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日本でクレジットチャージ、韓国で使えるプリペイドカード誕生! [クレジットカード]

皆さんこんにちは。「ゆるマイラー鉄子」を自認しているトラベルライター兼、
電子マネー研究家・岩間昌子と申します。
*旅行、または電子マネー関連の執筆の仕事がありましたら、ぜひ声をかけてください

今日の記事では、三井住友カードが本日、2012年11月14日から発行を開始した、
韓国渡航者向けプリペイドカード「韓国トラベルプリペイド」について
ご案内したいと思います。

このサービスは三井住友カードが、韓国の大手カード会社・ハナSKカード、および韓国の
金融サービスコンテンツ開発会社・アジアパスなどと提携し、日本のクレジットカード会社として初めて、
日本と韓国を結ぶ専用決済スキームを構築したものだとか。

このカードの特徴には、以下のことがあげられます。

1.日本円で購入・入金し、韓国ウォンでそのまま使える
日本円で「韓国トラベルプリペイド」を購入・入金(チャージ)し、そのまま韓国現地で、
韓国ウォンでの買い物ができるため、外貨両替が不要です。

2.韓国国内の約220万店で利用可能
韓国国内のクレジットカードが使える店舗のほぼ全店(ホテル・機内販売・レンタカー業種を除く)で
利用できます。
*参考:日本のTポイントと提携している、韓国の共通ポイントサービス
「OKキャッシュバック」加盟店は韓国国内に約4万3000店舗

3.加盟店での優待サービス
「韓国トラベルプリペイド」の利用または提示で、特定の加盟店での割引や特典付与などの
優待サービスが受けられます。
*優待サービスのある主な加盟店:ロッテ免税店、現代百貨店、大韓空港リムジン、ロッテリア、
クリスピークリームドーナツ、TGIフライデイズ(以上韓国国内の店舗)
*一部店舗・商品を除きます

4.さまざまなチャージ方法
専用WEBサイトでの三井住友カードによるクレジットチャージのほか、コンビニや銀行
(インターネットバンキング・ペイジーと呼ばれる振込み)でもチャージが可能です。
また、有効期限内であれば、繰り返しチャージして利用できます。
*クレジットチャージが可能なカードは、三井住友カード発行のクレジットカードのみ
*1枚のカードへの入金の上限金額は5万円まで、1回の入金は3000円以上1000円単位
*クレジットカード決済以外は、別にチャージ手数料がかかります

5.残高・利用履歴がリアルタイムで確認可能
「韓国トラベルプリペイド」の残高や利用履歴(ウォンおよび円単位)は、WEB上で
リアルタイムで確認することができます。

このカードを手に入れるには、専用サイトからお申し込みを。
カードの種類にはスタンダード(10,000円、30,000円、50,000円)のほか、
あの人気スター、チャン・グンソクデザインカードも3種類(いずれも10,000円)用意。
審査不要で、申し込みから1~2週間ほどでカードが届くそうです。
*カードの販売金額は、あらかじめチャージされている購入時の残高。
そのまま韓国で使うことができ、どのカードも5万円の上限まで追加チャージが可能です

カード購入のお支払いも、チャージに準じ、三井住友カード発行のクレジットカードでの
お支払いをはじめ、コンビニ、インターネットバンキング、銀行振込み(ペイジー)があります。

さて、ここまで見てきて。「えっ、韓国で使える電子マネーみたいなもの?」と思った人も多いかも
しれません。かくいう私もそうでして。
日本と並んで、世界有数のIT大国・韓国。しかも(私自身は行ったことないからよくわかりませんが)
日本と同様に、クレジットカードよりも現金至上主義。
その一方で、日本みたいに小銭いらずで少額決済できるカードの需要もあって
楽天EdyやSuicaやnanacoやWAONみたいに、あらかじめチャージ、読み取り機に
「ピピッ」とかざすだけで決済完了のカードが誕生したのかと思ってました。

ところが。サイト内にあるカードの利用方法の説明をみると。
・韓国内のクレジットカードが使える店でショッピングや飲食などを楽しむ
・決済時に「韓国トラベルプリペイド」を提示
・お店のスタッフが専用の決済機器へカードを通す
・店頭で署名を求められた場合は、カード裏面と同じ署名を

この一連の流れをみると、電子マネーよりはクレジットカードに近い感じですね。
日本にも似たようなのがあるような…(でもデビットカードとは違うし)

と同時に、こう考えた人も少なくないのではないでしょうか。
「クレジットカードが使える店でしか使えないんだったら、わざわざ韓国トラベルプリペイドを
買わなくても、クレジットカードで済むんじゃないの?」それはごもっとも。

でも、プリペイドカードにはこんな利点があります。
まず、クレジットカードを持ってない人でも使え、かつ、チャージしない限り
カード残額分しか使えないため、お金の使いすぎがある程度防げること

何しろ韓国ウォンって、日本円とケタが全然違いますよね。
買い物を楽しんでるうちに(魅力ある商品に目移りしちゃうのも理由だけど)
金銭感覚がマヒしちゃって、自分がどれだけ使ってるかわからなくなり
気がついたら、卒倒してしまうような金額に…。

その点「韓国トラベルプリペイド」なら、チャージしておいた分だけ。
日本円でしかチャージできず、また、チャージできる場所も事実上、日本に限られてますので
(ウェブサイト上からも一応、できますが…)渡航前によく計画を立て、
買い物に十分なだけのチャージをしていくことをおすすめします。

そしてあともうひとつ、プリペイドカードの利点といえば。サイト内にあったのですが
「海外でのクレジットカードの利用に抵抗があるかたにおすすめ」と。

海外でのクレジットカードの利用といえば、スキミングなどで個人情報が盗まれ、
悪用されないだろうかとの心配などがどうしてもつきまとうもの。

こちら「韓国トラベルプリペイド」は、正確にはクレジットカードではなく
かといって、iDやQUICPayのように、クレジットカードにひも付けて使うカードとも
ちょっと違います。

カード番号は印字され、署名欄も一応ありますが、どちらかといえば、
無記名の電子マネーのほうに近いところがあるかもしれません。

ですから。
・紛失や盗難にあっても、カードの利用停止や残高補償はできない
・残高の払い戻しはできない
・有効期限(5年間)が切れるとカードの残高が失効され、利用できなくなる
といった諸注意があります。

それゆえカード管理には十二分な注意を払い、韓国での買い物を楽しみましょう。

*あとは、「韓国トラベルプリペイド」の購入やチャージで、三井住友カードのポイントが貯まるか
どうかですが、こちらは未確認です


お読みいただきましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
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