消費税8%時代の電子マネー(4)海外に活路を見出す後払い式 [電子マネー・QRコード決済]
昨日の記事では、復活を図る楽天Edyについてお伝えしましたが、
苦境に立たされているという点では、クレジットカードにひも付けて使われる
後払い式(ポストペイ)の電子マネーも、共通しているところがあると思います。
使い勝手はチャージして使うプリペイド式とほとんど同様だけど、
支払いは、ひも付けたクレジットカードの利用料金と一緒に、後で支払う方式。
当座のお金がなく、クレジットカードが使いにくい雰囲気のときにありがたい存在ですし、
また、クレジットカードの利用料金とまとめて支払われるので、プリペイド式のように
「何百円使わないとポイントが付かないから…」と考える必要がなく、
その意味では、無駄なくポイントが貯められるシステムだと思います。
このように、プリペイド式にはない長所をもちながら、果たしてその長所が
世間にあまねく理解されているかというと…宣伝不足のせいもあるかもしれませんが
今ひとつのような気もします。
日本にある主な後払い式電子マネーのうち、三菱UFJニコスが運営する
「Visa Touch(ビザタッチ)/Smartplus(スマートプラス)」については、
2014年6月末日で、サービスが終了されることが発表されています。
お持ちの電子マネーの有効期限にかかわらず、あと半年で使えなくなってしまうのです。
また、JCBやトヨタファイナンス発行のクレジットカードなどにひも付けて使える
QUICPay(クイックペイ)も、ひも付けクレジットカード不要の「おサイフくんQUICPay」や
10歳から利用できる「おこづかいQUICPay」などをリリース。普及に努めているところ。
で、後払い式のなかでは、最も普及しているといわれるのがiD(アイディー)。
NTTドコモのおサイフケータイ専用で使える「ケータイクレジット」としてデビューし
使える場所の多いことでは、あのEdyをもしのぐのではないかと個人的に思ってますが。
じつはiD、自分の携帯電話やスマートフォンに入っていても、使われていない割合が意外と多く、
また、最近になってドコモも電子マネーに対応していないiPhone販売に踏み切ったことで、
iDを使う人の数が相対的に減ってしまうことが予想されています。
さらにiDは過去に、日本の電子マネーとして初めて、海外でも使えるサービスを行なってましたが、
その対象地域であった、中国からもグアムからもすでに撤退。
日本の電子マネーシステムは結局海外では受け入れられず、ますます内向きになってしまうのか、
危惧していました。
しかし。iDは2013年の秋に、こんなリリースを発表しています。
ドコモのケータイクレジット「iD」が、海外の「MasterCard PayPass」加盟店での
決済機能に対応します
http://id-credit.com/presrelease/detail_id45.html
NTTドコモはMasterCardと提携し、MasterCardが世界56か国で展開する
非接触決済サービス「MasterCard PayPass」加盟店において、iDが利用可能なスマートフォンを
かざして決済が可能となる「iD/PayPass」機能を、2014年2月5日から提供開始する予定とのこと。
つまり、あと1カ月もすれば、ドコモのiDが再び、海外で使えるようになるということです!
ドコモのNFC(FeliCa+TypeA/B)を搭載したおサイフケータイ対応スマートフォンで
iDをご利用のかたは、iDアプリに簡単な設定をするだけで、海外の「MasterCard PayPass」
加盟店での現地通貨または円による決済が可能となるため、扱い慣れない現地通貨を
現金で用意することなく、渡航先において店頭でスマートフォンをかざして支払いが完了。
*利用に際しては、「DCMX」カードを保有し、かつ「iD」を利用することが必要
「iD/PayPass」機能は、MasterCardが展開する世界標準の決済手段・PayPass技術に
基づいて提供されており、「iD/PayPass」機能をご利用のかたは、従来よりiDが
利用可能な読み取り端末(国内約50万台)を設置している加盟店などに加え、
新たに世界約120万か所のMasterCard PayPass加盟店でも決済が可能となります。
世界各国で利用されているPayPassと提携し、むしろ、グローバルな展開を図ろうとしているiD。
将来はもしかして、国内のほかの電子マネーとはまったく異なる発展を遂げるのかもしれません。
お読みくださいましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
よろしければいずれか、クリックを。今後とも応援よろしくお願いします。
苦境に立たされているという点では、クレジットカードにひも付けて使われる
後払い式(ポストペイ)の電子マネーも、共通しているところがあると思います。
使い勝手はチャージして使うプリペイド式とほとんど同様だけど、
支払いは、ひも付けたクレジットカードの利用料金と一緒に、後で支払う方式。
当座のお金がなく、クレジットカードが使いにくい雰囲気のときにありがたい存在ですし、
また、クレジットカードの利用料金とまとめて支払われるので、プリペイド式のように
「何百円使わないとポイントが付かないから…」と考える必要がなく、
その意味では、無駄なくポイントが貯められるシステムだと思います。
このように、プリペイド式にはない長所をもちながら、果たしてその長所が
世間にあまねく理解されているかというと…宣伝不足のせいもあるかもしれませんが
今ひとつのような気もします。
日本にある主な後払い式電子マネーのうち、三菱UFJニコスが運営する
「Visa Touch(ビザタッチ)/Smartplus(スマートプラス)」については、
2014年6月末日で、サービスが終了されることが発表されています。
お持ちの電子マネーの有効期限にかかわらず、あと半年で使えなくなってしまうのです。
また、JCBやトヨタファイナンス発行のクレジットカードなどにひも付けて使える
QUICPay(クイックペイ)も、ひも付けクレジットカード不要の「おサイフくんQUICPay」や
10歳から利用できる「おこづかいQUICPay」などをリリース。普及に努めているところ。
で、後払い式のなかでは、最も普及しているといわれるのがiD(アイディー)。
NTTドコモのおサイフケータイ専用で使える「ケータイクレジット」としてデビューし
使える場所の多いことでは、あのEdyをもしのぐのではないかと個人的に思ってますが。
じつはiD、自分の携帯電話やスマートフォンに入っていても、使われていない割合が意外と多く、
また、最近になってドコモも電子マネーに対応していないiPhone販売に踏み切ったことで、
iDを使う人の数が相対的に減ってしまうことが予想されています。
さらにiDは過去に、日本の電子マネーとして初めて、海外でも使えるサービスを行なってましたが、
その対象地域であった、中国からもグアムからもすでに撤退。
日本の電子マネーシステムは結局海外では受け入れられず、ますます内向きになってしまうのか、
危惧していました。
しかし。iDは2013年の秋に、こんなリリースを発表しています。
ドコモのケータイクレジット「iD」が、海外の「MasterCard PayPass」加盟店での
決済機能に対応します
http://id-credit.com/presrelease/detail_id45.html
NTTドコモはMasterCardと提携し、MasterCardが世界56か国で展開する
非接触決済サービス「MasterCard PayPass」加盟店において、iDが利用可能なスマートフォンを
かざして決済が可能となる「iD/PayPass」機能を、2014年2月5日から提供開始する予定とのこと。
つまり、あと1カ月もすれば、ドコモのiDが再び、海外で使えるようになるということです!
ドコモのNFC(FeliCa+TypeA/B)を搭載したおサイフケータイ対応スマートフォンで
iDをご利用のかたは、iDアプリに簡単な設定をするだけで、海外の「MasterCard PayPass」
加盟店での現地通貨または円による決済が可能となるため、扱い慣れない現地通貨を
現金で用意することなく、渡航先において店頭でスマートフォンをかざして支払いが完了。
*利用に際しては、「DCMX」カードを保有し、かつ「iD」を利用することが必要
「iD/PayPass」機能は、MasterCardが展開する世界標準の決済手段・PayPass技術に
基づいて提供されており、「iD/PayPass」機能をご利用のかたは、従来よりiDが
利用可能な読み取り端末(国内約50万台)を設置している加盟店などに加え、
新たに世界約120万か所のMasterCard PayPass加盟店でも決済が可能となります。
世界各国で利用されているPayPassと提携し、むしろ、グローバルな展開を図ろうとしているiD。
将来はもしかして、国内のほかの電子マネーとはまったく異なる発展を遂げるのかもしれません。
お読みくださいましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
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2014-01-04 23:57
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