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2014年2月中旬のWAONネタ四題 [電子マネー・QRコード決済]

いや~、大変な雪でした。
上京して以来、バレンタインデーに東京にここまで雪が降ったなんて記憶はありません。
おかげで私も勤め先からの帰宅時に、別ルートをとることに。
もっともモバイルSuica定期券だと、振り替え手続きがなんとなくめんどくさいので、
Suicaのチャージ額をそのまま消費しましたけどね。

さて、当ブログで何かと紹介する機会が多くなっているイオンの電子マネー、
WAON(JAL提携のJMB WAONも含む)ですが、このバレンタインの日に始まった
キャンペーンやイベントなど、最近ニュースが目白押し!
てなわけで今日はWAONのネタを、一挙に4本紹介します!


1.特別塗装機「WAONジェット」がJAL国内線に就航

当ブログでも、2013年の秋に取り上げました。
イオンとJALが、お客さまとともに未来に向けて「夢やワクワク感」を発信していくことを目的に、
「WAON」を通じた共同企画「はばたこう、日本!未来を乗せて」プロジェクトを実施。

そして全国から「笑顔」の写真を募集し、集まった7,610点を使用したモザイクアートと、
WAONのマスコットキャラクターとして親しまれている「Happy WAON」をデザインした
ボーイング767の特別塗装機「WAONジェット」が、2014年2月14日より、
JALの国内線に就航したのです。
*その日の朝のニュースでそれらしき機体が、羽田空港のスポットに駐機しているのを
見かけたけど、無事飛んだのかな? いずれにしても雪のなかのデビューということに

このWAONジェット、2014年8月末(予定)までの間、国内の主要路線に就航し、
日本各地に夢や元気をお届けするというのだけど、私が気になったのは
この話を紹介したプレスリリースのなかにあった、
http://press.jal.co.jp/ja/release/201402/002815.html

JMB WAONに新規入会し、チャージした方へのWAONプレゼントや、空港を含む
全国175,000カ所のWAON加盟店でJMB WAONを利用するとマイルやWAONが当たる
キャンペーンを3月21日より展開

というくだり。

新規入会者だけなのか、それとも自分みたいに既存会員も対象になるのかわかりませんが、
こういうキャンペーンが2014年3月末から展開される予定ということは、

2014年度も、JMB WAONへのJALカードによるクレジットチャージで、
マイルがたまるキャンペーンが、続行されるとみていいんですよね?

これが3月で終わるか、4月以降も続くかで、自分のWAONに対するモチベーションが
大きく違ってくるというか。やはり、続行を期待したいですね!


2.ビックカメラ・コジマ限定 春のWAONキャンペーン!

こちらも、2014年2月14日から始まったキャンペーン。
JALのサイトとWAONのサイト、両方で紹介されています。

2014年2月14日(金)~2014年3月31日(月)の期間中、全国のビックカメラ・コジマのお店にて、
WAONでのお支払い1回につき2,000円(税込)以上でもれなく100WAONポイントプレゼント!
*JMB WAONのWAONでのお支払いなら、100WAON(電子マネー)のプレゼント
*参加登録は不要
*1回のWAONお支払いが2,000円(税込)未満の場合は、キャンペーン対象外
*WAONのチャージは、ビックカメラ各店のレジでできる。コジマでは全店でチャージ不可
*ダウンロード期間はキャンペーン終了後の2014年4月20日(日)~2015年3月31日(火)

まあ、増税前の駆け込み需要を狙ったキャンペーンとみてとれますが、注意したいのは、
「2,000円(税込)以上お支払いの場合、金額に関わらず、プレゼントポイントは
100WAONポイントが上限」なんだけど、「期間中、何度でもプレゼント」ということ。

つまり、1回に2,000円買い物しても、2万円買い物しても、
もらえるのが100WAON(ポイント)ならば、2万円のものを買って100WAON(ポイント)もらうより、
同じ金額なら、2,000円の買い物を10回して、1,000WAON(ポイント)もらうほうが、
ずっとおトクってこと!

私、久々にまとまったお金が手に入りそうなので、時計バンドがダメになっていた腕時計を、
この機会にまるごと新調しようかなと思ってたけど、これじゃ近くのビックカメラで、
やっぱり時計バンドだけWAONで買ったほうがトクかなって。時計自体は今なおちゃんと動くし。

うーん、この春のビックカメラでの買い物は、小物買いに終始しそうだな(笑)


3.イオンのG.G.感謝デー、今回は2月14日~16日の3日間開催

55歳以上のかたが、イオンのお店で、「G.G.WAON」「ゆうゆうWAON」でお支払い、
または、イオンカードでのクレジットカード払いで、5%OFFとなる
毎月15日の「G.G.感謝デー」。今月は特別に、2014年2月14日~16日の3日間開催です!

TVのCMでもやってましたね。
なお、55歳以上で、イオンカードセレクトなどのWAON一体型のイオンカードや
イオンバンクカードをお持ちのかたでも、事前にWAONステーションで割引対象設定をすると、
WAONの支払いで5%OFFの対象になるそうです。
*JMB WAONやイオンJMBカードなどは対象外なので、ご注意ください

私自身、まだ対象年齢にはなっておりませんが、そんなに遠くない時期には…(笑)
でも、やはり、JMB WAON一本でやっていきたいです。
*それにしても「G.G.」という呼称、もう少しなんとかなりませんかねえ


4.2014年2月15日、WAONのお支払いでイオン直営店2倍、ピーコックでは5倍!?

毎月15日は「G.G.感謝デー」であるとともに、5の付く日でもあるので同時に「お客さまわくわくデー」。
WAONのお支払いでWAONポイントが2倍、イオンカードのクレジット払いでときめきポイントが2倍、
JMB WAONのお支払いで、JALのマイルが2倍たまります。

ところが。ずっと週末に5倍キャンペーンを開催してきたイオン直営店が
今回は、15日の2倍にとどまるようなのに。

なんと! グループ店であるピーコックストアは
2月15日、WAONポイント・ときめきポイント5倍を実施!

こちらの情報、Shufoo!のチラシアプリで、今週の初めくらいから
すでに告知されていたのですが、ピーコックストア限定で
2014年2月15日(土)は、WAONポイント・ときめきポイントが5倍になるそうです。
*そのほか、ピーコックストア限定のお買物券が当たるスクラッチくじも実施。
3日間のG.G.感謝デーも、イオンのお店と同様に行なわれます

ちょっと気になるのは、JALマイルがどうなるか、ピーコックのチラシには記載がないことですが、
万が一、JMB WAONが5倍の対象外であっても
「お客さまわくわくデー」で15日に2倍たまるのは間違いないですから
自分自身は、いつものように定期券区間外のイオンまで足をのばさなくても、
定期券範囲内で少なくても2倍、あわよくば5倍マイルがたまるかもしれない
ピーコックストアに行くほうを、今回は選ぼうと思います。

しかし。時々、5倍の対象から外れるピーコックが、「本家」イオンよりも
ポイントがお得にたまることがあるとは。
いつも倍付けキャンペーンから外れがちな地域や、お店の近くにお住まいのかたも、
こんな「逆襲」を期待してもいいかもしれませんね!


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ドン・キホーテの独自電子マネーは、その名も「マジカ」 [電子マネー・QRコード決済]

本日(2014年2月10日)、大手ディスカウントストアのドン・キホーテ
2014年3月18日(火)から、グループ独自の電子マネーを導入することを発表。

その名前が、なんと、

majica(マジカ)

というらしいです。ええ、マジで。

サイトによりますと、majicaとは、

Miracle
Amusement
Jonetsu(情熱)
Intelligent
CArd

の略なんだとか。何げに日本語が交じってるし(苦笑)

ドン・キホーテ、長崎屋、MEGAドン・キホーテ、DOIT、驚安堂、エッセンス、ピカソといった
グループ各店で1枚100円(税込。年会費は無料)で販売され、繰り返し利用が可能な
チャージ型の電子マネー。

ユニークなのは、原則として入金(チャージ)時に1%のポイントが貯まること。
(DOITでは利用時にもポイント付与)
貯まったポイントは1ポイント1円として、グループ全店で利用が可能
家電製品やブランド品などの一部対象商品にて、会員専用価格で買い物ができたり
年間購入金額に応じたランク別特典があったり、ClubDonpenモバイルへmajica会員情報を
登録することで、多彩なサービスや会員限定特典を受けられたりなどサービスも充実。

majicaの誕生と同時に、それまでの「家電御贔屓(かでんごひいき)カード」、
「ブランドメンバーズカード」、「ドイトクラブカード」はmajicaに統合。

…いや、ざっと見た限りですが、どうやらチャージは現金に限られそうだし
貯めたポイントも、グループ店舗内での買い物の割引にしか使えない模様。

それより気になるのは、すでに一部の店で使われている既存の電子マネーの扱いは
どうなるのかということ。

こちらのページに、ドン・キホーテで使える電子マネーと、さらにリンク先には
その取り扱い店舗が出てます。
https://www.donki.com/service/elec_money.php
*あれ? WAONも使えたと記憶してるんですが

後払い式のiDにQUICPay、楽天Edy、交通系電子マネー9種類と、流通系を除き
ひととおりそろってはいますが、majicaが導入されるとなると、セブン&アイグループにおける
nanaco以外の電子マネーのように、一挙に日陰の存在になるのでしょうか。

あるいは、イオングループ傘下に入ったとたん、それまで使うことができた楽天Edyの利用を終了し、
WAONメインにくら替えしたピーコックストアのように
既存の電子マネーの一部、またはすべてが使えなくなるかも!?

いずれにしても、既存の電子マネーが使えなく、あるいは使いにくくなるとすれば
特にマイラーにとっては、あまりうれしくないニュースといえそうです。

当ブログでは、これまで何度か、ドン・キホーテについて取り上げ、
「機会あれば買い物をしてみたい」なんて決意を書いてますが、じつは私、
今に至るまで、一度もドンキで買い物をしたことがありません。

現在の勤務先で働き始めて一年が過ぎましたが、通勤経路にはドンキのお店はないし。
あのゴチャゴチャ感とは、まったく縁遠い生活を送っています。
でも、都心の賑やかさが恋しくなることはあっても、ドンキに行ってみたいと思う気持ちには、
なかなかなれませんね、正直。


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【速報】2014年2/1~2/4、2/7~2/11はイオンのお店でWAONポイントやJALマイルが5倍!? [電子マネー・QRコード決済]

先週末に続き、2014年2月1日~4日まで、イオンのお店(一部地域・店舗除く)で開催中の
「WAONポイント5倍!」キャンペーン。
*イオンJMBカード・JMB WAON・モバイルJMB WAON・BIC CAMERA JMB WAONのWAONでの
お支払いの場合はJALのマイルが5倍
*イオンJMBカードでクレジット払いの場合はマイル5倍の対象外

私も昨日、定期券範囲外のイオン直営店へ、家から1時間以上かけて行ってきました。
*定期券範囲内にあるピーコックストアも対象だけど、正直、品ぞろえが…

さてタイトルにあるように、今度も、2014年2月7日(金)から始まり2月11日(火)まで、
WAONポイント5倍キャンペーンが行なわれるようです。

といっても、WAONの公式サイトにも、またイオンのホームページにも、
今のところ掲載されてないのですが。

情報の出どころは、Shufoo!チラシアプリでたまたま見かけた
2014年1月31日発行の某イオンモールのチラシ。

じつはイオンモール、今回2014年2月1日~4日の5倍キャンペーンは対象外なのですが
同年2月7日~11日は、WAONポイントやときめきポイントが5倍になるのだとか。

とすると、こういう連想はできないでしょうか。
*もちろん、一部地域を除き、イオン直営店も対象になる
(イオンモールには必ずといっていいほどイオンのスーパーがあるため)
*各種JMB WAONのお支払いで、JALのマイルも5倍になる
(ここ最近はずっと、JALのマイルは倍付けキャンペーンの対象になっている)

いや、まだ確定情報ではありませんが、楽しみですね。

まあ、それはそれとして、こないだ(2014年1月29日付)の日本経済新聞朝刊に
「イオン、中小商店も『ワオン』」なんて記事が載ってましたっけ。

それによりますとイオンでは、初期費用が従来の半分程度で済むWAONの決済端末を開発。
クラウドコンピューティング技術を使い、端末でデータを管理しないで済むように
簡素化したものを2014年春メドに実用化し、中小商店に採用を働きかけるとか。

そして何かと噂のあった、子会社化したダイエーや、その系列のグルメシティ
計約280店舗にも、同年2月上旬から順次、WAONを導入とのこと。
ひょっとして2014年2月7~11日の5倍キャンペーンで、新規導入記念として
ダイエーやグルメシティも5倍の対象になるんでしょうか?←あくまで希望

とはいってもですねえ。地元のダイエーは、同年2月28日で閉店(泣)
こういう店舗には、最初からWAONなんか導入されるわけもなく。

本音をいえば、2014年春、家からそう遠くないところにオープンする東京都内初のIKEAよりも、
同年秋に予定されている、JR中央線豊田駅前の「イオンモール多摩平の森」開店のほうを
楽しみにしている私です。

(2014年2月6日追記)
今回はWAONポイント、ときめきポイント、JALマイルとも5倍
そしてたいがいのお店は久々に、対象外地域なし!
マックスバリュも久々に5倍の対象になりますが、マックスバリュ西日本、
マックスバリュ東海のお店は対象外となります。
また、コンビニのミニストップも対象になりますが、残念ながらダイエーはまだお預け…。


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【速報】2014年1月24日~26日、イオンのお店でWAONポイントやJALマイルが5倍!? [電子マネー・QRコード決済]

イオンのお店では、毎月20日・30日は「お客さま感謝デー」として
WAONのお支払いで5%オフになりますが。

今月は、今日19日も、特別に5%オフ!
じつはこの情報、当日になってスマホに届いた、「Shufoo!」チラシアプリの
近所のピーコックストア(イオングループ)のチラシで知ったんですが。
*うちでとってる日経新聞には、ピーコックのチラシは入ってこないので

そのチラシアプリによると、さらに気になる情報が!

1月24日(金):WAON限定ポイント5倍

1月25日(土):WAON限定ポイント5倍・ときめきポイント2倍

1月26日(日):WAON限定ポイント5倍

*情報は1月26日まで。1月27日以降は不明

ここで思い出したのが、今月7日付の当ブログ記事でも紹介した、
今年最初のWAON倍付けキャンペーンの話。

あのときも、本家より先に、ピーコックストアのほうで情報が出てました。
そのときは、イオンカードのクレジット払いでたまる「ときめきポイント」は
5倍対象外なんてあったけど、実際には、ときめきポイントも倍付けになった模様。

今回もそのパターンかな。
そのほか、JMB WAONでマイルも5倍になるのかも気になるところですが
まず間違いないのは、一部地域を除きイオン直営店もWAONポイントが5倍(以上)になるであろうこと。


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【予告】2014年1月11日~14日は、イオンのお店でWAONポイントやJALマイルが5倍!? [電子マネー・QRコード決済]

今度の金曜日、1月10日は2014年初めての「ありが10デー」
イオングループの対象店舗で、WAONのお支払いでWAONポイントが5倍
イオンカードのクレジット払いでは、ときめきポイントが5倍
各種JMB WAONのWAONでのお支払いで、JALのマイルが5倍となる日です。

ところで。Shufoo!のチラシアプリで、近所のピーコックストアのチラシをチェックしたところ、
1月10日のありが10デーの告知はもちろん、1月11日~13日も「WAON限定でポイント5倍」の表示が。
あれ?

会社帰りに、定期券範囲内にあるそのピーコックストアへ、偵察を兼ねて買い物に立ち寄りましたら。

なんと! すでに「1月11日~1月14日、WAONポイントが5倍」という
掲示がされているではありませんか!

その掲示によりますと(抜粋)。

1月11日(土)10日(金)~1月14日(火)、WAONの支払いでポイント5倍

・JMB WAONのWAONでのお支払いで、JALのマイルが5倍

・イオンJMBカード(JBM WAON一体型)でクレジット払いの場合は、マイル5倍の対象外

・イオンネットスーパーは対象外

・WAONボーナスポイントは5倍対象外

・イオンカードのクレジット払いで貯まる、ときめきポイントは5倍対象外

・一部商品、一部専門店は対象外

…ふうん、いつもと同じようなルールだけど、今回もときめきポイントは
対象外なんですね。最近多いなあ。
*ときめきポイントは10日は5倍になりますが、11~14日は5倍になりません
*1月9日にあった発表に合わせ、一部修正しました

で、一応、家に帰って、WAONの公式サイトやイオンリテールのホームページものぞいたのですが、
今回の5倍ポイントの話は、まだ案内されていませんでした。
(2014年1月7日23時30分現在)

でも。ピーコックストアにこういう掲示があったからには、少なくとも言わずもがなの一部地域を除けば、
ほぼ間違いなく、イオン直営店でも倍付けキャンペーンは行なわれるでしょう。
*ひょっとして10倍なんてことも、またあるのかな?
(1月9日付記)今回は北海道・九州地区を除くイオン各店などです

ああ、今年もまた、イオングループの倍付けキャンペーンに振り回されてしまうことになるのでしょうか。


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消費税8%時代の電子マネー(5)脱・電子マネーの動き [電子マネー・QRコード決済]

電子マネー研究家(プロではありませんが)を自認する私がいうのも、矛盾してるかもしれませんが、
電子マネーについて調べれば調べるほど実感させられるのは、
電子マネーって本当に、中途半端な存在だなってこと。

現金とクレジットカードに加え、次世代のお金として誕生した電子マネー。
カードなり携帯電話・スマホなりを読み取り機にかざすだけで、支払いが終了。
なんとなくクレジットカードが使いにくい少額の支払いでも、気軽に使用でき
一部の電子マネーでは、紛失や盗難の場合の再発行が可能。
さらに、何といっても電子マネーは、現金とは違い、ポイントやマイルをためる
チャンスに恵まれているのが大きな特徴。日常生活のなかで、コツコツ積み重ねて
やがては高額商品や、旅行などの特典が手に入るという、夢を実現することができます。

しかし。ポイントやマイルをためるのであれば、クレジットカードのほうが基本的には効率がいいですし、
カードの形で持つならば、財布のかさばりはクレジットカードと同様。
おサイフケータイのアプリとして手に入れる場合も、従来型の携帯電話ならともかく
スマートフォンでは、おそらく最大のシェアを占めると思われるiPhoneが
おサイフケータイに対応してませんし、Androidでも海外メーカーの製品を中心に
おサイフケータイ機能がないものが結構あるので、スマホでおサイフケータイを使えないかたは、
相当多いのではないかと思います。
*それに電子マネー側も、交通系を中心にアプリが用意されてないものが多数

さらに海外に目を向けてみると、東アジア地域を除けば日本のような電子マネーを
採用しているところはごく少なく、あったとしても普及率がさほど高くないのが実情のようです。
従来からあるデビットカードをはじめ、電子マネーの国際規格にあたるNFCなど
いろいろなサービスがありますが、なかでも、今、最も注目されているのが
スマートフォン(おサイフケータイ機能がなくても可)さえあれば、
クレジットカード決済端末として使えるという、画期的なシステム。

例えば、世界最大規模の海外オークションサイトeBayの決済サービスとして利用されている
「PayPal」は、実店舗版として「チェックイン支払い」ができる機能を備えたアプリをリリース。
このアプリをインストールしたスマホがあれば、PayPalの導入店舗のレジで自分の名前を伝えて
注文すると、店側は顔写真のアイコンなどを使って本人確認を行なえば、あっという間に支払い終了。
クレジットカード本体も現金も、もちろん電子マネーの類もお店側に出すことなく
いわば「顔パス」で支払いが済ませられるというわけです。

顔パスとまではいかなくとも、スマホを活用したクレジットカードによる決済サービスは、
PayPalのほか、Square、コイニー、楽天スマートペイなどがすでに展開。
従来型のクレジットカード読み取り機や、電子マネーの読み取り機を導入するのは、
中小の商店ではコスト面で難しいとされてきましたが、この決済サービスだと、
安価なカードリーダーだけでOK。
まだ対応する店舗は少ないですが、今年から本格展開するともいわれており、普及が期待されています。

しかし、このスマホを使った新しい決済サービスの普及が進むと
電子マネーの存在は、ますます中途半端な感じに?
まるで将来を不安視しているような書き方になってしまいましたが…。

個人的には、しばらくは、電子マネー市場も拡大を続けるものと思います。
特に、消費税増税の前後は、小銭の支払いが要らないということで
にわかに注目が集まり、ブームのようなことが起こるかもしれません。

それでも、過大な期待は抱かずに。情報をきちんと伝えるのが、自分の役目であると認識し、
これからも、電子マネーについてのあれこれを発信していきたいと思います。


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消費税8%時代の電子マネー(4)海外に活路を見出す後払い式 [電子マネー・QRコード決済]

昨日の記事では、復活を図る楽天Edyについてお伝えしましたが、
苦境に立たされているという点では、クレジットカードにひも付けて使われる
後払い式(ポストペイ)の電子マネーも、共通しているところがあると思います。

使い勝手はチャージして使うプリペイド式とほとんど同様だけど、
支払いは、ひも付けたクレジットカードの利用料金と一緒に、後で支払う方式。
当座のお金がなく、クレジットカードが使いにくい雰囲気のときにありがたい存在ですし、
また、クレジットカードの利用料金とまとめて支払われるので、プリペイド式のように
「何百円使わないとポイントが付かないから…」と考える必要がなく、
その意味では、無駄なくポイントが貯められるシステムだと思います。

このように、プリペイド式にはない長所をもちながら、果たしてその長所が
世間にあまねく理解されているかというと…宣伝不足のせいもあるかもしれませんが
今ひとつのような気もします。

日本にある主な後払い式電子マネーのうち、三菱UFJニコスが運営する
「Visa Touch(ビザタッチ)/Smartplus(スマートプラス)」については、
2014年6月末日で、サービスが終了されることが発表されています。
お持ちの電子マネーの有効期限にかかわらず、あと半年で使えなくなってしまうのです。

また、JCBやトヨタファイナンス発行のクレジットカードなどにひも付けて使える
QUICPay(クイックペイ)も、ひも付けクレジットカード不要の「おサイフくんQUICPay」や
10歳から利用できる「おこづかいQUICPay」などをリリース。普及に努めているところ。

で、後払い式のなかでは、最も普及しているといわれるのがiD(アイディー)。
NTTドコモのおサイフケータイ専用で使える「ケータイクレジット」としてデビューし
使える場所の多いことでは、あのEdyをもしのぐのではないかと個人的に思ってますが。

じつはiD、自分の携帯電話やスマートフォンに入っていても、使われていない割合が意外と多く、
また、最近になってドコモも電子マネーに対応していないiPhone販売に踏み切ったことで、
iDを使う人の数が相対的に減ってしまうことが予想されています。

さらにiDは過去に、日本の電子マネーとして初めて、海外でも使えるサービスを行なってましたが、
その対象地域であった、中国からもグアムからもすでに撤退。
日本の電子マネーシステムは結局海外では受け入れられず、ますます内向きになってしまうのか、
危惧していました。

しかし。iDは2013年の秋に、こんなリリースを発表しています。

ドコモのケータイクレジット「iD」が、海外の「MasterCard PayPass」加盟店での
決済機能に対応します
http://id-credit.com/presrelease/detail_id45.html

NTTドコモはMasterCardと提携し、MasterCardが世界56か国で展開する
非接触決済サービス「MasterCard PayPass」加盟店において、iDが利用可能なスマートフォンを
かざして決済が可能となる「iD/PayPass」機能を、2014年2月5日から提供開始する予定とのこと。

つまり、あと1カ月もすれば、ドコモのiDが再び、海外で使えるようになるということです!

ドコモのNFC(FeliCa+TypeA/B)を搭載したおサイフケータイ対応スマートフォンで
iDをご利用のかたは、iDアプリに簡単な設定をするだけで、海外の「MasterCard PayPass」
加盟店での現地通貨または円による決済が可能となるため、扱い慣れない現地通貨を
現金で用意することなく、渡航先において店頭でスマートフォンをかざして支払いが完了。
*利用に際しては、「DCMX」カードを保有し、かつ「iD」を利用することが必要

「iD/PayPass」機能は、MasterCardが展開する世界標準の決済手段・PayPass技術に
基づいて提供されており、「iD/PayPass」機能をご利用のかたは、従来よりiDが
利用可能な読み取り端末(国内約50万台)を設置している加盟店などに加え、
新たに世界約120万か所のMasterCard PayPass加盟店でも決済が可能となります。

世界各国で利用されているPayPassと提携し、むしろ、グローバルな展開を図ろうとしているiD。
将来はもしかして、国内のほかの電子マネーとはまったく異なる発展を遂げるのかもしれません。


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消費税8%時代の電子マネー(3)楽天Edyの逆襲 [電子マネー・QRコード決済]

日本の電子マネーの元祖といわれ、かつては代名詞的存在でもあったEdy。

ところが、さまざまな電子マネーが誕生するにつれ、Edyの相対的な位置付けは下がる一方。
2012年に楽天グループ入りして「楽天Edy」と名称は変わりましたが、
各種の電子マネー調査結果をみても、他の電子マネーが順調に決済件数を伸ばしているにもかかわらず、
楽天Edyは頭打ち、または調査結果によっては「減少」と書かれているものもあるほど。

いったい、どうしてこんなことになってしまったんでしょう。

思うに、当初のEdyは多くのクレジットカードでチャージができたうえに
そのクレジットカードのポイントやマイルも付与されたりして、特にANAマイラーから
絶大なる支持を得ていました。Edyでポイントやマイルをお得に貯めるたくさんの
裏技も公開され、Edy専門の攻略本まで出版されたほど。
大勢のかたがEdyで貯めたマイルで、海外旅行を楽しんだりもしてました。

しかし数年前より、そんなEdy人気の過熱ぶりにブレーキをかける出来事が次々と。
大部分のクレジットカード会社では、チャージによるポイントやマイルの付与を取りやめ。
また、一度に多くのポイントやマイルを稼ぐチャンスでもあった、コンビニでの
公共料金等の電子マネーによる収納代行のサービスが相次いで中止されるなど、
利用者にとっては逆風が吹き荒れ、ベテランマイラーの間でも「Edy離れ」の動きが
出てくるようになりました。

それに対し、運営会社側は新規ユーザの開拓にも力を入れているわけですが
ほかの電子マネーに比べ、「系列問わず多くの店で使える」「いろいろなポイントが貯められる」と
いうEdyの魅力でもある汎用性が、逆に、電子マネー初心者にとっては
限られた場所で限られたポイントしか貯められない流通系などと比べて、
かえって「システム的にわかりにくい」とか「Edyならではのメリットが見えにくい」と
判断されているのかもしれません。

この状況下にあって、楽天は2014年、どのようなEdy復活策を打ち出すのか。

2013年の3月5日に発表されたリリースによると、
楽天のネットショッピングで貯まるポイント「楽天スーパーポイント」を
実店舗でも貯められるようにした共通ポイントカード「Rポイントカード」を試験的に発行開始。
将来的には、さらに多くの小売業をはじめとした実店舗において、
楽天スーパーポイントの活用を可能にするポイントプログラムを提供するとのこと。
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/0305_01.html

すでに楽天グループでは、クレジットカードの「楽天カード」や楽天Edyを通して、
実店舗での買い物でも楽天スーパーポイントを付与・充当するサービスを提供していますが、
共通ポイントサービスで成功しているTポイントやPontaにならい
現金決済でも実店舗でポイントを貯め、使うことができるサービスに本格参入するというわけです。

そして早速、コンビニのサークルK・サンクスは2014年、すなわち今年の秋に
「Rポイントカード」の利用店舗として参画することを発表。
*現在のカルワザクラブカードは、「Rポイントカード」に取って代わるとも明記

こういう、全国に店舗網を広げるコンビニのようなお店が、共通ポイントサービスに参画するとなると、
一挙にサービスが活気づきますよね。
Ponta勢力拡大のけん引役はいうまでもなくローソンだし、
TSUTAYAが中核のTポイントも、結局はファミリーマートの参加で
幅広い客層をつかむに至ったと思われますし。

もちろん、共通ポイントサービスの一番のウリは「現金決済でも」ポイントが貯まることであり、
電子マネー利用に抵抗がある層も引き込もうというものですが
逆に「現金でも貯まりますが、電子マネーを使うと、よりいっそうポイントが貯まりますよ」と
いったことを、わかりやすく案内していただければ
電子マネー利用促進につなげていくこともできますよね。

「ネットでも実店舗でも貯められる」楽天スーパーポイントが
現金でも貯まるけど、電子マネー「楽天Edy」を使えば、もっと貯まる。

それを多くの人に知らしめるには、例えば、いろいろな電子マネーが使えるけど
やはり、自社の電子マネーであるnanaco優遇策を打ち出すセブン-イレブンのように
明らかに、楽天Edyを使うのが有利であると誰もがわかるような常設サービスやキャンペーンを、
大げさと思われてもいいくらいに用意しないと
これまでの頭打ち状態から脱することは、難しいのではないかと思われます。


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消費税8%時代の電子マネー(2)二強に挑む新・流通系電子マネー [電子マネー・QRコード決済]

チャージして使うプリペイド式電子マネーのなかでも、今、一番勢いがあるのが流通系。
セブン&アイグループの「nanaco(ナナコ)」、イオングループの「WAON(ワオン)」が
二大勢力として、しのぎを削っています。

特にnanacoに関しては、これまではセブン-イレブンやイトーヨーカドーなど、
グループ内の店が利用の中心で、グループ外の店への展開はあまり積極的には
行なってこなかったのですが、2013年3月には、ついにANAのマイルとnanacoポイントとの相互交換が、
発表から6年の時を経て実現の運びに。
その後、三井住友カードがnanacoの加盟店開拓に乗り出すことを発表したり(2013年11月)、
広島のゆめタウンで使える電子マネー「ゆめか」と「nanaco」の相互トライアルを開始、
ゆめタウンでのnanaco導入に続き、広島市内のセブン-イレブンの一部店舗でゆめかの
利用をスタートさせる(2013年12月)など、どちらかといえば「内向き」だった戦略を
転換しようとする動きがみられます。

その一方で、早くからファミリーマート、ヤマト運輸、マクドナルド、吉野家、ビックカメラなど、
グループ外企業にも積極的に展開、バリエーションに富むWAONカードを発行してきた
イオングループも、うかうかしてはいられない立場に。
グループ内の店を対象に、WAONを使うとポイントや、提携するJALのマイルが
普段の倍付けされるキャンペーンをしょっちゅう行なってますが、
地域や店舗ブランドによって、キャンペーンに参加できるチャンスにあからさまな差が。
おまけに、JALカードによる「JMB WAON」へのチャージでマイルが付与されるサービスが
予定通り2014年3月で終了してしまうと、相当数のJMB WAONユーザが離れていくのではないかという
不安も拭えません。

さらに気になるのが、これら二強に挑む、第三勢力の存在。
例えば、名古屋・東海地区を中心にスーパー「アピタ」「ピアゴ」「ユーホーム」などを
運営しているユニーグループは、2013年11月より、これらのお店で使える独自電子マネー
「ユニコカード」の取り扱いを開始。アピタには、すでに楽天Edyが導入されてますが、
流通系の特徴である「わかりやすさ」をモットーに、グループ内での利用に特化した
ユニコカードを開発したものと思われます。

このユニコカード、カード発行手数料は100円(税込)。200円ごとに1ユニコポイントが貯まります。
また、アピタ・ユーホームでは毎月19・20日、ピアゴでは毎週金曜日にユニコカードを使うと
5%オフになる「ユニコ会員さま5%off感謝デー」を実施。
お客様登録をしておくと、ユニコポイントが500ポイント貯まるごとに、自動で500円分の
ユニコ電子マネーをユニコカードに加算してくれます。
(登録がないとポイントが貯まっても自動交換はなし)

今のところ、ポイントの使い道は電子マネーへの交換のみ。
クレジットチャージも不可とのことですが、2014年秋には、全国に店舗を展開するコンビニの
サークルK・サンクス(こちらもユニー系)にも導入とのこと。さらなる発展が期待されます。

このほかにも、中小のスーパーで電子マネー化されたポイントカードを発行しているところが
少なからずあるようですが、私自身はなかなか情報を得ることができません。
これらは、合併や提携などで二強と系列化されたりすると、nanacoやWAONと相互利用、
あるいは呑み込まれて、nanacoやWAONに一本化ということもあるかもしれませんが
しばらくはお客様囲い込みというか、限られた店でのみ使える
地域に密着した形の独自電子マネーとして存続していくと思っています。


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消費税8%時代の電子マネー(1)交通運賃は1円単位? [電子マネー・QRコード決済]

皆様、明けましておめでとうございます。
2014年もよろしくお願い申し上げます。

さて、昨日の記事で予告したとおり、本日より2014年正月特集として
「消費税8%時代の電子マネー」を、5回連載で掲載していきます。

いうまでもなく、2014年4月1日より、いよいよ消費税率が現在の5%から8%にアップ。
単純に税率が価格に反映されるとなると、必然的に半端な数字になるということで
これまで現金支払いに徹していた人が、もしかして、電子マネーに関心を向けるかもしれませんし、
またお店や交通機関・サービス施設側も、初めて接する人に配慮して
これまで以上に、電子マネーに対応できる設備や体制を整えていくかもしれません。

そのような流れを見込んで、当ブログは、消費税8%が導入された以降の電子マネーの動向について、
主観を交え、大胆に予測していきたいと思います。
といっても、あくまで予測ですから、実際は外れるかもしれませんが
そこは大目にみてやってください(と、あらかじめ言い訳)。

さて第1回は、鉄道やバスの運賃に使うICカード、いわば交通系電子マネーについて取り上げましょう。
2013年春に、Suica、PASMOなどをはじめ、全国の大手10種類の交通系電子マネーが
相互利用できるようになりまして、いっそう便利に使えるようになったばかりなのに
それから一年で、税率アップという事態を迎え。
そのアップ分は、どのように運賃に転嫁されるのか。各方面から注目されていました。

そして、すでに報道されているように、JR東日本をはじめ、首都圏の大半の私鉄は、
ICカード利用の場合は、1円単位の運賃になることが判明。
その一方で、関西や東海などそのほかのエリアは、ICカードの普及率がさほど高くなく、
また、券売機や精算機を改修するためのコストなども考えたうえで、
10円刻みの改定になることに決定したようです。

といっても、1円単位になるところは、単純にICカードを使うほうが安く、お得かというと、
必ずしもそうとは限りません。

2013年12月に発表された、JR東日本の「消費税率引上げに伴う運賃・料金改定について」によると。
http://www.jreast.co.jp/press/2013/20131209.pdf

大まかにいうと、普通運賃についてはこのようなルールが適用されることになります。

<山手線・電車特定区間>
ICカード:1円単位。1円未満の端数は切り捨て
紙のきっぷ:10円単位。1円単位は切り上げ

<幹線・地方交通線>
ICカード:1円単位。1円未満の端数は切り捨て
紙のきっぷ:10円単位。1円単位は四捨五入

*定期券はIC定期券(Suica定期券)であっても、改定は10円単位。1円単位は四捨五入

つまり、ICカード普及率が8割にも達する山手線、および首都圏の電車特定区間においては、
その範囲内で旅程が完結する場合は、すべてICカードを利用するほうが安い、または同額となり、
よりICカードの利用を促す方策がとられるようになります。

しかし対照的に、電車特定区間の外側にある、東京の近郊区間や仙台エリア・新潟エリアでは、
「1円単位・端数切り捨て」となるICカード運賃と「10円単位・端数四捨五入」となるきっぷの運賃が
共存するわけで、利用する路線や区間によっては、むしろ、4円以下は切り捨て計算となる
紙のきっぷのほうが、安くなるケースもままあるようです。

その典型例が、初乗り運賃。JR東日本の場合、現行では、幹線・地方交通線とも140円。
山手線や電車特定区間は130円となってます。

これが2014年4月以降は、ICカード利用の場合は、山手線や電車特定区間は133円、
幹線・地方交通線は144円となりますが、紙のきっぷの場合は、なんと、
幹線・地方交通線・山手線・電車特定区間かかわらず、初乗りはオール140円。

つまり、幹線と地方交通線は、紙のきっぷを使うと現行の初乗り運賃が
事実上据え置かれるだけではなく、むしろICカードよりも安いという逆転現象も。
*ほかに、小児運賃なども紙のきっぷのほうが安くなるケースも

これらの運賃については、駅に掲示されている運賃表にて
ICカード利用の場合と、紙のきっぷを使った場合の運賃差について
比較検討できるよう、案内するとのことですが。

狙いどおり、安いほうを選んでその時々に応じてカードときっぷを使い分けるという習慣が
浸透するんでしょうか? あくまで個人的な意見ではありますが、
おそらく、使い分けがめんどくさいという声も相当あるのではないかと予想されます。

したがって、結局は「券売機の前に並びたくないから」「小銭で財布が重くなるのがイヤだから」
ICカード一本槍で通すとか、あるいは「たまにしか電車に乗らないから」
「1円単位の運賃がなじめないから」紙のきっぷにこだわるとか、
そういう利用者も現れそうな気がするのです。

そう、ほぼ全てのケースで「ICカードが安い」東京の山手線や電車特定区間を利用する人のなかにも、
半端な金額になるのがイヤで、割高でも紙のきっぷを使い続けるとか、
あるいはこれまでICカードを使っていたのに、紙のきっぷに戻ろうとする動きが出てくることは、
まったく否定できないと思うんですよ。

何より人間って、それまでの習慣って、よほどのきっかけでもなければ、なかなか変えにくいもの。
ICカードの普及についても、ほぼ全てのケースで
ICカードを利用するほうがおしなべて運賃が安くなる首都圏(私鉄を含む)では
ICカードの普及がいっそう進むかもしれませんが、それ以外の地域では
現状維持で落ち着くのではないかと思っています。

しかも、消費税率がさらに10%に引き上げられる予定の2015年10月には、
おそらく、ICカードも紙のきっぷも再び同一運賃になる可能性が高いと思われます。
海外では、従来の切符よりICカードを使うほうが割安という運賃制度を導入しているところも
あるようですが、こういう格差をよしとしない傾向のある日本では、税率8%期間の
「二重運賃制度」は、いわば、過渡期の措置として受け止める向きが多いのではないでしょうか。


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