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日系マイレージプログラムが変わる!(6) [基礎講座]

Edyとの付き合い方 

JR東日本「Suica(スイカ)」や、セブン-イレブン「nanaco(ナナコ)」等の追撃を
受けているにもかかわらず、今なお、普及率などで一歩先行く感のある
電子マネー、「Edy(エディ)」。

おそらく陸マイラーにとっても、電子マネー界では一番の人気を誇っているでしょう。
なぜなら、利用することで、航空マイルがポイントシステムを経由することなく、
直接貯まっていくという意味では、私が知る限り、
Edyが国内唯一の電子マネーであると思われるからです。

また、Edyを使うことで、マイルが直接貯められる唯一の航空会社は、
私が知る限り、ANAのみ。
すなわち、EdyとANAは、切っても切れない蜜月関係にあるわけです。

ほとんどのANAマイラーにとっても、Edyは欠かせない存在になってます。
なかでも、Edyにチャージ可能なクレジットカードを使って
(ANAカード付帯のEdyの場合は、そのANAカードをそのままチャージに使って)
マイルを100円=1マイルの換算で貯め、使用する時は200円=1マイル換算で
ANAマイルを貯める、すなわち(ANAマイルの場合)クレジットカードをそのまま
使うのに比べ、1.5倍の換算でマイルが貯められるという技は、
ANAマイラーにとって、すっかりお馴染みのものとなりました。
当初は「裏技」扱いでしたが、次第に「常識化」していったのです。

Edyを利用してマイルを貯める技はその後、チャージしたEdyをコンビニで使って
口座振替やクレジットカード払いでは通常、マイルが付かない公共料金等の支払いで
チャージ金額分のマイルを積算したり、そのEdyカードも枚数制限いっぱいまで使って
さらにマイルを加算したりと、どんどん「進歩」していきました。

そのEdyに2007年末、嵐が吹き荒れることになりました。
JCBカード、三井住友VISAカードが、相次いでEdyへのチャージでポイント(マイル)が
付かなくなるという方針を打ち出し、ANAマイラーにとっては大打撃の事件に。
当然、ANA JCBカードや、ANA VISA/マスターカードもその影響を受けてしまい
今や達人マイラーさんたちの間では、チャージでポイントが付くカードを新たに探したり
引き続きチャージでマイルが貯まる、ANA eLIOカードに切り替えるという動きが
起こりつつあるようです(ANA eLIOカードは、2009年6月30日をもってサービス終了)

えっ、私ですか?
一応、ANAマイラーの端くれである私ですが、実は2007年6月に「おサイフケータイ」を
買うまで、Edyへのチャージは、コンビニで店員さんに頼んだり、空港などに置いてある
Edyチャージャーを使ったりして、現金でチャージを行なってました。
(私はANA JCBカードホルダーですが、それでなくてもJCBは最初のうちは、
クレジットカードでのチャージができませんでしたよね?)
ですから「Edyで1.5倍マイル」を実践してから、まだ日が浅かったわけで
半年でそのサービス享受を終了してしまったわけです。
1.5倍マイルは確かに便利とは思いましたが、期間が短かった分、
ショックも比較的軽微で、立ち直りも早いわけで。

その一方で、EdyメインでANAマイルを貯めていた人は、相当ショックでしょうね。
なかにはEdyとの関係を見直す人まで出てきているようで、気持ちはお察しいたします。

でも私自身は、チャージ云々がなくても、2008年春の「有効期限36カ月化」で
Edyとは少し距離を置いて、付き合おうかなと思っていたところでした。
といいますのも、中途半端なマイルが月ごとに失効するのを恐れている私にとって
ANAのマイル口座に自動積算されるEdyは、少々厄介な存在だからです。

かつてもっぱら現金でEdyチャージしていた頃、一年間にどれだけANAマイルが
貯まったか調べたことがありますが、ちょうど1,000マイルほどでした。
まあ私の場合、仕事が忙しい時や取材の時はコンビニを頻繁に利用しますが
それ以外はあまり利用しないし、ほかはごくたまにマツキヨと、本屋さんくらい。
それでもチャージ分抜きで、純粋に使用で1,000マイル貯めるために、
およそ10万円~15万円使った計算に(200円=1マイルだと20万円になりますが、
200円=2マイルのダブルマイルキャンペーンも結構参加しましたから、
実際は10万円代前半くらい使ったことになると思います)。
結構バカになりませんね。1,000マイルも、決して少ないマイル数ではありませんし。
これだけのマイルが使用のタイミングを誤って、失効してしまうとすると
かなり痛い話と言わざるを得ません。

ですから、このままEdyが自動移行を続けていくならば、
私はEdyの利用を控え、少し距離を置いて付き合おうと思っているのです。

代わりになるものは何か。
ANA JCBカードを持ってる自分の場合、すでに後払い式ICクレジット決済の
「QUICPay(クイックペイ)」を紐付けしてますが、まだ数は少ないとはいえ
QUICPayが利用できる店舗は着実に増えつつあります。
すでにローソンでは全店舗で利用可能(私も、たまに使ってます)。
2008年1月21日からは、サークルKサンクスでも全店で使える予定とかで、
JCBのクレジット利用分と合計しての支払いになるので、100円=1マイル換算。
チャージ分のEdyが尽きて以降は、Edyでは200円=1マイルにしかなりませんし
QUICPayの場合はクレジットカードのポイントを都度移行にしている限り
好きな時にまとめてマイルに移行できるので、自分にとってはこちらのほうが
格段に都合がいいと思ってます。

また、ファミリーマートやミニストップ、am/pmではSuicaが使える、
または、使えるようになる予定なので、これらのコンビニでは
(私が紐付けしているJALカードでは)チャージした分のJALマイルが貯まる
モバイルSuicaの使用に鞍替えしていく予定です。

マツキヨも、現金払いでもマイルが貯められますし(もちろんEdyを使うほうが
よりお得に、マイルは貯まるんですけどね)。

ただ、私はEdyと、縁を切るつもりは一切ありません。
なぜなら、Edyしか使えないお店が、まだまだ多いから。

それに、空港などのお店では、Edy利用可能店が隆盛ですし
どうせフライトマイルが否応なしに自動移行されるのなら、飛行機の利用に併せ
空港のお店でEdyを使い、さらに効率よくマイルを貯めるに越したことはないですよね。

さてさて。「36カ月問題」に伴う、マイル自動移行回避のコツをお伝えするのが
かなり長くなってしまいました。まあ、人により、自動移行のほうがよっぽど都合がいい、
都度移行はかえって管理が大変、有効期限が来る前にマイルを使い切る自信があると
いう人も、少なくないでしょう。

今さらながらですが、自動移行のままでいいという人は、無理に変える必要はありません。
自分に合った、自分好みのマイルとの付き合いをするほうが、よっぽど大事ですから。

明日からはいよいよ「特典航空券の必要マイル数が、路線ごと・シーズンごとに変わる」
件に、話を移してまいります。どうぞお楽しみに!

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