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私のオクトーバー・フェスト [レビュー記事]

「10月」「ビール」とくれば、ドイツはミュンヘンで行なわれる
世界最大級のビールの祭典「オクトーバー・フェスト」を思い出す人も
いらっしゃるかもしれませんが。

ミュンヘンに住んでいたこともある、私の知り合いによると
じつはこの「オクトーバー・フェスト」、イベントの開催時期自体は
「10月の第1日曜日を最終日とする16日間」なのだとか。
(ただし、10月第1日曜日が1日または2日である場合は、10月3日まで開催)
ですから、オクトーバーと名がついても、9月下旬に開かれるというほうが
とおりがいいんですけどね。
いずれにしても2008年の場合は10月5日、つまり今日が祭りの最終日。
豊穣を祝う、収穫祭を兼ねた式典といってもいいですね。

ところで私、昨日はひとり「オクトーバー・フェスト」を我が家で開催。
というのも、モニターでアサヒビールの「クリアアサヒ」なるビールをいただいていて
商品紹介や味の感想などを、写真入りでブログ記事にしたためなければならない
その締切が迫ってましたから(ダンナは外で飲んでいたため、不在でした)。

えっ、クリアアサヒって、ビールじゃないだろうって?
そうですね。アルコールに詳しい人ならご存じとは思いますが
クリアアサヒは税法上、「ビール」「発泡酒」「第3のビール」と分かれている
ビール系飲料のうち、「第3のビール」のカテゴリに属しており
厳密にいえば、ビールにはあたりません。

じゃあ、大したことないじゃん…なんて、早とちりしないでください。
じつは「第3のビール」と呼ばれる新ジャンルはさらに、原材料によって

1.麦を使っているもの:リキュール(発泡性)①

2.大豆などを使っているもの:その他の醸造酒(発泡性)①

の2種類に分かれるんですね。
正直、第3のビールが世に出た当初は2種類のうち、大豆などを主原料とする商品が
主流を占めていたもの。私なんかはむしろ「ああ、麦を使わないからここまで安く、
それでいてビールの味に近づけた商品ができるんだな」と感心したものでした。

しかし。次第に第3のビールが市場においてシェアを伸ばすにつれ、
麦の新ジャンルを支持する消費者が増えてきたのだとか。
そうですよね。ビールというのは本来、麦芽が原材料なんですから
麦を使った商品が選ばれるのは、当然といえば当然のこと。

でも、第3のビールって麦を使ってもできるんだ~と感じたのが、今回私にとって新発見。
正直、第3のビールというか、「リキュール(発泡性)」と表示があるものについては
今までビールとはまったく別物であると思いこんでいて、飲むどころか
店頭でも手にとろうとしませんでした。
(というかこのところ、仕事が忙しかったり、夜は一心不乱にブログを書いているため
ビールに限らず、アルコールはほとんど口にしてません。
まあ、もともとお酒はあまり強くないし、飲まなくても全然平気な体質なんですが)

それが今回のモニターにはからずも当選し、初めて、麦芽を原材料にした
(ちなみに麦芽使用率は25~50%で、税法上のビールの「麦芽67%以上」には
及びませんが、同25%未満の発泡酒よりむしろ、高い比率を誇っています)
「リキュール(発泡性)」を口にすることに。

それにしてもこのクリアアサヒ、アサヒビール独自の「澄み切り二段発酵」を用い、
麦芽由来のうまみはしっかりと残しつつ、新ジャンル特有の雑味を一切なくした
まさに「うまみだけ。雑味なし。」を実現したこともあってか、
今年3月に発売されたばかりなのに、早くも売り上げは3億本(350ml缶換算)突破!
どんな味なんだろうって、期待も高まります。

そして今回、クリアアサヒを試飲するにあたって、おつまみに選んだのが
ANAカード「ショッピングアルファ」対象店舗でもある高島屋立川店にて
2008年10月7日まで開催中の「多摩の物産展」で買い求めた、大多摩ハムのソーセージ。
「オクトーバー・フェスト」自体が、地元の特産物や名物料理を味わう祭りなので
こっちもそれに倣ったほうがいいかと思い、マイル獲得も兼ねて購入しました。
(ちなみに写真のソーセージは、色の濃い方がデューベルスブリッカー、
薄い方がメットヴルストで、いずれもドイツ式製法で作られたもの。
両方ともとっても美味ですよ)

おっと、酔ってしまう前に、写真を撮らねば。
10年ほど前にパソコンを始めた頃、ネット懸賞で当てたお気に入りの
備前焼のビアジョッキに、クリアアサヒを注いで(泡が切れかけてますが…)。

MYDC0255.JPG

そしておもむろに、ソーセージを食べながら、クリアアサヒをゴクリ…と
書きたいところでしたが、この日は久々に気温も上がり、ビールを飲むには絶好の日和。
喉がからからに渇いていたこともあり、一気に半分ほど飲み干してしまいました。

「あれ、これが第3のビール? いや、税法上のビールとそんなに変わらないじゃん」
と思ったのが、第一印象。あっけらかんとした軽さを想像していましたが、
雑味なしというか、ビール特有のコクは、しっかり残ってるんですね。

もう少しわかりやすくいえば、国内のビール会社には、それぞれ種類はいろいろあっても、
会社ごとの共通の風味があると思うのですが、このクリアアサヒはまさしく、
同じ会社の「スーパードライ」などに通じるテイストがあると思いました。
「スーパードライ」好きなら、なじみ深い味わいになってます。

そしてこのクリアアサヒの大きな特徴は、単独で飲んでもいいし、
おいしいものと一緒に味わっても、お互いの風味をこわさないようになっているところ。
発泡酒や第3のビールのなかには、口当たりが爽やかすぎるなどして、「ビール」とは
もちろん、「ビール系飲料」とも名乗るべきではないでしょうと思うものもありますが、
クリアアサヒは、そこからはかなりへだたった場所にいる感じがしますね。

もっとも私は前述のように、普段からお酒類を飲みつけてませんし
2週間近くひいている風邪がまだ完治してませんので、あまり参考にならないかも。

幸いにして、2本届いたうち、1本しか飲んでませんので、
もう1本は体調も回復し、現在抱えている温泉コラム執筆の仕事を終え
(もうすぐ締切なのに、何も書いてません)、さらに今回のような
「ブログに書かなければならない」義務がない立場になってからあらためて、心ゆくまで
味わってみたいと思います。

と思ったら、この記事を書いてるうちに、ダンナが残りの1本飲んじゃったぜよ。
感想は…「香りがいい。日本のビール特有のねちっこさがない。
外国のビールにも通じるキレがある」とのことです。
(彼もそんなにお酒とかビールは飲まないクチなんですけどね。とりあえず参考までに)

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