ウソじゃないよ！ JCBカードで今後１年間、香港の路面電車乗車が無料に

皆さんこんにちは。元祖・鉄子でもあり、「電子マ姐（ねえ）さん」としても売り込みを
図ろうとしているトラベルライター兼、電子マネー研究家・岩間昌子です。

午前中、我がソネブロにログインできない状態が発生し、今日は記事アップは無理かと
覚悟していたのに、エラー報告をソネブロ事務局に送信したとたん、
何事もなかったように「すでにログインされている状態」になってまして。
まるでこちらのほうがエイプリルフールのウソにだまされたような気分。
今日に免じて許してといわれても、気持ちがおさまらない状態が続いてました。

そこをなんとか気を取り直してお届けする、いかにも本日にふさわしい話題は、
海外鉄道研究会の理事という肩書をもつ（これはホント）私ならではのニュースでもあります。

なんと！　JCBカードを持ってれば、香港島北部の市街地を東西に横断する
あの２階建て路面電車に、タダで乗れるんですよ！

しかも今日に限らず、これから一年間、毎日ずっと！

にわかには信じがたいかもしれませんが、JCB公式サイトのニュースリリースに出てました。
＊日付が「2012年3月30日」となってますので、信びょう性は高いと思います

リリースによると、JCBは2012年4月1日(日)より、日本および海外で発行された
全JCBブランドカード会員向けのサービスとして、香港島北部を走る２階建て路面電車(香港トラム)の
乗車が無料になる「JCB Free 香港トラム Ride」の提供を開始。

香港の２階建て路面電車といえば、まさしくセントラルとかワンチャイとか、
観光や買い物でもなじみ深い香港の中心地を走っているので、乗ったことがあるかたも
少なくないんじゃないでしょうか。

開通が1904年ということで、ゆうに百年超の歴史を誇り、どことなく古色蒼然とした車体には、
さまざまな広告が施され、香港のシンボルにもなっています。

こちら通常の運賃は、１回の乗車につき一律2.3香港ドル（日本円で約30円）。
香港版電子マネー「八達通（オクトパスカード）」も使えます。
ふだんでも安価で乗れるんですが、それが2013年3月31日(日)までの一年間、
全長約15キロある全線、およそ160両ある全車両に無料で乗り放題というのですから
絶対に見逃せません！

このプロモーションのスゴイところは、JCBブランドであれば、日本・海外どこの国や地域、
会社で発行されたカードであっても、今回のサービスの対象になること。
ですから、たとえば、日本だとOki Dokiポイントとは無関係ということで
国内のJCBキャンペーンでは対象外にされてしまうことも多い「JALカードSuica」や
「ファミマTカード」などでも、堂々と香港トラムにタダで乗れる（はず）。

もっとも、乗車の際にJCBカードを提示すればハイOKというわけではなく、
あらかじめ羽田・成田・関西の各空港やJCBプラザ ラウンジ・香港、JCBプラザ・香港で
乗車賃無料クーポンの入った冊子を手に入れ、トラム降車時に
JCBカードを提示のうえ、クーポン券を運賃箱に入れることで無料乗車が実現します。
＊ということは、ひとり１冊として、もし一度にもらえるクーポンの枚数に制限があれば
純粋に「乗り放題」とは言いがたくなるのかな？　まあ、クーポン冊子は何度でも繰り返し
手に入れることは可能なんでしょうけど

今回の「JCB Free 香港トラム Ride」の開始は、急増するアジア会員のニーズに応えるもので、
全JCBブランドカード会員に共通の旅行関連サービスをさらに強化し、
JCBブランドの付加価値を高めることを目的としているそうです。
またあわせて、香港政府観光局とタイアップし、JCB会員向け共同プロモーションを実施。
その第一弾として、共同で制作した「JCBで香港を楽しむ－トラム＆グルメガイド」を旅行前に、
日本の旅行会社などにて配布するのだとか。

T＆E(トラベル＆エンターテイメント)サービスに力を入れるJCBにとって、
重要な都市のひとつである香港では、現在、香港在住の国際的な料理評論家である
チャイラン氏とタイアップし、同氏おすすめの香港レストランで
JCBブランドカード会員に優待を提供する「JCBグルメフェスタ」を開催中。
それにちなむ広告がラッピングされた路面電車も走っているようですよ。

さて９年前にANAの特典航空券で、この２階建て路面電車を含め、香港の全鉄道を乗りつぶす！
という壮大な旅行を企てた私でしたが、実際は３泊４日の短い日程で各路線を効率よく
乗りこなすことは意外と難しく、特に最終日、こちら２階建て路面電車への乗車を試みたものの、
思いの外ゆっくりと走るトラムののろさに業を煮やし、途中で全線踏破を諦め、空港に向かったものの
出国審査に手間取り、結果として飛行機を（１分ほど）遅らせる始末！
＊日本語で呼び出しアナウンスが流れ、従来より格段に広くなった香港の空港内を全力で走りましたよ！
あのときの恥ずかしさは思い出すたび、穴があったら入りたいほど

その直後に、中心地と郊外の新界地区を結ぶ鉄道や、地下鉄の新路線なども開通したし
それらも加えて、あらためて香港全線乗りつぶしのリベンジを果たしたいと思ってる私。
もちろん、JCBカード（それもANA JCBカード）も持ってますし
この機会に、また香港に行きたいな、と思ってるんですけどね。



↑左の車両にはANAの広告、右の車両の側面には（わかりにくいですが）JALの広告が
入ってます（2003年撮影）


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