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消費税8%時代の電子マネー(5)脱・電子マネーの動き [電子マネー・QRコード決済]

電子マネー研究家(プロではありませんが)を自認する私がいうのも、矛盾してるかもしれませんが、
電子マネーについて調べれば調べるほど実感させられるのは、
電子マネーって本当に、中途半端な存在だなってこと。

現金とクレジットカードに加え、次世代のお金として誕生した電子マネー。
カードなり携帯電話・スマホなりを読み取り機にかざすだけで、支払いが終了。
なんとなくクレジットカードが使いにくい少額の支払いでも、気軽に使用でき
一部の電子マネーでは、紛失や盗難の場合の再発行が可能。
さらに、何といっても電子マネーは、現金とは違い、ポイントやマイルをためる
チャンスに恵まれているのが大きな特徴。日常生活のなかで、コツコツ積み重ねて
やがては高額商品や、旅行などの特典が手に入るという、夢を実現することができます。

しかし。ポイントやマイルをためるのであれば、クレジットカードのほうが基本的には効率がいいですし、
カードの形で持つならば、財布のかさばりはクレジットカードと同様。
おサイフケータイのアプリとして手に入れる場合も、従来型の携帯電話ならともかく
スマートフォンでは、おそらく最大のシェアを占めると思われるiPhoneが
おサイフケータイに対応してませんし、Androidでも海外メーカーの製品を中心に
おサイフケータイ機能がないものが結構あるので、スマホでおサイフケータイを使えないかたは、
相当多いのではないかと思います。
*それに電子マネー側も、交通系を中心にアプリが用意されてないものが多数

さらに海外に目を向けてみると、東アジア地域を除けば日本のような電子マネーを
採用しているところはごく少なく、あったとしても普及率がさほど高くないのが実情のようです。
従来からあるデビットカードをはじめ、電子マネーの国際規格にあたるNFCなど
いろいろなサービスがありますが、なかでも、今、最も注目されているのが
スマートフォン(おサイフケータイ機能がなくても可)さえあれば、
クレジットカード決済端末として使えるという、画期的なシステム。

例えば、世界最大規模の海外オークションサイトeBayの決済サービスとして利用されている
「PayPal」は、実店舗版として「チェックイン支払い」ができる機能を備えたアプリをリリース。
このアプリをインストールしたスマホがあれば、PayPalの導入店舗のレジで自分の名前を伝えて
注文すると、店側は顔写真のアイコンなどを使って本人確認を行なえば、あっという間に支払い終了。
クレジットカード本体も現金も、もちろん電子マネーの類もお店側に出すことなく
いわば「顔パス」で支払いが済ませられるというわけです。

顔パスとまではいかなくとも、スマホを活用したクレジットカードによる決済サービスは、
PayPalのほか、Square、コイニー、楽天スマートペイなどがすでに展開。
従来型のクレジットカード読み取り機や、電子マネーの読み取り機を導入するのは、
中小の商店ではコスト面で難しいとされてきましたが、この決済サービスだと、
安価なカードリーダーだけでOK。
まだ対応する店舗は少ないですが、今年から本格展開するともいわれており、普及が期待されています。

しかし、このスマホを使った新しい決済サービスの普及が進むと
電子マネーの存在は、ますます中途半端な感じに?
まるで将来を不安視しているような書き方になってしまいましたが…。

個人的には、しばらくは、電子マネー市場も拡大を続けるものと思います。
特に、消費税増税の前後は、小銭の支払いが要らないということで
にわかに注目が集まり、ブームのようなことが起こるかもしれません。

それでも、過大な期待は抱かずに。情報をきちんと伝えるのが、自分の役目であると認識し、
これからも、電子マネーについてのあれこれを発信していきたいと思います。


お読みくださいましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
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