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本日デビュー! 新ICカード「manaca(マナカ)」 [電子マネー・QRコード決済]

昨年の今ごろでも、すでにシーズン2~3回の積雪を経験していたはずなのに。
全国各地が大雪に見舞われている今シーズン、意外にも、まだ目立った積雪はなかった
東京・多摩地区の自分の住むあたり。

さすがに今日は朝からしんしんと雪が降り続いているのですが、午後になり、
やっと屋根には雪が積もり始めているものの、道路はまだ濡れているまま。
日がとっぷりと暮れた午後7時くらいでも同じような状態。
でもたぶん翌朝は、一面銀世界かもしれないな。

この大雪、東海地区や西日本方面の都市部には影響を及ぼしているらしく
ニュースを見ると、降りしきる雪のなかを走るバスの姿。行き先表示には「栄」。

そうだ、今日は、名鉄や名古屋市交通局などの鉄道・バスで使える
共通ICカード「manaca(マナカ)」のデビューの日ではありませんか!

というわけで、今回の記事では、知り合いからいただいた資料をもとにして
manacaの紹介をしたいと思います。
といっても、乗車券とか買い物用電子マネーの分野については、
これまでの交通系ICカードと使い方はほとんど一緒なので、この記事では、
manacaでたまるポイント「マイレージポイント」と、名鉄側の独自ポイント
「名鉄たまルン」ポイント、2つのポイント制度の概要を中心に、解説したいと思います。

したがって、この記事での「manaca」は原則として、名鉄側発行元にあたる
(株)エムアイシーが発行するmanacaカードについて述べさせていただきます。

また、私自身が現地で「取材」しているわけではなく、もちろんmanacaカードを
手に入れているわけでもなく、あくまで紙とWEBの資料に頼って記事作成しておりまして
実際とは異なるところがままあるかもしれません。
お気づきの点がございましたら、ご指摘してくださいますと幸いに存じます。

さて、2011年2月11日デビューのmanacaですが、これは名古屋を中心とした
エリアにある名鉄の電車や名鉄バス、名古屋市交通局の地下鉄やバス、
そして豊橋鉄道、名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)の鉄道や、
名古屋ガイドウェイバス(ゆとりーとライン)に乗車できる乗車券と、
買い物に使える電子マネーが搭載されたICカードのこと。
プリペイド式なので、駅やバス、一部の店などでチャージして
繰り返し使うことができます(オートチャージサービスや、クレジットカードによる
チャージは、現在のところ対応していません)。

ほとんど同じ地域をカバーするJR東海の「TOICA(トイカ)」が
IC乗車券が先行して、電子マネー搭載には時間がかかったのと対照的で、
デビュー時から乗り物の利用と買い物の両方が可能である点は
首都圏私鉄の「PASMO(パスモ)」と共通していると思います。

manacaのキャラクターは、40年ほど前(!)に一世を風靡したスマイルマークの
アゴの部分を大きくしたようなもの。でも、黄色をメインにした丸っこい形は
TOICAのヒヨコに似ていなくもないですね(苦笑)。

そして、前述したように、(株)名古屋交通開発機構と(株)エムアイシーの2社が
manacaを発行してますが、どちらの発行カードでも、manacaがカバーする交通エリアの
すべての鉄道やバスに乗ることができますし、また、manaca電子マネーが使えるすべての店で、
どちらの発行カードも使うことができます。

ただし、名鉄蒲郡線の三河鳥羽~蒲郡間や、名鉄広見線の明智~御嵩間は
manacaを使うことができません(蒲郡線吉良吉田駅または広見線新可児駅を
それぞれまたがる区間をご利用のかたは、同区間をカード残額で利用する場合に限り
manacaが使える特例取扱いがあります)。
また、名鉄バスも一部使えない地区や路線、バス便がありますが、
それ以外は、先に挙げた交通事業者の全線でmanacaにより鉄道やバスに乗車できます。

それから、電子マネー加盟店としては、名古屋市営地下鉄・名鉄駅構内の売店や
飲料自販機、名古屋市営地下鉄駅構内の証明写真機、名鉄駅構内のコインロッカー。
そして街ナカでも、名鉄百貨店本店の「デパ地下」にあたる食料品フロアや
名鉄駅構内にあるドトールコーヒーショップ(一部)など、名鉄駅周辺を中心に
百貨店・スーパー、飲食店、ホテル、ドラッグストア、書店、駐車場、レンタカー、
クリーニング店、ボーリング場、旅行代理店など結構多くの店で、manacaが
使えるようになっています。

なお、コンビニについては、すでにエリア内のココストアの十数店舗では
manacaが使えるようになってますが、約1カ月後の2011年3月7日からは、
愛知県内のサークルKおよびサンクス約1,040店で、さらに同年3月下旬からは
愛知県内のファミリーマート約130店で使えるようになります。

ちょっと基本的な説明が長くなりました。そろそろ本題に入りましょう。
manacaのポイント制度は、多分に飛行機を意識したと思われるネーミングの、
交通機関利用でたまる「マイレージポイント」と、(株)エムアイシー発行の
manaca限定で、買い物でたまる「名鉄たまルン」ポイントの2つがあります。

うち、マイレージポイントは、manaca交通事業者が運行する鉄道やバスの
利用実績(金額・回数)に応じてたまるポイントのこと。
ポイントの付与率や加算方法は各事業者により異なりますが、
いずれの場合でも、月ごと(毎月1日~末日)に計算され、翌月10日以降に
ポイント還元が行なわれ、manacaポイントに移行。
利用者は1ポイント1円相当として、10ポイント単位で各事業者の鉄道や
バスの乗車に還元されたポイントを利用することができます。

利用実績に応じてお得に交通機関が利用できるというシステムは、すでに
関西の「PiTaPa(ピタパ)」などでも行なわれてますが、PiTapaのほう、
運賃が割引になるというものの、参加事業者が多いせいか計算がやや複雑な感じも。
その点、manacaのポイント還元のほうが、若干わかりやすく感じますね。

あと、名鉄側のmanaca(名古屋鉄道・名鉄バス・豊橋鉄道のmanaca取扱窓口で発売)限定の
「名鉄たまルン」ポイントは、「名鉄たまルン」に入会のうえ、黄色い音符が目印の
「名鉄たまルン」加盟店で、manacaで買い物をすると自動的にたまるポイントのこと。
会員制度をとってるところ、manacaが使えるすべての店が「名鉄たまルン」ポイント加盟店とは
限らないところ、原則200円で1ポイント、飲料自販機(一部)では100円で
1ポイントたまるところなどは、JR東日本の「Suicaポイントクラブ」に例えると
わかりやすいかもしれません。
さらに、ためたポイントが交通機関の利用と買い物の両方に使えるところも。
(その点、マイレージポイントは買い物には使えません。お間違えのないように)

ただし、「名鉄たまルン」ポイントがたまってからの措置は、Suicaポイントクラブに比べると
アナログ的で、1,000ポイントごとに1枚、「名鉄たまルン」チャージ券
発行されるのですが、それはなんと紙の券で、郵送で受け取るというもの。
それを名鉄等の取扱窓口に持っていって、「名鉄たまルン」チャージ券とmanacaを渡し
チャージしてもらう必要がありますから、ちょっと手間がかかりますね。
manacaエリア外や遠方にお住まいのかたが気軽にためるというわけにはいきません。

でも、manacaエリア内にお住まい、または勤め先・通学校があるかたなら、

マイレージポイント2倍キャンペーン(2011年2月11日~3月31日)
名古屋鉄道、名鉄バス、豊橋鉄道にmanacaで乗ると、マイレージポイントが通常の2倍

「名鉄たまルン」入ろう!キャンペーン(2011年2月11日~3月21日)
期間中入会のかた全員に、もれなく「名鉄たまルン」ポイント100ポイントをプレゼント

「名鉄たまルン」使おう!キャンペーン(2011年2月11日~5月31日)
期間中「名鉄たまルン」加盟店で合計3,000円以上使うと、抽選で5,000名様に
500ポイントが当たる(「名鉄たまルン」に入会登録したmanacaでの電子マネー利用限定)

「ダイドー」×「名鉄たまルン」キャンペーン(2011年2月11日~5月31日)
「名鉄たまルン」入会後、「名鉄たまルン」対応のダイドー自販機で入会登録したmanacaの
電子マネーをご利用のかたに、1回のお買い上げ100円につき10ポイントをプレゼント

とまあ、いろんなキャンペーンが目白押し。この機会に入会してはいかがでしょう。

あと、2011年4月1日(金)より、「名鉄たまルン」ポイントとANAのマイルとの
相互交換サービスも開始されるとのこと。
「名鉄たまルン」ポイントを100ポイント単位でANAマイルに(100ポイント→60マイル)
マイルを10,000マイル単位で「名鉄たまルン」ポイントに(10,000マイル→10,000ポイント)
交換できるようになるので、manacaエリアにお住まいのANAマイラーも見逃せませんね。

まあ、名鉄自体がANAの大株主ですから(今はどうか知らないけど、過去には
筆頭株主だった時代もあるはず)、提携そのものは不思議じゃないですが
TOICAなどほかの鉄道会社のICカードとの相互利用化を差し置いて、とはねえ。

そう、後発組ゆえの、先行交通系ICカードのいいとこ取りのような点もあり
思ったよりも便利に使えるなと感じたmanacaなのに、今のところは、
ほかの交通系ICカードと相互利用できません! エリアが重なるTOICAとさえも。

でも、そのTOICAとは来年(2012年)春には、乗車券の分野で相互利用が予定され
さらに2013年春には、全国各地の大手交通系ICカード(JRの5種類に、PASMO、PiTaPa、 nimoca、はやかけん)との相互利用サービスの実現に向けて検討しているとの発表も
2010年の暮れにありましたし。

それまでにはmanacaも、より便利で使いやすいICカードに進化を遂げているかもしれませんね。
大いに期待しましょう。

*manacaについての詳細や最新情報は、以下のサイトで!

manaca(公式サイト)
http://www.manaca.jp/


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