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関西の交通系電子マネー情報(2011年春) [電子マネー・QRコード決済]

入学、就職、転校、転勤、転職、その他引っ越しなどにより、この春、関西で
新生活を迎える人も皆さんのなかには少なくないでしょう。
もしかして、震災で被災されたかたが避難先として、あるいは新天地を求めて
関西を選ばれたというケースもあるかもしれません。

その関西で暮らすにあたって、大部分の人がお世話になるであろう電車やバスなどの交通機関。
それらを利用する際は、JR・私鉄・あるいは公営交通問わずほとんどの場合は、
電子マネー機能をもつICカード乗車券(以下、「交通系電子マネー」)に大なり小なり
関わりをもつに違いありません。

関西の交通系電子マネーには、JR西日本のICOCA(イコカ)と、私鉄・バス系のPiTaPa
(ピタパ)があり、前者はSuica(スイカ)などと同じチャージして使うプリペイド式、
後者はiDなどと同じ、後払いのポストペイ式とあって、使い勝手がかなり違います。
まあ、ここで基本的な説明ができればいいのですけど、関西に住んだ経験がなく、
この2枚のカードとも持っていない私がウンチクをたれても
あまり説得力がないかもしれませんので…(勉強中の身ではあるんですが)

そこで今回は、「ICOCAやPiTaPaでポイントをためる」ことを中心に、
最新情報なども交えて解説したいと思います。

まずはICOCA。ICOCAにもいろいろな種類がありますが、このうちポイントがたまるのは
「SMART ICOCA」と呼ばれるカード。

SMART ICOCAは、クレジットカードでないと買えないカードなので
購入の際に、カード代金分のクレジットカードポイントをためることは可能です。
ただし、チャージは購入の際に使ったクレジットカードで行なうことになるのですが
EdyやモバイルSuicaなどと同様、ほとんどのカードで、チャージをしても
ポイントやマイルが付与されなくなっていますので、ご注意ください。
(三井住友、JCB、三菱UFJニコスなどのカードはすべて、ポイント付与対象外です)

じつはSMART ICOCAは、モバイルSuicaと違い、自社系列の「J-WESTカード」という
クレジットカードでも、またその他のクレジットカードでも、等しく年会費が
無料だったりするのですが(モバイルSuicaの場合、ビューカード以外は年会費1,000円)
ポイントを確実にためるならば、J-WESTカードがやはりおすすめ。

SMART ICOCA単独でも、列車利用ポイントとか(これもSuicaにはないサービス)、
コンビニレジ袋辞退(一部店舗)、ジェイアール京都伊勢丹でのパーク&ライド
(2011年4月30日まで予定)などの「エコライフポイントサービス」で
J-WESTポイントをためることができますが、J-WESTカードなら、さらに、
SMART ICOCAへのチャージや、ショッピング・飲食・公共料金支払い、
はたまた、AOYAMAポイント(洋服の青山)、タイムズポイント(駐車場タイムズ)、
カルワザポイント(サークルKサンクス、2011年3月29日から交換スタート)からの
ポイント交換で、J-WESTポイントがためられますよ。
たまったJ-WESTポイントは、SMART ICOCAへのチャージに使ったり、JR西日本ならではの商品
(イメージキャラクターのグッズや旅行券、名産品など)に交換することができます。

J-WESTカードにはプロパータイプのほか、
ビックカメラと提携した「ビックカメラJ-WESTカード」や、
2011年2月より会員募集を開始した「OSAKA STATION CITY J-WESTカード」もあります。

あとICOCAは、JR系のSuicaやTOICA(トイカ)、SUGOCA(スゴカ)、そしてPiTaPaと
相互利用できますが、2011年6月からはなんと、PiTaPaエリアにある京阪電車京阪線の
自線内利用で「ICOCA定期券」が使えるようになります。
(JR西日本との連絡定期券としては、2010年5月より導入済み)
定期券以外のICOCAも、京阪電車京阪線の駅で買えるようになるとのことです。

次にPiTaPa。こちらは、クレジットカードを紐付けする後払い式ですので
チャージによるポイントは付きませんが、原則として乗った代金の分だけ、そのカードの
ポイントをためることができます(カードにより、ポイント還元率は異なります)。
JALやANAのマイルが直接、あるいは間接的にためられるクレジットカードもあります。

こちらには、ショッピングでたまる「ショップdeポイント」という制度があり
鉄道やバスの利用ではためることはできないけど、ためたポイントを交通費に
充てることができるのは、Suicaポイントと同様。

このショップdeポイントも、JALやANAのマイルに交換することができますが
(500ポイントごとの自動交換)、500ショップdeポイント→20マイルと、
必ずしもレートがよいとはいえません。
むしろマイルに換えるより、ショップdeポイントは、充実した割引サービスを
よりおトクにするために、交通費の割引に充てるほうが断然おすすめです。

実際に乗ってもいないものに、前もって金を払うよりは、使った分だけ後払い。
こと、お金に関してはシビアな考えをもつ人が多いといわれる関西人には
少々システムが複雑ですが、PiTaPaは根強い人気があるようです。
一度使ったら、手放せない人が多いというのもわかるような気がします。

2011年4月30日まで、ホテル宿泊券や旅行券、ショップdeポイントなどが当たる
「PiTaPaショッピングキャンペーン」も実施中。
また2011年4月1日から、嵐電(京福電車の嵐山本線・北野線)でも
PiTaPaが利用可能になりましたよ。

ICOCA、PiTaPaについて、詳しくは各サイトで。

ICOCA
http://www.jr-odekake.net/icoca/

PiTaPa
http://www.pitapa.com/


追記:
震災で、最も被害を受けた企業のひとつであろうJR東日本。
2011年3月31日で有効期限が切れてしまったSuicaポイントについて、
同日末時点でのポイント残高(有効期限が切れるポイント含む)が100ポイント以上の
かたを対象に、失効ポイントを4月中旬に再度付与するとのことです。

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