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おサイフケータイ、海外進出-2011年11月12日付の日経から [電子マネー・QRコード決済]

皆さんこんにちは。元祖・鉄子でもあり、「電子マ姐(ねえ)さん」としても
売り出し中のトラベルライター兼、電子マネー研究家・岩間昌子です。

本日付の日経新聞朝刊で、おサイフケータイについての興味深い記事を見かけましたので
自分の感想とともにご紹介します。

おサイフケータイ、海外へ 国際規格使ったシステム まずアジアを開拓

…こんなタイトルで始まっていた、今日(2011年11月12日付日本経済新聞朝刊)の記事。
つい先日も、NHKのラジオ番組で「海外の電子マネー」について話題にしていたのを
このブログで取り上げたばかりでしたから、「あ、日本の電子マネーが海外で
使えるようになるの!?」と期待して、記事に飛びついてしまいました。

NTTドコモは携帯電話をかざすだけで支払いができる電子決済事業の海外展開に乗り出す。
三菱商事系の電子決済会社に出資し、国際標準規格「NFC」を使った読み取り装置や
システムを開発。まず日本を含めたアジアに普及させる。これに対応した高機能携帯電話
(スマートフォン=スマホ)も国内市場に投入する。「おサイフケータイ」のサービスの
アジアでの主導権獲得を担う。

…まあ、サブタイトルに「ドコモ」の名前があったので、予感はしてたんですが
これ、EdyとかnanacoとかWAON、もちろんSuicaなどの交通系も含めた、
チャージして使うプリペイド式電子マネーが海外で使えるようになるわけではなく、
事実上、ドコモケータイの専用電子マネー(正確には電子マネーではなく、
後払い式電子決済サービスというべきか)「iD(アイディ)」の海外展開の動きを
述べている記事といえるでしょう。

第一、日本円でチャージしたプリペイド式電子マネー、海外で使うにしても
現地通貨にレートを直してといった手間がかかるでしょうし、それでなくても
複数の通貨に対応した読み取り機は、開発するだけでもコストは膨大。
何より、それだけ需要があるのかとか…

その点、ひも付けたクレジットカードの利用料金とともに、後で金融機関口座から引き落とされる
後払い式電子決済サービスならば、クレジットカード自体やデビットカードで
すでに実績があるように、電子決済に対応した機器さえ開発すれば
海外展開の実現化は決して不可能じゃないし。

現に、ご存じのかたもいらっしゃると思いますが、グーグルは2011年5月末に
国際標準規格「NFC」(でもこの世界にも、すでに国際標準規格があったんだ~)を採用した
モバイル(スマートフォン)対応の決済サービス「Google Wallet」を発表。

米グーグルが今年9月に米国でNFCを採用した独自の決済サービスを始めるなど、
NFC対応の携帯電話はスマホを中心に世界各国で販売が始まっており、拡大が見込まれる。
現地市場での普及に加え、日本人が海外の旅行先でスマホを使ってショッピングをしたり、
外国人が日本に来た際にスマホで買い物ができるといった形での需要喚起も担う。
この一環で、NFCの決済機能を搭載したスマホを開発し、国内市場で来年の
秋冬モデルから投入する。

日本の従来型携帯電話はホント、高機能をうたいながらもそのほとんどが国内向け。
(言わずもがな、「おサイフケータイ」はその最たるものかと)
それが、日本製ケータイが「ガラパゴス」といわれたゆえんでもあるのですが
スマートフォンの普及が、そんな風潮に風穴を開け、日本の携帯電話が
海外市場やグローバル・スタンダードに目を向けるきっかけをつくってくれたと思います。

それで記事には「国際規格の新しい読み取り装置を開発。国内で普及させるとともに
来年以降、アジアの携帯電話会社にNFCを使ったシステムの採用を働き掛ける」と書かれ、
まずは、世界でも有数の「携帯電話」「IT技術」「電子マネーなどの決済サービス」が
トップレベルに発達した地域、アジアを狙い打ち。こういっちゃなんですが、
電子決済分野において、アジアの盟主となるのが目標ということですね。

一方、その動きの裏には、記事にもグラフ付きで書かれてましたが
国内の携帯決済サービスが「国内規格であるため日本特有のサービスにとどまっていた。
また、これまで伸びてきた契約者数も頭打ちとなってきた」事情もあるようで…。

記事では「海外では携帯電話を使って支払いをする需要がなかなか盛り上がらなかったが、
普及の兆しが出始めたのをとらえ、国際規格のNFCを採用。海外市場の開拓に打って
出る」と結んでいます。実際に日本の携帯電話や電子決済サービスが世界のリーダーに
なれるかどうかはともかく、「ガラパゴス状態」を打ち破ろうとするひとつの典型的な例と
いえるのかもしれません。


余談:

同じ新聞の、これは東京ローカル面だけの記事だと思うのですが
イオンモールが、都内に新しい店を出すそうです。

しかし、その記事のタイトルが、

イオンモール日野出店

とあったものですから、「えっ、既存のイオンモール日の出店が、名前変えちゃうの?
それにしても『の』を漢字にするとはなぜ?」と、見事に勘違い(笑)
*「イオンモール、日野(に)出店」と読めばよかったのですね

実際は、日の出店と、もうひとつ、武蔵村山にある店に続く都内3店目のイオンモールということで、
日野市で再開発中の「多摩平の森」に進出するそうです。

じつは今日、私、イオングループのお店である「ザ・ビッグ」の昭島店に
ブログでも紹介した「JMB WAONでマイル5倍」をねらって、買い物に行ってきたところ。
予算オーバーしそうになって、あわてて店内でさらにモバイルJMB WAONにチャージしたり。
その甲斐あって、通常20マイルちょっとのところ、100マイルほど稼がせていただきました。

でも、さすがに荷物が重くなって、中神駅まで片道15分ほどの距離を歩くのが
つらいことつらいこと(もっと近道がある、という話も聞きますけどね)。
おまけに定期券外ですからね。家から近いとはいえ、交通費もバカになりません。
*いずれにしても、まともに車が運転できれば問題はないんですが、
ベテランペーパードライバーなので(苦笑)

で、今度できる日野の店というのが、2014年2月完成予定
場所は、「多摩平の森」で中央線の豊田駅に最も近い街区とか。
たぶん定期券圏外という状況は変わらないだろうし、電車に乗ってる時間も
中神とどっこいどっこいだけど、何より駅に最も近い街区というのがうれしい限り。
なんでも、駅との間をつなぐプロムナード(遊歩道)も整備するそうで
(イメージとしては、多摩センター駅からサンリオピューロランドまでを結ぶ
あの通りのようなものかな?)、かなり期待しちゃいますね。
*実際は、多摩センターみたいな遊歩道は2020年になっても、できていませんけどね


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