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マイルの基礎講座(3) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

クレジットカード

皆さんこんにちは。「マイルの基礎講座」今日は第3回目です。

昨日からいきなり難しくなった感じで、ついていくのが大変! という人も
いらっしゃると思います。誠に申し訳ございません。
今回は、陸マイラーには欠かせないアイテムのひとつである、クレジットカードについて
説明したいと思います。まあ、クレジットカードがなくてもマイルをためることは
不可能ではありませんが、自分の登録している航空会社のマイレージ・プログラムと
提携しているクレジットカードが1枚あれば、マイルをためるチャンスは
格段にアップ。マイレージ・プログラムに登録と同時に、クレジットカードにも
入会すれば、最初からショッピングでもマイルをどんどんためることができ、一石二鳥!
もちろん、マイレージ・プログラムに登録したばかりで
クレジットカードへの入会は様子をみてから…という考えも否定しません。
この記事が、皆さんにとって参考になることを願ってます。

さて現在、日本在住者が入会できる提携クレジットカードを発行している
主な航空会社は、以下のとおりとなっています。

  • アメリカン航空…三井住友(VISA)
  • エールフランス…三井住友(VISA)、JCB
  • アリタリア航空…ダイナース、DC(マスター)、三井住友(VISA)、JCB
  • コンチネンタル航空…UFJ(VISA、マスター)、JCB
  • 日本航空(JAL)…DC(VISA、マスター)、JCB、ダイナース
  • 大韓航空…DC(VISA、マスター)、JCB
  • ルフトハンザ ドイツ航空…UFJ(VISA)
  • 全日空(ANA)…三井住友(VISA、マスター)、JCB、ダイナース
  • ノースウエスト航空…JCB、シティ(VISA)、ダイナース
  • アシアナ航空…UC(VISA、マスター)
  • シンガポール航空…JCB、三井住友(VISA)
  • タイ国際航空…JCB
  • ユナイテッド航空…セゾン(VISA、マスター)、UC(VISA、マスター)、JCB
国内では無敵ですが、とかく海外には弱いといわれるJCBが健闘しているのが
目をひきますね。とにかく、これらのカードを、付帯ブランドの加盟店で利用すれば
代金に応じたマイルを、ダイレクトにためることができます。

また、航空会社と提携していない一般のカードでも、ためたポイントを航空会社の
マイルに交換できるところがあります。
その主なカードブランドは、以下のとおり。

  • JCB…JAL、ANA、ノースウエスト航空、アリタリア航空
  • ダイナース…ANA、アメリカン航空、アシアナ航空、ノースウエスト航空、アリタリア航空、タイ国際航空
  • アメリカン・エキスプレス…JAL、ANA、チャイナ エアライン、デルタ航空、ヴァージン アトランティック航空、タイ国際航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空
  • 三井住友…ANA、シンガポール航空、アリタリア航空
  • UC…JAL
  • DC…JAL、ノースウエスト航空
  • UFJ…JAL、コンチネンタル航空
  • ニコス…JAL、キャセイパシフィック航空
  • セゾン…JAL
アメリカン・エキスプレスは、航空会社と提携した日本在住者向けのカードは
現在のところありませんが、ポイント移行によってチャイナ エアラインやデルタ航空、
ヴァージン アトランティック航空、キャセイパシフィック航空など
提携カードが用意されてない航空会社のマイルをためることができますね。

さて、いろいろな航空会社やカードブランドを紹介してきましたが、
陸マイラーにおすすめのカードといえば、やっぱり
日系航空会社のクレジットカード、そう、JALカードとANAカードでしょう。

両社とも、さすが日系エアラインだけあって、日本国内在住者向けのサービスが
外資系に比べると、かなり充実しています。特に、2倍のマイルがたまる加盟店
(JALカード特約店、ANAカードショッピングアルファ)の存在は、見逃せません。

ところで、マイルがお得にたまる加盟店として、
JALには「JMBマイルパートナー」と「JALカード特約店」、
ANAには「AMC提携パートナー」と「ANAカードショッピングアルファ」がありますが
それぞれの違いは、わかりますか?

「JMBマイルパートナー」と「AMC提携パートナー」は、それぞれ
クレジットカードでなくても、マイレージ会員カードを提示して
マイレージ積算の旨を伝えれば、現金またはほかのクレジットカード払いでも
マイルがためられることになってます。

逆に「JALカード特約店」はJALカード、
「ANAカードショッピングアルファ」はANAカードでないと、2倍のマイルを
ためることができません。

でも、「JMBマイルパートナー」や「AMC提携パートナー」のお店で
「マイレージ会員カードを提示して、マイレージ積算の旨を伝えれば」といわれても
いざとなると、なんとなく気恥ずかしい、店員さんもちゃんとマイル積算手続きを
してくれるか、不安になってしまう人もいるかもしれませんね。
こんな時、「JMBマイルパートナー」ではクレジットカードであるJALカード、
「AMC提携パートナー」では同じくANAカードで支払ってしまえば
特に「マイル積算して下さい」と言わなくても、自動的にマイルが加算されるケースが
ほとんどです。
だからJALカードやANAカードは、マイレージ会員カードでもあると同時に
こんな時でもマイル積算の意志を伝えてくれる、力強い存在ともいえますね。

じゃあ、JALカードやANAカード、早速持とうかな、と思ったかた。ちょっと待った!
両方ともさまざまな種類のカードがありますが、陸マイラーにとって
最低限付けるべき機能を、ここでお伝えします。

JALカード:「ショッピングマイル・プレミアム」に入会
(普通カード、CLUB-Aカードは2,100円追加、
ダイナースやCLUB-Aゴールドは自動入会)

ANAカード:電子マネー「Edy」付きのカードに入会
(法人カード、郵貯共用カードを除く全ブランドに搭載)

実はJALカード、普通は100円=1マイル換算の航空会社提携カードが多いのに
最もベーシックな一般カードの場合、「ショッピングマイル・プレミアム」でないと
一般の店では200円=1マイル、特約店でも200円=2マイルの換算になってしまいます。

ところが、「ショッピングマイル・プレミアム」に入会すれば
一般の店で100円=1マイル、特約店で100円=2マイルと、やっとほかの航空会社と
同等の換算率になるという按配。ショッピングを中心にマイルをためていこうとする
陸マイラーたる者、年間2,100円の出費を惜しんではなりません!
(私はもちろん「ショッピングマイル・プレミアム」最初から入会してます。
もっともチョー面倒くさがりなので、100円=1マイル、特約店100円=2マイルという
計算のほうが、わかりやすいという理由もあったからですが)

ANAカードのほうは、ベーシックな一般カードでも100円=1マイル換算なので
(ショッピングアルファ加盟店なら100円=2マイル換算)
「ANAカードのほうが得?」と思ってしまいますが、ANAカードはいったん、
カード会社のポイントとしてためるシステムを取っており、ポイントからマイルへの
移行手数料が年間2,100円かかるので(都度移行、自動移行共通。
ただしワイドゴールドカード、学生用カード、ダイナースカードは無料)
原則として移行手数料はかからないJALカードの「ショッピングマイル・プレミアム」
付きと、「年間2,100円プラス」という意味では、同じ土俵に立つことになりますね。

また、ANAカードのほとんどに付帯されている「Edy」機能ですが、
今や国内最強ともいえる電子マネー。コンビニはじめスーパー、カラオケ店、
家電量販店、書店、ドラッグストア、飲食店、ガソリンスタンド、映画館etc。
さらに各地の商店街や、最近では「Edy」が使えるお寺も登場するなど
全国に加盟店が広がり、その浸透ぶりはめざましいばかり。
ANAカードでクレジットのほか、Edy(原則として200円=1マイル換算)を
使うことで、マイルをためるチャンスはさらに増えるのです。
なお、郵貯共用カードなどEdy機能付きでないカードを持ってる場合は、
「おサイフケータイ」にプリインストールされている「Edyアプリ」を起動、
サービス登録することで、カードを切り替えずにEdyでマイルをためることもできます。

そういうわけで。
昨日は「おすすめのマイレージ・プログラムは、日系航空会社のプログラム」、
そして今日は「おすすめのクレジットカードは、日系航空会社のカード」なんて
書いてきましたが、「それでは今まで持っていたクレジットカードは、
無駄になっちゃうの?」と思う人も、きっと多いことでしょう。あにはからんや。
日系航空会社の場合、いろんなクレジットカードからマイレージ・プログラムに
ポイントを移行するサービスが、これまた充実しているのも特徴なのです。

どのカードから移行できるかは、それぞれのサイトの該当ページ、
JALなら「JALマイレージバンク」→「暮らしでためる」→「クレジットカード」→
「ポイント移行」とたどり、
ANAなら「ANAマイレージクラブ」→「暮らしで貯める」→「クレジットカード」→
「その他カード」と進んでください。
あなたがお持ちのクレジットカードのポイントも、無駄なくマイルに換えられるかも!?

ところで、マイレージの達人さんたちのホームページやブログを見ますと、
「○○カードの××という支払いシステムのほうが、航空会社提携カードよりも
ずっとマイル換算率がいい」などとまことしやかに囁かれ、なかには
「これを知らないと、真の陸マイラーとはいえない」なんて、
まるで「陸マイラーの常識」みたいに主張している人も。

その言葉につられ、私も覗いてみたりするのですが、ちょっと複雑で
面倒くさがり屋の私には、はっきりいって向いていません。

やはり航空会社提携のカードでマイルをためるのが、王道といえるでしょう。
特に初心者のかたは、いきなり「裏技」に飛びつくのではなく、
王道を試してみることが肝心。わからないことがあっても、いざとなれば
その航空会社のサイトを見たり、質問したりすればいいのだし。
お得なキャンペーンなどもいろいろあって、わかりやすくて便利!

「裏技」とて所詮、マイルに移行されるまで航空会社提携カードに比べ
時間がかかるし、また、大量のマイルを獲得する会員が増えてることで
移行の条件を厳しくするなど「改悪」する動きも、ないとはいえません。
まずは「王道」で慣れてから、「裏技」をあたってみても遅くはありません。
その頃には、「その裏技が、自分に合ったやり方か」という判断もできると思いますので。

今回も長くなりました。さて次はいよいよ、マイラーにとっての永遠の課題!?
「JALか、ANAか」について、講義をしたいと思います。
それではこの辺で。お疲れ様でした!!


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