地元のスーパーや本屋さんでの電子マネー決済が「あたりまえ~」に [電子マネー・QRコード決済]
皆さんこんにちは。元祖・鉄子でもあり、「電子マ姐(ねえ)さん」としても売り込みを
図ろうとしているトラベルライター兼、電子マネー研究家・岩間昌子です。
*トラベルライターの仕事がありましたら、ご遠慮なく声をかけてください
かつてのように爆発的な勢力拡大…とまではいかなくても、いつの間にか(少なくても都市部では)
日常生活に定着してきた感のある、電子マネー。
コンビニではもはや「あたりまえ~」の世界に。そのほか、ドラッグストアや家電量販店、
さらには病院や美容院などでも、電子マネーが使えるところはじわじわと増えています。
*すみません、今、頭の中にカウカウの「あたりまえ体操」が流れてまして
ところが。コンビニにしろそのほかのお店にしろ、電子マネーを導入しているところは
これまでは大手のチェーン店が中心という状況。地元資本の、中小規模のお店では
もっぱら、現金のみ対応というところもまだまだ多いのが現状でしょう。
*クレジットカードが使えても、あまり歓迎されなかったりとか
むろん、現金決済しかできないのが悪いというわけではありません。
それでも、電子マネーの便利さが世間に浸透するにつれ、あるいはポイントやマイル目当てとか、
はたまたネット通販なども「あたりまえ~」になってくるにつれ
昔ながらの現金決済店への客足が伸び悩んだり、集客数が減っていたり
とにかく、それらのお店の経営にかなりの影響を及ぼしているのは確かなようです。
こういった現状を打破しようと、お店によっては、電子マネーのような新たな決済手段を導入し、
少しでも便利にご利用いただき、お客さまの心をつなぎ止めようといった動きも出ているようです。
今日の記事では、スーパーマーケットや書店において、グループ単位で、
または取次店を通して電子マネーサービスと提携したという最新リリースを紹介。
全国津々浦々にある地元資本、中堅・中小規模の小売店でも、電子マネー普及が
一挙に加速するかもしれないというニュースを取り上げたいと思います。
1.全国のスーパーが加盟するCGCグループが、楽天Edyと提携
これは昨日(2012年10月17日)、発表のあったリリースです。
CGCと楽天Edy、電子マネーのさらなる拡充に向け合意
-全国の中堅・中小規模のスーパーに電子マネー「楽天Edy」を普及-
全国の中堅・中小スーパーマーケット228社3,738店舗(2012年10月現在)が加盟する
CGCグループと、楽天Edy株式会社は、CGCグループ加盟の中堅・中小規模スーパーへ
電子マネー「楽天Edy」の対応を推進することに合意。
お客さまの利便性やレジでの精算スピードのアップをはじめ、他社との差別化、
そして大手流通グループに偏らない、全国35万ヵ所以上の幅広い加盟店がある電子マネーの親和性…
楽天Edyを導入するメリットとして、CGCグループは以上のようなことをあげています。
通常電子マネーを導入する場合は初期費用が一社ごとにかかるそうですが、
CGCグループ経由で楽天Edyを導入すると、契約が簡略化し初期コストも軽減。
そのため、中堅・中小規模のスーパーマーケットでも電子マネーを取り扱いやすくできるとの
見込みがあるようです。
確かに。流通系電子マネーはイトーヨーカドーやその系列店で使えるnanacoと
イオングループのスーパーで使えるWAONが二大勢力。
楽天Edyの使える店も、大丸ピーコックやワイズマートなど、全国あちこちにあったりするのですが、
場合によっては、必ずしも便利な場所にあるとは限らず。
新聞の折り込みチラシなどでセール情報が得やすく、また、特に生鮮食料品を買いたいときは、
なるべくなら近所のスーパーで済ませたいという需要もあるでしょう。
ポイントやマイルがほしいからといって、お金や時間をかけて遠くの店に行くのは
本末転倒ではないかとの意見も、決して否定できませんし。
そんなときに地元のスーパーが、CGCグループに加盟していれば
楽天Edyを使って、自分の貯めているポイントやマイル(例えば、ANAのマイルや
ヤマダポイントなど)を積算することも可能になります。
*まあ、全部が全部、すぐに導入ということはないと思いますが。
時間がかかったり、あるいは結局見送りになるところもあるかも
CGCグループの加盟企業は、このページで検索することができます。
http://www.cgcjapan.co.jp/cgcgroups/kigyou/index.php
*ちなみにうちの近所の店は「あのお店は確かCGCグループだったはず」と思っていたところが、
現在は加盟してなかったり。逆に、そこそこの品ぞろえを誇るものの、
現金決済のほかはマイナーなクレジットカードしか使えなかったスーパーが、
じつはCGCグループ加盟店であることがわかったり、いやはや、便利に使えますね。
以前は歩いていくのはちょっとシンドイ大丸ピーコックなどに行っていたこともあるのですが、
楽天Edy導入次第、近所のスーパーでも久々に買い物しようと思ってます
2.全国の本屋さんが、多彩な電子マネーに対応可能に
そして本日(2012年10月18日)。このようなニュースリリースがありました。
日販 書店で電子マネー決済サービスをスタート
出版販売大手の日販こと日本出版販売株式会社は、1台の端末で複数の電子マネーを
決済できるサービスを、2012年11月より全国の書店にてスタート!
このサービスは、日販が三井住友カードと一括契約。
NECが開発した端末が利用され、個々の書店においては、各電子マネー事業者と個別に契約手続きを
することなく、簡便に電子マネーサービスを始めることができます。
さて。このサービスで利用できる電子マネーは、以下のとおり。
<プリペイド(前払い)>
「Suica」(「PASMO」「はやかけん」の相互利用を含む)・「楽天Edy」・「WAON」・
「Kitaca」・「TOICA」・「ICOCA」・「SUGOCA」(「はやかけん」の相互利用を含む)・
「manaca」・「nimoca」
<ポストペイ(後払い)>
「iD」
ICカード乗車券を兼ねた交通系電子マネーは、大手のほとんどが対応可能。
また、電子書籍リーダーの販売を推進している楽天の電子マネー「楽天Edy」も利用可能。
ちょっと目をひいたのは、流通系では「WAON」は使えるけど、「nanaco」は使えないこと。
似ているようでいて、系列外のお店にも積極的に展開を図るWAONと、
系列内を中心に手厚いサービスを図るnanacoと、性格の違いが表れているようです。
個人的には、JALカードチャージで100円=1.5マイル換算でJALマイルがたまる
「JMB WAON」が使えるのがありがたい限り。マイルが2倍たまる「JALカード特約店」へ行く手間が
惜しい場合でも、近所の本屋さんでお得にマイルがためられるのがうれしいですね。
一方、後払い式は自分の持ってない「iD」は使えるけど、最近になって積極的に営業を図るようになった
「QUICPay」は対象外。うーん、また差がつきそう…。
まあ書店のほうも、全部が全部、11月からいっせいに電子マネー! というわけではないでしょうけど、
これまで大手チェーン店や駅ビル・大型スーパー・ショッピングセンターにテナントとして
入ってる場合などに限られていた電子マネー対応書店も、一挙に広がる可能性があるのは期待できますね。
正直、書店こそ、これまでリアル店舗離れが最も激しかったカテゴリ。
確かに営業時間や定休日を気にすることなく、また、交通費をかけなくても
自宅にいながらネットで本を買うことが「あたりまえ~」になり、
しかも、ポイントを貯めるチャンスも、リアル書店よりもずっと多くて。
それでも。読みたいときに、リアル店舗の書店ならすぐ本を手に入れることができるし
何より、実際に手にとって、欲しかった本がじつはそれほどのものでもなかったとか
逆に、大して期待してなかったのに、掘り出し物を見つけたとか
そういう楽しみがあるのも、リアル店舗の醍醐味ではないでしょうか。
そんなリアル書店で、加えて、クレジットカードを使うまでもない買い物であっても
ポイントやマイルを貯めるチャンスが広がるのは、やっぱり、本好きにはうれしいニュースといえますね!
お読みいただきましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
よろしければいずれか、クリックを。今後とも応援よろしくお願いします。
図ろうとしているトラベルライター兼、電子マネー研究家・岩間昌子です。
*トラベルライターの仕事がありましたら、ご遠慮なく声をかけてください
かつてのように爆発的な勢力拡大…とまではいかなくても、いつの間にか(少なくても都市部では)
日常生活に定着してきた感のある、電子マネー。
コンビニではもはや「あたりまえ~」の世界に。そのほか、ドラッグストアや家電量販店、
さらには病院や美容院などでも、電子マネーが使えるところはじわじわと増えています。
*すみません、今、頭の中にカウカウの「あたりまえ体操」が流れてまして
ところが。コンビニにしろそのほかのお店にしろ、電子マネーを導入しているところは
これまでは大手のチェーン店が中心という状況。地元資本の、中小規模のお店では
もっぱら、現金のみ対応というところもまだまだ多いのが現状でしょう。
*クレジットカードが使えても、あまり歓迎されなかったりとか
むろん、現金決済しかできないのが悪いというわけではありません。
それでも、電子マネーの便利さが世間に浸透するにつれ、あるいはポイントやマイル目当てとか、
はたまたネット通販なども「あたりまえ~」になってくるにつれ
昔ながらの現金決済店への客足が伸び悩んだり、集客数が減っていたり
とにかく、それらのお店の経営にかなりの影響を及ぼしているのは確かなようです。
こういった現状を打破しようと、お店によっては、電子マネーのような新たな決済手段を導入し、
少しでも便利にご利用いただき、お客さまの心をつなぎ止めようといった動きも出ているようです。
今日の記事では、スーパーマーケットや書店において、グループ単位で、
または取次店を通して電子マネーサービスと提携したという最新リリースを紹介。
全国津々浦々にある地元資本、中堅・中小規模の小売店でも、電子マネー普及が
一挙に加速するかもしれないというニュースを取り上げたいと思います。
1.全国のスーパーが加盟するCGCグループが、楽天Edyと提携
これは昨日(2012年10月17日)、発表のあったリリースです。
CGCと楽天Edy、電子マネーのさらなる拡充に向け合意
-全国の中堅・中小規模のスーパーに電子マネー「楽天Edy」を普及-
全国の中堅・中小スーパーマーケット228社3,738店舗(2012年10月現在)が加盟する
CGCグループと、楽天Edy株式会社は、CGCグループ加盟の中堅・中小規模スーパーへ
電子マネー「楽天Edy」の対応を推進することに合意。
お客さまの利便性やレジでの精算スピードのアップをはじめ、他社との差別化、
そして大手流通グループに偏らない、全国35万ヵ所以上の幅広い加盟店がある電子マネーの親和性…
楽天Edyを導入するメリットとして、CGCグループは以上のようなことをあげています。
通常電子マネーを導入する場合は初期費用が一社ごとにかかるそうですが、
CGCグループ経由で楽天Edyを導入すると、契約が簡略化し初期コストも軽減。
そのため、中堅・中小規模のスーパーマーケットでも電子マネーを取り扱いやすくできるとの
見込みがあるようです。
確かに。流通系電子マネーはイトーヨーカドーやその系列店で使えるnanacoと
イオングループのスーパーで使えるWAONが二大勢力。
楽天Edyの使える店も、大丸ピーコックやワイズマートなど、全国あちこちにあったりするのですが、
場合によっては、必ずしも便利な場所にあるとは限らず。
新聞の折り込みチラシなどでセール情報が得やすく、また、特に生鮮食料品を買いたいときは、
なるべくなら近所のスーパーで済ませたいという需要もあるでしょう。
ポイントやマイルがほしいからといって、お金や時間をかけて遠くの店に行くのは
本末転倒ではないかとの意見も、決して否定できませんし。
そんなときに地元のスーパーが、CGCグループに加盟していれば
楽天Edyを使って、自分の貯めているポイントやマイル(例えば、ANAのマイルや
ヤマダポイントなど)を積算することも可能になります。
*まあ、全部が全部、すぐに導入ということはないと思いますが。
時間がかかったり、あるいは結局見送りになるところもあるかも
CGCグループの加盟企業は、このページで検索することができます。
http://www.cgcjapan.co.jp/cgcgroups/kigyou/index.php
*ちなみにうちの近所の店は「あのお店は確かCGCグループだったはず」と思っていたところが、
現在は加盟してなかったり。逆に、そこそこの品ぞろえを誇るものの、
現金決済のほかはマイナーなクレジットカードしか使えなかったスーパーが、
じつはCGCグループ加盟店であることがわかったり、いやはや、便利に使えますね。
以前は歩いていくのはちょっとシンドイ大丸ピーコックなどに行っていたこともあるのですが、
楽天Edy導入次第、近所のスーパーでも久々に買い物しようと思ってます
2.全国の本屋さんが、多彩な電子マネーに対応可能に
そして本日(2012年10月18日)。このようなニュースリリースがありました。
日販 書店で電子マネー決済サービスをスタート
出版販売大手の日販こと日本出版販売株式会社は、1台の端末で複数の電子マネーを
決済できるサービスを、2012年11月より全国の書店にてスタート!
このサービスは、日販が三井住友カードと一括契約。
NECが開発した端末が利用され、個々の書店においては、各電子マネー事業者と個別に契約手続きを
することなく、簡便に電子マネーサービスを始めることができます。
さて。このサービスで利用できる電子マネーは、以下のとおり。
<プリペイド(前払い)>
「Suica」(「PASMO」「はやかけん」の相互利用を含む)・「楽天Edy」・「WAON」・
「Kitaca」・「TOICA」・「ICOCA」・「SUGOCA」(「はやかけん」の相互利用を含む)・
「manaca」・「nimoca」
<ポストペイ(後払い)>
「iD」
ICカード乗車券を兼ねた交通系電子マネーは、大手のほとんどが対応可能。
また、電子書籍リーダーの販売を推進している楽天の電子マネー「楽天Edy」も利用可能。
ちょっと目をひいたのは、流通系では「WAON」は使えるけど、「nanaco」は使えないこと。
似ているようでいて、系列外のお店にも積極的に展開を図るWAONと、
系列内を中心に手厚いサービスを図るnanacoと、性格の違いが表れているようです。
個人的には、JALカードチャージで100円=1.5マイル換算でJALマイルがたまる
「JMB WAON」が使えるのがありがたい限り。マイルが2倍たまる「JALカード特約店」へ行く手間が
惜しい場合でも、近所の本屋さんでお得にマイルがためられるのがうれしいですね。
一方、後払い式は自分の持ってない「iD」は使えるけど、最近になって積極的に営業を図るようになった
「QUICPay」は対象外。うーん、また差がつきそう…。
まあ書店のほうも、全部が全部、11月からいっせいに電子マネー! というわけではないでしょうけど、
これまで大手チェーン店や駅ビル・大型スーパー・ショッピングセンターにテナントとして
入ってる場合などに限られていた電子マネー対応書店も、一挙に広がる可能性があるのは期待できますね。
正直、書店こそ、これまでリアル店舗離れが最も激しかったカテゴリ。
確かに営業時間や定休日を気にすることなく、また、交通費をかけなくても
自宅にいながらネットで本を買うことが「あたりまえ~」になり、
しかも、ポイントを貯めるチャンスも、リアル書店よりもずっと多くて。
それでも。読みたいときに、リアル店舗の書店ならすぐ本を手に入れることができるし
何より、実際に手にとって、欲しかった本がじつはそれほどのものでもなかったとか
逆に、大して期待してなかったのに、掘り出し物を見つけたとか
そういう楽しみがあるのも、リアル店舗の醍醐味ではないでしょうか。
そんなリアル書店で、加えて、クレジットカードを使うまでもない買い物であっても
ポイントやマイルを貯めるチャンスが広がるのは、やっぱり、本好きにはうれしいニュースといえますね!
お読みいただきましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
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