西武鉄道とJALが共同で、埼玉県の観光地キャンペーンを展開

皆さんこんにちは。じゅめいむこと、元祖・鉄子としても知る人ぞ知る
トラベルライターが本業の岩間昌子です。

鉄道会社と航空会社のコラボキャンペーン、今回発表されたのは西武鉄道とJAL。

西武鉄道　JAL
”彩の国”秩父・長瀞（ながとろ）パスポートプレゼントキャンペーン

2011年９月１日（木）～11月30日（水）のキャンペーン期間中、
秩父フリーきっぷを購入されたかたで、西武秩父駅前にある秩父観光情報館、
または長瀞駅前にある長瀞町観光案内所にて、JALカードもしくはJMBカードを提示
（つまり、JALマイレージバンク会員であることを証明）したかたに
下記のプレゼントが用意されています。

＜もれなくプレゼント＞
協賛店舗で割引等が受けられる特典満載の「彩の国　秩父・長瀞パスポート」

＜先着プレゼント＞
先着2,000名様に、ピンバッジまたはミラーのオリジナルプレゼント
（オリジナルプレゼントはなくなり次第終了）

＜抽選でプレゼント＞
応募すれば抽選で100名様に、西武秩父線沿線の地場産品詰め合わせ


で、私がこのキャンペーンを目にして、最初に思ったことは。
「へえ、航空会社と『埼玉県』の観光地がタッグを組んだことって、
これまであったかな？」と。

羽田からも成田からも距離があるためか、首都圏のなかで埼玉県って、
全国的にも、また世界的にも、正直、観光地としてのイメージは薄かったのではないでしょうか。
どちらかといえば「東京のベッドタウン」のような印象が強く、訪れるにしても
県内や周辺都県の人たちがもっぱら、日帰りでレジャーを楽しむ感じで。
遠方に住む人たちへのアピールは、これまで手薄だったのではないかと察せられます。

個人的には、東京・多摩地区のなかでも埼玉県に比較的近いところに住んでいることもあって、
プライベートでも秩父とか結構行ってますし、
意外にも（？）秩父・長瀞って、女性誌の旅行記事の定番にもなっていて
豊かな自然はもちろん、お花見や紅葉狩り、そばやお酒（ワイン）などのグルメ、
果物狩り、川下り、秩父三十四カ所札所めぐり、そして知る人ぞ知る小さな温泉などなど
魅力的なコンテンツにあふれていて、この魅力をひとりでも多くの人に紹介したいと
取材のたびに思ったものでした（何より、癒しの雰囲気にもあふれてますし）。

それがこのほど、あの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の最新版にて
初めて埼玉県の観光地として、長瀞が取り上げられ、
そこにある寳登山（ほどさん）神社に、１つ星が付いたということで。

＊高尾山が「３つ星」ということで、大きな話題をまいた同書ですが
リストなどを見ると、日本人の感覚とはちょっと異なるところも…。
つまり、星の有無やその数は、あくまで参考程度にっていうことです。
ただ言えるのは、星が１つでも付くことは、十分すごいのではないでしょうか。
（掲載されてない観光地や、掲載されてても星なしの有名観光地も少なくありません）
＊埼玉県では「長瀞」「埼玉県立自然の博物館」「寳登山神社」を掲載。
川越とかもあるだろうと思いましたが…。
＊寳登山は「宝登山」と書くのが一般的。神社よりも正直、ロープウェイとか
ちっちゃな動物園のほうが記憶に残ってます。

ともかく、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に長瀞が掲載されたことで
これから国際的にも、そして全国的にも注目が集まるチャンスと考え、
埼玉県や埼玉県物産観光協会が協賛、関わりの深い交通機関として
鉄道は西武鉄道（都心からのアプローチを意識？）、飛行機はJALが
その役目を担うことになったのだと思われます。

さて、今回、JALマイレージバンク会員を対象に行なわれるキャンペーンですが、ひとつ注文が。
せっかくですから、割引になるとかドリンクサービスよりも
買い物をすれば、JALマイルをプレゼント、ってわけにはいかなかったんでしょうか？
マイルは少量でも構いませんし、また「何円以上」と限定してもいいですから。
そうすれば、空港などから足を延ばそうと考えるかたも、
もう少し増えるかもしれませんよ。