コンチネンタル航空、２つの「新規」就航路線

皆さんこんにちは。じゅめいむこと、元祖・鉄子としても知る人ぞ知る
トラベルライターが本業の岩間昌子です。

共通の持ち株会社のもと、すでに経営統合は済ませ、
現在は「世界最大の航空会社」を創る準備作業中であるとサイトで語っている
ユナイテッド航空（UA）とコンチネンタル航空（CO）。

現時点では両社存続のまま、２つのマイレージプログラムのアカウントをリンクすると
いつでも好きなときに、何度でも無料で、マイルが移行・統合できるとのこと。

自分はUA、CO、どちらのマイレージプログラムにも参加してないのですが
こういうのを見ると、デルタ航空とノースウエスト航空の合併直前を思い出しますね。
もっとも、あくまで外から見る限り、合併するやいなやすぐに会社がなくなってしまった
感じだったノースウエスト航空に比べ、コンチネンタル航空はうらやましいというか…。

それでも、コンチネンタル航空のワンパス・ロイヤルティプログラムは、
2011年12月31日をもって終了。2012年の第1四半期に段階的に移行が行なわれ、
この期間に、ワンパス会員は自動的にUAのマイレージ・プラス会員として
登録されるそうです。つまり実質的に、コンチネンタル航空単体としての事業は
あと少しで終了するんでしょうか。

さて私、UAもCOもマイレージプログラムの会員にはなってませんが、
ひょんなことから、UAから送信されるEメールニュース（もちろん日本語）の購読者になりまして、
UAやCOの情報をある程度知る立場にはあります。

で、先週発行のEメールニュースには、「おっ」と目をひくニュースが。
それを２つほど紹介いたします。


１．９月28日に復活の沖縄－グアム線でダブルマイルキャンペーン

eメールニュースでも公式サイトでも、
「（2011年）９月28日より、（ユナイテッド航空は）沖縄－グアムに就航」とありますが、
正確には「路線再開」。また、機材はコンチネンタルのボーイング 737-700/800型機で、
週４便運航されるそうです。

まあ、コンチネンタル機材であっても、ユナイテッド便名のチケットで乗れるようですが
就航を記念して、沖縄－グアム間の対象となる往復のご利用で、マイレージプラスの
ダブルマイルを獲得できるキャンペーンが行なわれるとのこと。

すべてのマイル加算対象運賃・クラスで購入した航空券での搭乗に適用され、
就航日の2011年９月28日から、2012年３月31日までに完了する往復旅行が対象。
旅行開始前のキャンペーン登録が必要になります。


２．10月30日より成田－香港に就航

こちらの情報を、ユナイテッドからのEメールニュースで見たときは
「えっ、UAって、とっくに成田－香港線就航してなかったっけ？」
いやあ、アメリカの航空会社の東アジア路線って、ノースウエスト航空が健在だった時代から、
UAもNWも、結構ひんぱんに路線休止とか再開とか繰り返していた感があって
（例えば成田－台北線とか）。

でも、ちょっと検索してみると、どうやらUAの成田－香港線が過去に存在していたのは確かだけど、
2007年４月でいったん運休していたよう。

それが、2011年10月30日より成田－香港に就航(香港発は10月31日より）。
こちらも、沖縄－グアムと同じく、コンチネンタル航空の機材が使用されるようなので、
再開ではなく「就航」という表現になったのでしょう（ボーイング737-800型機により毎日運航）。

もっとも、eメールニュースでもWEBページでも「ユナイテッド航空は、日本から
アメリカおよびアジアの計14都市に毎日ノンストップ便を運航することになります」と
書かれてますので、もう会社としては、統合を完遂したスタンスでいるような。

またWEBページのほうには、「ユナイテッド航空とコンチネンタル航空は、
対等合併に伴い現在統合作業を進めており、その統合作業が完了するまで、
同路線はコンチネンタル航空機材により運航されます」の一文も加えられています。