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JR四国でICOCA! [電子マネー・QRコード決済]

皆さんこんにちは。じゅめいむこと、元祖・鉄子としても知ってもらいたい(!)
トラベルライターが本業の岩間昌子です。

鉄道の日には1週間ほど早いんですが、こんなビッグニュースが出てました。
(というか、ニュース自体は、2011年9月26日には発表されてました。
交通系電子マネーは得意分野と自負していたのに不覚!
お知らせが遅くなりましたこと、お詫び申し上げます)

高松駅・坂出駅でICOCAサービスを開始します!!

http://www.westjr.co.jp/press/article/2011/09/page_771.html(JR西日本)

四国旅客鉄道株式会社(以下、「JR四国」)の高松駅・坂出駅において、
西日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR西日本」)のICカード乗車券「ICOCA」の
サービスを、次のとおり開始する予定となりましたのでお知らせします。

1 主なサービスの内容(予定)
高松駅・坂出駅にICOCA専用改札機を設置し、JR西日本岡山地区のICOCAエリア内の
駅との間で相互にICカード乗車券でのご利用ができるようになります。  
※ 高松駅、坂出駅ではICOCAは発売いたしません。
※ 高松駅、坂出駅を区間に含むICOCA定期券は発売いたしません。

2 その他
サービス開始は、平成24年春を予定しています。
詳細については決定次第お知らせいたします。

…えっ、たったこれだけ!?

要は、JR四国にある高松駅と坂出駅(両方とも香川県)にて、2012年春から、
JR西日本のICカード乗車券「ICOCA」が使えるようになる予定であること。
*実際には、ICOCAと相互利用可能なSuica、TOICA、SUGOCAも問題なく使えるはず。

ただし、両駅自体ではICOCAは発売されないし、また定期利用も不可能!?
あくまで、ICOCAを持った旅行者のためのサービスといえそうですね。

まあ、JR旅客会社のなかで唯一、自前のICカード乗車券を持たず
また、JR系のICカード乗車券が使える駅もないJR四国については、以前から
自前のICカード乗車券を開発するとか、あるいはJR他社のICOCAとかSuicaを導入するとか、
いろいろな噂があったわけですが。

このリリースからすると、結局は、JR西日本陣営に入るということかな?
例えれば、もともとJR東日本管内ではあるわけなんだけど、関東だけでなく
四国より広い東北や甲信越エリアをカバーすることになったSuicaのように、
ICOCAもJR四国を取り入れた広い意味での「西日本」カバーということになるのかな、と。

仮にここから先の話は、ICOCAがJR四国エリア内全域に拡大していく、という前提で
進めさせていただきますと。

香川県だけではなく、愛媛や徳島、高知など全県にICOCAが導入され
それと同時に、四国のコンビニでも交通系電子マネーが使えるようになり。

なんと、軌道系の乗り物(モノレール)しかない沖縄県にも先を越された
クロネコヤマトの宅急便などの料金が、交通系電子マネーで支払えるというサービスも
四国でも対応するようになり。

やがて、再来年(2013年)の春にスタート予定の、日本の主要IC乗車券10種類が
相互利用できるようになるというサービスにも、もちろん対応。
KitacaやPASMO、PiTaPaなどのIC乗車券でも、四国の旅が楽しめるように!
いやあ、どんどん夢は広がりますね。

もっとも、まずはIC乗車券に対応した自動改札機の設置など、インフラの整備が先決。
普及には何より、需要の問題やコスト面の問題ものしかかるわけで…。

まだ詳細は不明ですし、断言するのは差し控えたいですが、とにかく
日本のほとんどの大都市圏をカバーするIC乗車券が、真の意味で全国の都市圏で
あまねく使えるようになるという、第一歩になることは確かなのではないでしょうか。
今後の展開を待ちたいと思います。


付記:四国のIC乗車券事情

四国はIC乗車券や交通系電子マネー、全然普及してないと思ったら大間違い!
むしろ、私鉄を中心に、この分野においては先進地域といえるかもしれません。

例えば愛媛県の伊予鉄道では、カード版の「ICい~カード」のほか、
なんとモバイルSuicaよりも早い2005年8月に、携帯電話アプリの
「モバイルい~カード」をリリース(スマートフォンを除くNTTドコモのみ対応)。

「ICい~カード」「モバイルい~カード」は、「坊っちゃん列車」「マドンナバス」を含む
伊予鉄道の列車やバス、伊予鉄タクシー、石崎汽船・中島汽船と幅広い交通機関で
利用できるほか、地方のIC乗車券には珍しく電子マネー機能を備えているのが特徴。
伊予鉄道の駅売店や自動販売機をはじめ、グループ店舗を中心にコンビニや駐車場、
ショッピングセンター、スポーツ施設、四国自動車道サービスエリアの売店などで
使うことができます。

また、いよてつ高島屋と提携した「ローズカード(IC機能付き)」は、チャージ不要で
運賃は後日、口座から引き落としという、PiTaPaと同じポストペイ(後払い)式。
さらにJALマイレージバンクとの提携カード「JMB伊予鉄い~カード」では、
JALのマイル1万マイルを伊予鉄道の1万円分のバリューに交換することができます
(バリューからマイルへの交換はできません)。

一方、香川県と徳島県西部に鉄道やバスの路線網を持つことでんグループ
(高松琴平電気鉄道など)で使えるのが、「IruCa(イルカ)」
こちらも、電子マネー機能を有するIC乗車券です。

IruCaは高松中央商店街や高松天満屋、および高松市の公共施設などで利用でき、
買い物により、IruCaポイントを100円=1ポイントのレートで貯めることができます。
貯めたポイントは電車やバスの乗車や買い物に使えますが、交通機関利用ではポイントは貯まらず、
この点はSuicaポイントと共通しています。

そのほかにも、土佐電気鉄道、土佐電ドリームサービス、高知県交通、県交北部交通といった、
高知県の公共交通機関をほとんどカバーする「ですか」もあります。


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