SSブログ

「JAL 国際線新商品発表会」参加レポート(2012年9月) [主にJAL]

先日発表された、JAL国際線777-300ERの座席と食事メニューなどの機内サービスが
「Welcome! New Sky」のコンセプトのもと、2013年1月(予定)の成田-ロンドン線を皮切りに
一新されるというニュース。公式サイトや新聞、テレビ、雑誌、ネットニュースのみならず、
すでにこの情報を取り上げている個人のブログやホームページなども数多く、
ご存じのかたも大勢いらっしゃると思いますが。

じつは私自身、発表当日(2012年9月13日)実施された「JAL 国際線新商品発表会」に
ブログのアフィリエイト広告でお世話になっております、リンクシェアを通して
参加させていただく機会を得ましたので、そのときの参加報告レビューを
今回の記事でお知らせいたしましょう。

8月31日に招待状をいただき、すぐさま参加を申し込み、メールで参加証をいただいた私。
会場になった東京国際フォーラム展示ホールには、旅行業界の関係者を中心として
すでに500名近い出席者が。

17時30分に開始。まずはJALの役員のかたからご挨拶。
激動を極める昨今の航空業界のなかで、「フルサービスブランドのJAL」として
世界のお客さまから一番に選んでいただけるようなエアラインを目指している同社は
欧米線などの長距離路線を飛ぶ777-300ERの座席改修を、今回の新商品・サービス導入のメインに据え、
ファーストクラスからエコノミークラスに至るまで、居住性・サービス・機能性を充実させた
「ひとクラス上の最高品質」をテーマに、新しく生まれ変わったとのこと。

また、機内食についても「スターシェフ」と呼ばれる、日本が世界に誇る
一流シェフと料理プロデューサー、4人の精鋭がドリームチームを結成。
空の上のレストランよろしく、最高峰の味が楽しめるそうです。

その後は、「Welcome! New Sky」の文字が前方スクリーンに大きく映し出され
富士山、四季の情景、あるいは高層ビルなど、「日本」を表すイメージ映像が次々と展開。
「お客さまへの感謝とともに、新しい空へ」のメッセージとともに。

そして今度は、JALの商品サービス担当部長さんから、シートや食事について
さらに具体的な説明がありました。
*後で私があわただしいなかで、「ほかの人が写り込まないように」撮った写真とともに
補足的に感想も付けてご案内します

MYDC0190.JPG
「すべてのお客さまに、快適を超えた感動という品質を」をモットーに全面リニューアルされた座席。
まずは、ファーストクラスから。
シートの名称はこれまでと同じ「JAL SUITE(JALスイート)」ですが
「おもてなしの極み」を目指し、さらにくつろげる住まいのような座席を実現。
センターコンソール(座席横にある、コントローラーなどが格納されたところ)やテーブルは木目調、
座席や収納スペースもそれに合わせて落ち着いた色調に。
シートがまるごと、書斎にも寝室にもなるというわけです。

MYDC0191.JPG
こちらは、椅子の後ろから23インチの大型モニターを眺めたところ。

MYDC0193.JPG
フラットなベッドスペースはさらに広くなり、本当にホテルのシングルベッドサイズを再現したものに。
あのテンピュールの寝具が、いっそう快適な眠りを確約してくれます。

MYDC0199.JPG
続いては、ビジネスクラス(これまではJAL独自に「エグゼクティブクラス」と称していましたが、
今回のリニューアルを機に、「JALビジネスクラス」に変更)。
シート名称は「SKY SUITE(スカイスイート)」で、この名は今回の新商品・サービスが導入された
777-300ERの機材名称「SKY SUITE 777(スカイスイート777)」にも採用されています。

MYDC0196.JPG
こちらも「個室感を高めた、プライベートな空間提供」をテーマに、
ファーストクラスをつくる気持ちで開発に取り組んだとのこと。
座席を前後にずらした配列にし、通路側・窓側ともあたかも専用出入口が設けられたかのごとく、
並び席のお客さまに気兼ねすることのない全席通路アクセスを実現。
一方で、隣席の同行者とコミュニケーションを図りたいときなどに便利な、
電動で開閉可能なプライバシーパーティションも設けられています。

23インチ大型モニターや、液晶タッチパネル式コントローラーはファーストクラスと同様。
足元の大型収納スペースも、ファーストクラスと比べ遜色はありません。
そしてベッドポジションも、フルフラットを実現。

MYDC0195.JPG
さすがにファーストクラスと比べると、ベッド幅の狭さは否めませんが
それよりも大きな違いというのが、ファーストクラスには低反発で知られる
テンピュールの寝具を採用しているのに対し、ビジネスクラスは「エアウィーヴ」という
高反発のマットレスや枕を採用しているという点。
参加者からも「なぜ、あえて高反発を?」の質問が集中していた感じです。

じつはこのエアウィーヴ、すでにオリンピックの日本代表選手(現地で)やワールドカップ出場選手、
あるいは国内きっての高級旅館でもお試しいただいており
足と肩があたる部分はやわらかめにし、逆に腰の部分は素材密度を高くし堅めに。
機内のような狭い空間のなかでぐっすり休むためには、むしろ反発力を高くするほうが
自然な寝返りをサポートできるということで、ビジネスクラスでの採用に至ったようです。
*今回の発表会参加のおみやげに「エアウィーヴ」のクッションをいただきました。
デスクワークの時に座り心地を確かめてみたいと思うけど、白一色のデザインは汚すのがもったいなくて、
なかなか使いづらいんですよね…(苦笑)

MYDC0203.JPG
ちょっと脱線しました。あとは、「初期のビジネスクラスを彷彿とさせる」プレミアムエコノミー。
従来比でシートピッチを約10cm、座席スライド幅を約7cm拡大。
12インチモニター、3段階調節可能なフットレスト、ペットボトルホルダー付きです。

MYDC0200.JPG
そしてこちらも忘れてはいけない、「より快適な空間にしたいという、JALの想いが最も込められている」
座席がエコノミークラス。こちらも、足元スペースを従来比で最大約10cm拡大し、
シートピッチは最大約86cm(現行約79cm)に。
シート幅も約2cm広げ、ホールド性の高いクッションを導入するなど
とことん座り心地にこだわったそうです。

MYDC0204.JPG
私自身、最も気になる座席がエコノミークラスだったんですけど
時間の関係で、実際に座り心地をじっくりと確かめることはできませんでした。
展示スペースの一角には、現行のエコノミークラス(向こう側)と新エコノミークラス(手前)が
比較できる形で並べられていたんですが、見学者たちが去った後は明かりも消され、
ちょっと暗いなかでの撮影となってしまいましたし。
まあ実感としては、国内線でいうところの普通席が「クラスJ」になったくらいの、
そんな感じの変化はありますね(レッグレストはありませんが)。
座席背面にあるモニター画面が格段に大きくなったのは一目瞭然。

続いては機内食の紹介。こちらはファーストクラスとビジネスクラスでの刷新が中心。
「誰にも邪魔されずに映画などを見てくつろぎながら、ほしいときにスッと食事が出てくる」ことを
理想に掲げ、「SKY AUBERGE BEDD(スカイオーベルジュ・ベッド)」という名の、
最も高い場所にある世界で一番贅沢なレストランをオープンしたという演出。
「贅沢」という言葉には、前述の、ドリームチームメンバー4人による最高峰の味が
体験できるだけではなく、「世界中のどこよりも自由な時間が流れる」という意味も
込められているようです。

ちなみにBEDDとは、BEDにD(食べるのDine、美味しいのDelicious、夢見ごこちのDreamの
3つの意味を込めた)を加えた造語。

メンバーは、もとよりJALのファーストクラスを担当していたミシュラン三つ星・山本征治シェフを
はじめ、ファーストクラス・ビジネスクラスのフレンチはミシュラン二つ星の下村浩司シェフ。
そして、自らの名前を店名にした創作料理店が人気を呼んでいる山田チカラシェフは、
ビジネスクラスの和洋フュージョン料理。
パリ「フォション」初の女性・東洋人エグゼクティブシェフに抜擢された経歴をもつ
狐野扶実子プロデューサーは、欧米線ビジネスクラスのアラカルト(2食め)などを担当。

MYDC0159.JPG
機内食についても、シェフ別にメニューが展示されていましたが(上写真は下村シェフのもの)
正直、写真は撮りにくいし、何より試食ができなかったことで(!)ちょっと残念。

MYDC0171.JPG
それでも、狐野プロデューサーの和食メニューの右側にある、マンゴーソースのかかった
ヨーグルトデザートだけは試食させていただいたんですが、うーん、おいしいけど
もっと食べたい! メインも食べたい! との思いは、募るばかり。

MYDC0178.JPG
上写真は山田シェフのメニューのひとつ。ソーセージがデン、と思いきや
鮭のすり身を詰めたもの、と人づてに聞きました。

MYDC0185.JPG
そのほか、当ブログでも紹介させていただいたことのある「AIR吉野家」や
「AIRモスバーガー(ライスバーガー)」、「AIRたいめいけん(オムライス)」もありました。
プレミアムエコノミーやエコノミークラスで味わえるAIRシリーズもいいけど、
やっぱり憧れはビジネスクラス以上、かな。

こういう会に行くたび、「私ももっとマイルをためて、いつかはビジネスクラスや
ファーストクラスを利用するぞ」との決意を新たにする私。
やっぱり、実際に旅のなかで、座席や機内食やそのほかのサービスを通して
極上のおもてなしを体験する。これに勝るものはありません。

最後になりましたが、JAL様、リンクシェア様、今年2月の「JAL見学会」に続き
(2012年3月3日付の当ブログ記事参照)、今回もステキな体験のプレゼント、
ありがとうございました! この場を借りて、お礼申し上げます。

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース