やっと海外に行ける

埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で、（気象官署における）国内史上最高気温を
記録した2007年８月16日。当日付のブログにも書いてますが、私、この日
（東京というか、多摩地域はそんなに暑くならなかったけど）、
パスポートの更新をするため、立川駅ビルにあるパスポートセンターに行きました。

申請自体は滞りなく済み、後日、受け取りのために必要なハガキも届き
あとは、収入証紙2,000円と、収入印紙14,000円の計16,000円分の手数料を用意。
これらを引換書に貼って、新しいパスポートを受け取りに行けばいいだけでした。

ところがその後、「無職」状態が予想以上に長く続いたため、収入もとだえ
正直、16,000円分のお金がなかなか支払えない始末。
９月末からの平日は、まる一日潰れる会社勤め生活に入ってしまいましたが
受領だけなら日曜日を使って行ってもよかったものの、なにぶん、お金がないことには。

そして、あの暑かった日から４カ月以上が経ち、冬至も過ぎて、本格的な冬が到来。
クーラーが動いていた部屋は、ストーブが欠かせなくなり
半袖でも汗をかいていたはずが、長袖を着込む生活にもすっかり慣れて。

2007年最後の営業日となった今日、やっと受領に行くことができました。
いや、余裕があったわけじゃなく、銀行口座の残高から考えるとまだ正直、
ちょっと危ない、ギリギリかな？　って感じもあったのですが
あまり長いこと放っておいて、年が明けてからってのは、さすがにマズイと思ったので。
いや、忘れるからうんぬんではなく、どうにもけじめがつかないと思いましたんでね。

ものすごく混んでいた申請の日に比べ、受領日は、結構空いてました。
皆さんとっくに手続きを済ませ、年末年始の旅行を楽しんでいる、ってことでしょうか。

窓口に行ってほどなく、久々に目にする古いパスポートと一緒に
新しいパスポートに、お目にかかることができました。

しかし。新しいパスポート、結構前と変わってますよね。

とても心配していた「老け顔」に写っていた顔写真。
その点はさほどでもなかったのですが、なんかやけにリアルというか、
それなりに化粧したはずなのに、なぜかすっぴんの寝起き顔に見える!?
まあ、飛行機に乗る時は、前日なかなか眠れないことも多いし
長距離便や夜行便に乗る時は、どうせ途中寝るのだからと、メイクしないで
搭乗することもありますから、むしろこのほうが、実際に近い顔なのかしら。

あと、ずいぶん顔が大きく写ってると思ったら、最近、写真の規格が変わったんですね。
国際基準に従い、顔の縦の長さ（頭頂からあごまでの距離）の、写真の縦の長さに
占める割合が、以前の約60％前後から、70～80％に改められたとか。
私の場合、その当時着ていた衣服がまったく見えない状態になってます。

さらに写真以上に劇的に変わったのが、いわゆるIC旅券になったこと。
冊子の真ん中らへんに、まるでカーボン紙用の下敷きのように厚紙が挟まってますが
これはもちろんそういう用途で使うのではなく、この中にICチップが埋め込まれていると
いうもの。その厚紙には「旅券の使用・保管に際しての注意」が日本語と英語で記され
「旅券を曲げたり、ねじったり、重い物を載せたり、衝撃を与えないこと」や
「高温、直射日光、湿気の多い場所、磁気の強い場所（テレビや電子レンジの上など）は
避けること」、「旅券に化学薬品がかからないようにすること」などと書かれてます。
また、この厚紙の上には、スタンプを押すなという英文の注意書きがあります。

つまり、これまで以上に旅券の保管や持ち歩きには、注意を払わないといけませんね。

そんなわけで、具体的な旅行の予定はありませんが、とりあえず
休暇や予算やその他の事情が許せば、いつでも海外に行ける状態にはなりました。
物理的に海外旅行ができなかった状況が、一応解除されたということで。

それにしても。この年末、またはお正月休みを利用して海外に行く人は
私のまわりにも、少なくありません。
私だって、結構たまっているマイルを使って、新しい旅券では最終ページまで
スタンプが埋まるほど旅行をしまくりたいと、いつも妄想してますが（笑）

まずは、仕事で海外に行くことが目標かな。それもできれば、鉄道関係でね。