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マイルの基礎講座(5) [基礎講座]

*2007年春の情報です。

外資系航空会社のおすすめプログラム

皆さんこんにちは。全10回、今日で折り返しの5回目となります「マイルの基礎講座」。
ここまで、ちゃんとついてきていけてますでしょうか?
ちょっと心配な面もありますが、予定通り、5回目の講義に入らせていただきたいと
思います。過去の講義を含め、どうしてもわからないところがありましたら、
どんなことでも構いませんので、いつでもお気軽にお尋ねくださいね。

さて、昨日お送りしたのは日系航空会社、JALとANAのマイレージ・プログラムの
比較についてでしたが、それ以外、外資系航空会社のマイレージ・プログラムにも
魅力的なものがいくつかあります。
マイルの有効期限がない(あるいは、条件付きで事実上無期限になる)ことで
自分のペースでためられるだけではなく、プログラムによっては、日系に負けない
キャンペーンを備えてたりして、あっという間にマイルがたまるところも!
これらのプログラムを、順を追って紹介していきましょう。

まず、陸マイラーにとって一押しの外資系航空会社のマイレージ・プログラムは、

ノースウエスト航空の「ワールドパークス」です!!

自分自身、JALメイン、ANAを第1のサブ、ノースウエスト航空を第2のサブとして
(こういうふうにしたのは、マイレージ会員になった年月日の早い順であって
決して好き嫌いなどで決めたのではありません)登録し、利用してるんですが、
この3つのプログラムの組み合わせでよかったと、常日頃から思ってます。

まず第一に、JAL→ワンワールド、ANA→スターアライアンス、
そしてノースウエスト航空→スカイチームと、三大提携グループをすべて網羅!

そして陸マイラーにとって、JAL/ANAマイルのためやすさ、使いやすさはいうに及ばず、
ノースウエスト航空も、外資系では屈指の陸マイラー向きプログラムといえるのです。

まず、提携クレジットカードのラインナップが、外資系のなかでは充実!
また、クレジットカードのポイントをマイルに換える、という点でも、
ノースウエスト航空はJCB、ダイナース、DCカードと提携、
こちらのカードを使っても、マイルをためることができるのです。
(クレジットカードでのマイル加算については、2007年4月30日のブログをご覧ください)

また、インターネットのポイントサイト(翌日の講義で解説予定)から
ポイントをマイルへ移行できる外資系のマイレージ・プログラムはごく少ないんですが、
ノースウエスト航空はそれが可能という、貴重な存在のエアライン。
何しろネットマイル、Gポイントという二大ポイントサイトのポイント移行先に
ANAとともに、当初から名を連ねていたのがこのノースウエスト航空なんです。
私自身も、この2つのポイントサイトから、相当のポイントを
ノースウエストのマイルへ移行したものでした。

さらにノースウエスト航空では、自分とこのサイトに
「ワールドパークス・マイルモール」というネットショッピングモールをもってまして
約120社以上の提携先が、テナントとして入ってます。
そこでの買い物(もちろん、現金払いもOK)で、規定のノースウエストのマイルを
獲得することができます。なかには資料請求や会員登録等で、
無料でマイルが手に入るところもあったりして、侮れない存在ですね。

そしてそして、絶対見逃せないのが、ノースウエスト航空がたびたびネット上で
行なってる、超太っ腹なキャンペーン!

過去には「フライ・フリー・ファスター」などと称し、
1つのアクティビティと5つのクレジットの遂行で1万マイルのボーナスがたまる、
なんてキャンペーンを行なってましたが、現在はもっと条件が緩やかになり、
遂行アクティビティの種類や数に応じ、200~25,000マイルのボーナスがもらえる
「春のパートナー講座」キャンペーンを行なっています。
詳しくは、2007年4月8日のブログ「NWのキャンペーン」をご覧ください。

空マイラーにとっても、ノースウエスト航空はためやすく使いやすいエアラインですね。
本国往復の米国路線のほか、日本発着の近距離アジア路線も充実。
より少ない予算/短い休暇で、マイルを得ることもできるし、
少ないマイル数で特典航空券を使うこともできますしね(日系だと35,000マイル必要な、
タイやシンガポール、ベトナムなどの東南アジア路線が、
ノースウエスト航空だと20,000マイルから可能になります)。

そうそう、日本のどの航空会社(JALやANAのほか、スカイマークなどでもOK)でも
1フライトにつき一律、ノースウエスト航空の500マイルがたまる
「ニッポン500マイル・キャンペーン」も、引き続き実施中!
こちらも詳しくは、2007年4月8日付「NWのキャンペーン」をどうぞ。

私自身は、こういった一連のキャンペーンのお陰で、ノースウエスト航空や
その提携エアライン、もちろんスカイチームの飛行機にも一切乗らずに、
5年間で80,000マイル超のワールドパークス・マイルをためることができました。

おそらく80,000マイルのうち、過半数はこのようなボーナスマイルによるものじゃ
ないでしょうか。 JAL、ANAと並行してなので、自分としては快挙だと思ってます。

この80,000マイル(ヨーロッパ往復が可能)、当座は使うあてはありませんが
「思い立ったら、いつでも行ける」として、自分の精神的な支えになってます。
JALやANAは何かと有効期限を気にしなければならないので、
ノースウエスト航空の存在は、大変ありがたく思ってます。
(同社のマイルには有効期限はありませんが、3年間にわたりマイル獲得がない場合には
会員資格が停止され、獲得マイルを没収されることもあるという話なので、
これからも少しずつ、マイル積算活動を重ねていく予定です)

ああ、ノースウエスト1社でかなり話が長くなってしまいました。
それでは、それ以外のおすすめの会社を、手短に紹介していきます。

まずは、同じ米国系であり、アジア路線も同じように充実しているところから
ノースウエスト航空と何かとライバル視される? ユナイテッド航空。
2社とも外資系のなかでは、日本在住マイレージ会員数が多いことで知られていますよね。

ユナイテッド航空は、ANAと同じくスターアライアンスの正規メンバーなので、
いずれかのマイレージ・プログラムに入っていれば、どちらを利用しても
ほとんど同じようにマイルをためることができます。

ですから、ユナイテッド航空とANA、どちらか1つに入ればいいのですが
陸マイラーの立場からいうと、ANAのほうがおすすめ、ですね。
だって日本在住者向けキャンペーンは、ANAのほうが充実しているし
AMC提携パートナーやANAカードショッピングアルファ、電子マネー「Edy」など、
お得にマイルがたまる実店舗の存在は、外すことができない魅力ですし。

ではユナイテッド航空はまったくダメかというと、そんなことはありません。
「2社までならマイレージ会員になってもいいけど、3社は多すぎる」
「スカイチームの航空会社には乗る予定がない」という人なら、
JALとユナイテッド航空の組み合わせはいかがでしょうか?

ノースウエスト航空と同様、ユナイテッド航空も提携クレジットカードが揃ってますし
ネットマイル、Gポイントの各サイトからポイントをマイルに換えられますし
自前のネットショッピングモール「マイレージ・プラス・モール」も、
ノースウエスト航空のそれに決して引けを取らないほどの内容!
これらを組み合わせれば、陸マイラーひと筋でも結構マイルがたまるはず。

惜しむらくは、マイルの有効期限の設定がノースウエストに比べ厳しいこと。
ユナイテッドの場合過去18カ月間、マイル口座に変動(加算、交換)がない場合、
せっかくためたマイルは、有無をも言わさず失効されてしまうのです。
(2007年12月31日よりの実施となりますが、すでに2006年7月1日以降、
マイル口座に変動があるかどうかの対象になっているのです)

これさえ忘れなければ、とりあえず「無期限で」マイルをためることができるので
とかく「有効期限に縛られるのはイヤ」という人は、ANAの代わりに、
ユナイテッド航空の「マイレージ・プラス」に入ることを考えてもいいでしょう。

無期限ということであれば、お隣韓国の大韓航空・アシアナ航空とも
「原則としてマイルの有効期限は無期限」「家族のマイルの合算制度がある」と
いう点で、ちょっとひきつけられるところがありますね。
(我が国のJALやANAも、こういうところを真似してほしいなあと思うことも。
JALにも家族のマイルの合算プログラムが用意されてるけど、JALカード会員限定だし)
でも、大韓航空やアシアナ航空の場合、特典交換に必要な最低マイル数が
日系に比べて多く必要とか、日本在住者が、飛行機以外の日常生活でマイルをためるには
クレジットカードくらいしかないとか、陸マイラーにとっては正直、キビシイ状況。
陸マイラーの立場からすると、あくまで韓国在住者のためのプログラムといえるでしょう。

おしまいに、現地在住のかたにとって「あ、これは面白いかな」と思ったのが
香港に拠点を持つキャセイパシフィック航空の「アジア・マイル」。
なんといってもありがたいのが、ネット上にほぼ完璧な日本語ページが用意されていて
中国語や英語が苦手な日本人のかたも、ストレスなくサイトが読めること。
マイルをためるシーンも航空会社のほか、香港を中心に金融・証券、ホテル、通信、
レンタカー&運輸、ショッピング、レストラン、トラベル&レジャー、美容&健康など
いろんなカテゴリを網羅しています。

さらにユニークなのが、マイルをためてもらえる特典の数々。
おなじみの特典航空券やアップグレード、ホテル宿泊券、レンタカーのほか、
ワイン、レストラン、ゴルフプレー、液晶テレビ、DVDソフト、デジカメ、化粧品、
現地対応の携帯電話、宝飾アクセサリー、成田や羽田と都内を結ぶリムジンバス、
フライトシミュレータ、機内免税品事前予約、諸団体への寄付、
そして何と、マイルを使ってオークションに参加もできるんです!
特典のほうも、あくまで現地在住者が対象といったところですが
これだけ揃ってれば、思わず香港に住んで「アジア・マイル」に
参加したくなっちゃうかも!? 

さて次回は、マイルに交換できるインターネット上の「ポイントサイト」に
ついて、いろいろと説明していきましょう。
今回も長くなりましたが、そろそろこの辺で。お疲れ様でした!!


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