移行することはできません。

特に後者は、「マイルを航空会社以外のポイントに移行」というサービスも
ないわけではないので、それを経由して…というのも一見、可能なように思えますが
実際に移行ルートを探そうとしても、さまざまな壁があって、航空会社間の
マイルの交換は、できないようにしている、というのが現状のようです。

それから追記事項としまして、航空会社によっては提携グループ以外の航空会社と
個別に提携関係を結んでいるケースが多々見られます。
例えばJALはこの4月にワンワールドに加盟しましたが、それまで提携関係を結んでいた
エールフランス(スカイチーム)、エミレーツ航空、香港ドラゴン航空とは
提携を解消することなく、引き続き同じように搭乗でJALのマイルとしてため、
またJALのマイルを、各社の特典航空券に交換することができます。

ANAについても、中国国際航空、マレーシア航空、カタール航空、上海航空、
ヴァージン アトランティック航空の各社と提携し、それぞれの会社の搭乗で
ANAマイルがたまり、またANAマイルで各社の特典航空券を得ることも可能です。

さていよいよ、これからは「果たしてどの航空会社のマイレージ・プログラムに
登録するのがいいのか」について、お話をいたしましょう。

その前に、考えておかなければならないことがいくつかあります。
特に「マイルの有効期限」には、注意しなければなりません。

マイルには普通、有効期限が設けられ、その日までに使わないと
せっかくためたマイルが失効してしまうというもの。
JAL、ANAは2社とも、加算日の年の、翌々年の12月31日(最大3年)が有効期限。
なかには、無期限(条件付きも含む)というノースウエスト航空やコンチネンタル航空、
大韓航空やアシアナ航空などの航空会社や、
18カ月に1度のマイル加算または使用で、さらに18カ月期限が延長される
ユナイテッド航空のような航空会社もあります。

そう考えると、飛行機以外でマイルをためる「陸マイラー」にとっては
マイル無期限の航空会社のマイレージ・プログラムがおすすめのような気がしますが
(実際、そうアドバイスしている達人さんも大勢いらっしゃいます)
陸マイラー歴約7年、JAL・ANA・ノースウエスト航空の3社のプログラムに参加し、
利用してきた経験からいわせていただきますと、日本在住者であれば、陸マイラーにこそ、
JAL・ANAといった日系航空会社のマイレージ・プログラムを、おすすめしたいのです。

なぜなら、これらの日系航空会社は、外資系に比べて提携パートナーが多く、
日常生活でマイルをためるチャンスが圧倒的に多いからです。
電子マネーや携帯電話でマイルが積算できるサービスも、日系のほうが充実。
マイルが通常よりお得にたまる日本在住者向けキャンペーンも当然のごとく、
日系航空会社の圧勝、という感じ。

そして特典航空券として使う場合でも、特に欧米線などの遠距離路線において
日系航空会社のマイレージ・プログラムのほうが、特典航空券に換えるための
必要マイル数が少なくて済むという実情があるのです。
さらに日系航空会社は、「ディスカウント」や「減額」と銘打って
通常より少ないマイル数(通常の1~2割引、場合によっては半減近くになることも)で
特典航空券に交換できるキャンペーンを、しばしば行なっていたりしますから
お得に旅行ができるという点でも、見逃せないのです。

特に、年に1回は大手航空会社の国内線を利用し、
JALカードやANAカードなど、航空会社提携のクレジットカードをすでに持っている、
あるいは持つ余裕がある人には、日系航空会社のプログラムが一押し。
通常の2倍(以上)マイルがたまる加盟店やキャンペーンなどをうまく利用することで、
ごく普通に生活していても、3年で国内線往復(15,000マイル)は無理なくたまりますし
もう少し頑張ってハワイ往復(40,000マイル)を実現するのも、
たとえバリバリの陸マイラー生活を貫いていたとしても、夢ではありません。

3年という縛りがどうしてもイヤ、JALカードやANAカードを新たに持つ余裕はない、
とおっしゃるかたには、ノースウエスト航空やユナイテッド航空などもいいでしょうが
陸マイラーで特に「無期限」のプログラムだと、マイルをためるモチベーションが
どうしても上がらないのも事実。目標をしっかり立てて、たまにでいいですから
何らかの形で、コツコツとマイルを積み立てていくというのが大切になってきます。

おすすめの航空会社など、具体的なアドバイスは第4回・第5回の講義で行なう予定。
次回の第3回では、クレジットカードの話を中心にさせていただきたいと思います。
それでは、今回はこの辺で。お疲れ様でした!!


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マイルの基礎講座(1) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

マイルと陸マイラー

皆さんこんにちは。本日から始まりましたマイレージの初心者向け講座、
「マイルの基礎講座」。私は、講師のじゅめいむと申します。
これから全10回の予定で、今さら他人に聞けない質問から
ちょっと踏み込んだ項目やトリビア的知識、私個人の意見やアドバイスも交え、
ボリュームもたっぷりに、これだけは知っておくと何かと得する
マイレージの世界を楽しむためのあれこれをお届けさせていただきます。

前日の予告でも申し上げましたが、裏技を手っ取り早く知りたいとか、
1マイルの損得にこだわるという人には、この講座はおすすめいたしません。
あくまで、初心者が基礎的な知識を身につけていただくため、
また、ある程度マイルに慣れ親しんでる人も一度立ち止まって、とあるマイラーの独り言、
参考意見として確認していただければと思います。

正直、文章は長く回りくどいので、読むのに骨が折れる箇所も多々あるでしょうが
できるだけ丁寧に説明することを心がけていますので、何とぞご了承ください。
何かわかりにくい点やご意見、ご感想などありましたら
お気軽にコメントを寄せてくださいますと幸いに存じます。

それでは第1回のテーマ「マイルと陸マイラー」を開講させていただきます。

さて皆さん、「マイル」というと、日本では「飛行機の搭乗距離、または
飛行機に乗ったり、航空会社と提携しているサービスを利用した場合に付くポイント」の
ことに限定して指してる場合が多いですよね。
でも本来は、アメリカ合衆国で採用されているヤード・ポンド法における
距離の単位であることは、ご存じのかたも多いと思います。
陸上だと1マイル=約1609.344m、船や飛行機だと1マイル=約1852m。
ただ一般的な飛行機のマイレージ・プログラムの場合、1852mのほうではなく
約1609mの搭乗距離を「1マイル」と称しているようですが。

今日では一般に「マイレージ・プログラム(あるいはマイレージ・サービス)」として
紹介されるこのポイント制度、元来は「フリークエント・フライヤーズ・プログラム」
(略称FFP)と呼ばれていました。文字通り「飛行機によく乗る人のためのプログラム」。
ですから、現在のように買い物とか、あるいはインターネット広告を見るだけで
マイルがたまるなんて、考えられない時代があったのです。

FFPが産声を上げたのは、およそ四半世紀前の1981年5月。
アメリカにある航空会社、アメリカン航空とユナイテッド航空が相次いでサービスを開始。
(このうち、ユナイテッド航空のFFPの名称「マイレージ・プラス」が、
こんにちFFPをマイレージ・プログラムと呼ぶようになった語源ともいわれています)
当初は主にビジネスマン向けの、短期間のプロモーションとしか
考えられていなかったようでしたが、数年後には、飛行機をあまり利用しない人たちも
積極的にプログラムに入会するようになり、急速に浸透。
航空会社は次第にホテルやレンタカーといった関連業種や電話会社、
さらにはクレジットカード会社などにも提携先を広げ
「飛行機に乗らなくても」マイルがためられるように。
また、FFPの成功を知って、導入にあまり乗り気ではなかったほかの航空会社も、
次々とサービスを提供するようになりました。

当然、ほかの国のエアラインにも導入の動きは広がります。
日本におけるマイレージ・プログラムは1993年の初め頃、JALとANAが相次いで行なった
「国際線の搭乗距離に応じて旅行券をプレゼントする」というキャンペーンが、
始まりとされています。その当時は法規制により、日本では無料航空券の
プレゼントができなかったため旅行券になったのですが、同じ年の11月には
早くも両社は、無料航空券と座席アップグレードの提供に踏み切っています。

当初は、マイルをためるのに「正規運賃での利用のみ」「エコノミークラスはダメ」
なんて縛りもあったのですが、そういう規制が徐々に撤廃されていくとともに、
エアライン同士の提携(=グループ化)の広がりや
航空会社以外の提携先の拡大(=陸マイラーの増殖!?)、
そして特典も、航空券やアップグレードだけでなく、
飲食物、フライトシミュレーター体験、電子マネー、クルーズやオペラ鑑賞、
電子機器、レンタカー、ホテル宿泊、団体への寄付…などなど
いろんな方面へ広がっています。

ところで「マイル」が距離の単位とすれば、「マイレージ」は厳密には
「一定時間内の総マイル数」や「走行距離」のこと。
日本では、特に航空分野に限って「マイレージ」が使われる…と
いいたいところですが、現実、例えばガソリンとか自動車のETC、映画鑑賞、
さらには一般の商店や銀行、インターネットのポイントサイトなどで、
航空マイルとは関係ないポイントを「マイル」「マイレージ」と呼んでいたり、
また「フードマイレージ」(食料の輸送距離)という言葉も浸透しつつあり
混乱しかねない状態。読み取りには注意が必要です。
(ちなみに私自身は「マイル」と「マイレージ」は特に区別せず、混同して使ってます)

そして「マイラー」という言葉。
本来の英語では、マイル競走の選手(競走馬)を指しているのですが
日本だとこの意味で使われることは、ほぼ皆無ですね。
そう、我が国では「マイルをためる(ことに熱中している)人」の意味に
完全に転じてしまった感があります。

特に日本独自の造語として「陸(おか)マイラー」という言葉があげられます。
以前から、「サーフィンはしないけど、ファッションだけサーファー気取り」という
人のことを「陸(おか)サーファー」と呼んでたりしてますが、まさにそれをヒントに
造られた言葉といえそうです。
意味は文字通り、「飛行機に乗らず、主にクレジットカードや電子マネー、
インターネットのポイントサイトなどの利用でマイルをためる人」のこと。
「丘マイラー」と表記している場合もありますが、意味は同じです。

また「陸マイラー」に対抗して「空(そら)マイラー」という単語もありますが
もともとマイルは、飛行機に乗ってためるのが本筋ですから、あえて「空」を
付けなくても、とは個人的に思いますけどね。

そんなわけで、本来の目的からすると「陸マイラー」の行為は
邪道といえなくもないですけど、世間には「お金がなく、休暇もとれず
飛行機に乗りたくても、なかなか乗る機会がない」という人も少なくありません。

また、出張などでしょっちゅう飛行機を利用しているような人のなかにも
「勤務先の規定で、マイルが個人のものにならない」という人もいらっしゃるようで
こういう人たちも、自分のための旅行をするには「陸マイラー」にならざるを得ない、
という事情も理解できますよね。

かくいう私自身の場合は、トラベルライターという肩書をもっているため
よく誤解されるのですが、現実は飛行機どころか鉄道に乗ることもほとんどなく
カメラマンの車で、関東近郊の温泉地に取材、というのがこれまでの仕事の大部分。
仕事で飛行機に乗ったなんて、11年のキャリアのなかで、数えるほどしかありません。
かつて航空雑誌の編集部に在籍していたくらいですから、人後に落ちない
飛行機好きであることは確かなだけに「こんなはずじゃなかった」と
悔しい思いを何度もしてきました。その思いが私を「陸マイラー」への道に
駆り立てたともいえそうです。

次第に、航空会社のマイレージ・プログラムと提携する企業も広範囲に及ぶにつれ
今では「陸マイラー」の存在も世間にすっかり認知され
陸マイラーが作るホームページやブログも、人気を集めています。
この講座でも、「陸」でマイルをためることを中心に、
これからマイレージの基本についての説明を進めていきたいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。お疲れ様でした!!


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