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スマートフォンで飛行機に乗る [旅行]

皆さんこんにちは。元祖・鉄子でもあり、「電子マ姐(ねえ)さん」としても売り込みを
図ろうとしているトラベルライター兼、電子マネー研究家・岩間昌子です。
*トラベルライターの仕事がありましたら、ご遠慮なく声をかけてください

一昨日(2012年10月22日)、JALとKDDIがこんなリリースを発表しました。

JALとKDDI、「JALタッチ&ゴー」サービスをauのNFC対応スマートフォンで提供開始
http://press.jal.co.jp/ja/release/201210/002281.html

リリースによると、JALとKDDIは2012年10月22日より、JAL国内線搭乗時に
空港で端末をかざすだけで搭乗できる「JALタッチ&ゴー」サービスを、
auのNFC対応スマートフォン向けに、国内で初めて提供開始。

とどのつまりが、すでに2012年9月26日よりおサイフケータイ対応の
Androidスマートフォン向けにサービスが始まっていた「JALタッチ&ゴー」サービスが、
auのNFC対応スマートフォンでも提供するようになったってこと。

はて。NFCって何? 聞き慣れないかたも多いと思いますが。

リリースによると、NFCとはISO (国際標準化機構) で規定された国際標準の
近接型無線通信方式うんぬんかんぬん…と書かれてますが、思い切り簡単にいうと、
ほぼ日本国内に限定されているフェリカ方式のおサイフケータイを、
海外でも使えるようにしたものがNFC、とでもいえばいいのでしょうか。

これまで日本の携帯電話会社は、電子マネーなどが使えるおサイフケータイ機能は
ほとんどフェリカ対応で提供してきましたが、スマートフォンの爆発的な普及で
国際的に広く利用されているNFC対応サービスの提供が急務となり、
各キャリアとも、今後新しく発売される機種(Android)については、
NFC対応のものが主流になってきています。

今回のJALの場合、まずは、auのNFC対応スマートフォン向けに提供。
既存の2機種に加え、2012年11月以降新たに追加される機種を加えると、10機種ほどの
NFC対応スマートフォンで「JALタッチ&ゴー」サービスが使えるようになります。

利用方法は、Android端末にあるGoogle Playから「JALタッチ&ゴー」アプリをダウンロード(無料)。
JALマイレージバンク日本地区会員が利用できます。

さて。スマートフォンというと、Androidの対抗馬としてアップル社のiPhoneが思い出されますが、
こちらiPhoneは、最新版の「5」で、NFC対応が噂されていたところ
設備投資に見あう利便性が期待できず…などという理由で搭載を断念。
代わりに、「Passbook」という、日本ではとっくにおなじみの
クーポンやらチケットやらを二次元バーコードで読み取って、ケータイに取りこみ
画面に表示したりして使うシステムを採用することになりました。

そして、このPassbookに、日本のエアラインでいち早く対応したのがANA
今月(2012年10月)より、国内線にてPassbookに対応したSKiPサービスを開始。

とすると、JALはNFCでAndroid、ANAはPassbookでiPhone陣営…などと
つい、対決姿勢をとっていると考えがちですが、じつはANAのSKiPサービス、
Androidスマートフォンでもとっくに開始されています。

また、JALでもANAでも、二次元バーコードを取得することによって
おサイフケータイに対応してないスマートフォン(iPhone含む)や従来型携帯電話をお持ちのかた、
ないしはマイレージプログラムの会員になってないかたでも
「JALタッチ&ゴー」やANAのSKiPサービスを利用することができます。

ここまでは、国内線の話。

で、急に話は変わりますが。
香港のキャセイパシフィック航空が、2012年11月1日正午(日本時間)より
東京(成田/羽田)・名古屋・大阪・札幌・福岡の各空港を出発する香港および台北行きの全フライト
(香港ドラゴン航空便を含む)を対象に、モバイル搭乗券の提供を開始するとのこと。

すでに香港、台北、ローマ、バンクーバー、オークランドなどの空港で
キャセイのモバイル搭乗券が利用できますが、今回、日本からの香港/台北単純往復や
それ以遠へ乗り継いで行く場合にも、紙の搭乗券ではなく、端末に搭乗券を取り込んで
搭乗ゲートでスキャンすることで、飛行機に乗ることができるようになります。

注意したいのは、キャセイのモバイル搭乗券が利用できるのは、
インターネット接続が可能なスマートフォンの大部分の機種(Android、iPhone問わず)
ただし、スマホ以外の日本の従来型携帯電話機器は除く、とのこと。
つまり、いわゆる「ガラケー」は対象外。

ちなみに、国際線でのモバイル搭乗券というのは予想以上に普及していて、
ルフトハンザ航空やオーストリア航空、デルタ航空、チャイナエアラインなどでサービス提供中。
日本のエアラインでも、ANAが2010年7月より
「クリック モバイル チェックイン」という名称で、サービスを開始しています。
*JAL国際線でもモバイル搭乗券のサービスは用意されているようですが、
あまり積極的には案内されていません

なお航空会社が対応していても、空港によって、モバイル搭乗券が利用できないところがあります。
また万が一のトラブルを考え、画面をコピーする機能があれば、常にバーコードとフライト詳細が
表示されているモバイル搭乗券の画面コピーをとっておくことをおすすめします。


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