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あれから5年 [主にANA]

2013年11月のはじめ、ANAのホームページに、
「ANAマイレージクラブ ANA国際線特典の一部取り扱い変更について」と題する
お知らせが出ていました。

項目は大きく分けて2つあり、1つはアップグレード特典のお申し込みについて。
これまでは、航空券の予約と同時にアップグレードの申し込みができましたが
2014年4月1日からの申し込み、かつ、2015年3月1日以降の搭乗分からは
アップグレードの申し込み前にあらかじめ航空券を買わなくてはならなくなります。
*2015年2月28日までの搭乗は、現在のルールが適用

そしてもう1つは、オープン発券の終了について。

【オープン発券の終了について】
ご利用便の予約のないオープン発券は、2014年3月31日お申込分をもって終了いたします。
引き続き空席待ち便の発券は可能です。

こんなふうにサラリと書かれた文章を見て、ついに、来るべきものが来たかと…。

5年前の2008年11月、私たち夫婦はANAの特典航空券で台湾旅行を楽しみましたが
そのときのチケットは、ふたりともオープン発券の形でそろえました。
仕事の関係があって、なかなか日程が決まらなかったのですが
一方でマイルの有効期限のしばりや、燃油サーチャージの値上げ等などもあって、
できるだけ早めに特典航空券に交換しておかなければならなかったのです。

そんな中、夫婦そろってマイルを貯めていたANAでは、自社便またはグループ会社の運航便に限り、
オープン発券が可能であることをチェック。
ただし、インターネットでは申し込めず、電話または直接カウンターに出向いての
申し込みが必要だったのですが、当時は、都内の汐留に市中カウンターがあり
しかも、当時私はそのカウンターに比較的近いところに勤務していましたので
実際、席を予約する段階になって、キャンセル待ちを余儀なくされ
足しげく通わなければならなかったときも、さほど面倒を感じずに
無事、チケットを手に入れることができ、ホッとしたのを覚えています。

そういえばその2年前、2006年9月のタイ・バンコク旅行も
ダンナはANAのオープン発券を利用しましたっけ(私はマイル直接交換)。
オープン発券と聞いて、ピンと来ないかたも少なくないようですが
私たちは比較的慣れ親しみ、便利なサービスに感じていたものなんですよ。

あれから月日は流れ、汐留のカウンターは2013年3月29日で営業終了
ANAの市中カウンターは全て消滅し、基本的に電話やインターネットでのやりとりしか
できなくなってしまいました。

そして私たちもその間、経済的苦境や身内の病気、不幸などもあって思うように動けず、
気がついてみたら5年前に台湾に行ったのを最後にそれ以来、日本国外に出てないという事態に。

まあ、オープン発券がうんぬん以前に、当時に比べマイルが貯めにくくなったという事情もあるわけでして。
何しろ私は、ANAのマイルは最近やっと、5,000マイルを超えるところまで回復したばかり。
ダンナはマイルの失効が相次いで、現在は1万マイル弱のあたりを上下しているという現状。

今度はいつ海外に行けるんだろう。
でもANAやJALの場合、マイルを直接特典航空券に換えるよりは、ANA SKYコインなど
クーポンの類に換えて、クーポンで買った航空券で合わせてマイルを貯めるという
楽しみを選んだほうが、お得だと思いますけどね(少なくとも国内線の場合は)。


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