ANAがボーイング787の路線計画を発表！

皆さんこんにちは。じゅめいむこと、元祖・鉄子としても知る人ぞ知る
トラベルライターが本業の岩間昌子です。

いよいよこの秋、就航が開始される、ボーイングの最新鋭機787。
その787を世界の航空会社で最初に受領し、運航するのが日本のANAで、
すでに発表されている成田＝香港のチャーターフライトや、成田空港発着の遊覧フライトに続き、
本日、定期路線を含む具体的な運航計画が発表されました。

ボーイング787の路線計画について
～　ボーイング787がいよいよ就航！さらなるネットワークの拡充を図ります　～
http://www.ana.co.jp/pr/11-0709/11a-079.html

リリースのサブタイトルにも、「初の○○○はどこどこ線」なんて出ているのですが
この記事では、以下に説明付きで記そうと思います。

＜国内線＞
2011年11月１日（火）より定期便への投入を開始。初便は、羽田＝岡山線に決定。
また、同日に羽田＝広島線にも投入。さらに、年度内に羽田＝伊丹・山口宇部・松山線に
順次投入予定。初便については、搭乗ツアーを設定。

＜国際線＞
2011年12月から初の定期便として、羽田＝北京線へ週１回程度投入。運航開始日未定。

＜長距離国際線＞
ボーイング787を活用した新たな羽田深夜国際線として、2012年１月より
羽田＝フランクフルト線を開設（開設日については調整中）。
この路線は、ルフトハンザ・ドイツ航空と開始する日欧間のジョイントベンチャーの対象路線で、
週３便（月・木・土曜日運航）より運航を開始し、2012年２月よりデイリー運航を実施予定。
＊どうやら上記の羽田＝北京線は、フランクフルト線開設までの「つなぎ」とも読み取れる感じ。
787路線計画を取り上げている新聞やネットニュースのなかには、
羽田＝フランクフルト線を「初の国際線」と報じているものもあるようで…。

また、すでに発表されているチャーターフライトについても、詳細が出ています。

（1）香港行きチャーターフライトについて
ボーイング787による世界初の営業飛行として、成田から香港へのチャーター便を運航。
運航日は、往路（成田→香港）が2011年10月26日（水）、
復路（香港→成田）が10月27日（木）と決定。
なお、本チャーターフライトは、ツアー形式での販売を実施するそうで、
一般販売としてANAマイレージクラブ会員を対象に、総計100名様を募集
（応募者多数の場合は抽選）。
応募受付期間は、2011年９月１日（木）10時00分～９月11日（日）23時59分。
ツアー内容、抽選方法の詳細については、９月１日（木）以降に確認のこと。
そのほか、オークション販売として、当チャーター便のビジネスクラスについては、
オークションサイトにて、９月中旬よりツアー商品をオークション形式にて販売。
このオークションはチャリティー形式で、売上金については、環境性能に優れた
ボーイング787にちなみ、国際環境NGO（非営利組織）である、公益財団法人オイスカと
一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパンによる環境保全活動に寄付する予定。

（2）成田空港発着遊覧フライトについて
香港へのチャーターフライトに続いて、より多くのかたがたがボーイング787による
フライトを楽しめるよう、成田空港発着の遊覧フライトを運航。
こちらの運航日は、2011年10月28日（金）～29日（土）と決定。
当遊覧フライトは現在実施中の You Fly 1st.787キャンペーンの当選者が搭乗できるほか、
ANAマイレージクラブ会員を対象とした特典フライト（つまり、マイルと交換して乗れる）
としても利用できる（ただし、座席数には限りあり）。

スケジュールをまとめると、こんな感じです。

2011年10月26・27日　　　世界初の営業飛行　成田＝香港
2011年10月28・29日　　　成田空港発着遊覧フライト
2011年11月1日　　　　　初の国内線定期便　羽田＝岡山（同日羽田＝広島線にも就航）
2011年12月　　　　　　　初の国際線定期便　羽田＝北京
2012年1月　　 　　　　　初の国際線長距離路線　羽田＝フランクフルト
2011年度内 　　　　　国内線定期便　　　羽田＝伊丹・山口宇部・松山

とまあ、詳しいことは2011年９月以降さらに明らかになるようですが
概要はこれでだいたいわかりますよね。
初便就航先が岡山なのは、正直、思いもつかなかったし（幹線には投入しない？）
拠点が今のところ、すべて羽田（成田でも関空でも中部でもなく）というのもなんというか…
（ほかの空港の国際線は、スタアラ仲間とのコードシェア便に徹するとか、
系列の格安航空会社に任せちゃう感じなのかな）。

787の情報については、おいおい、特にマイルに関わる話が出てきた際には
つとめて当ブログでも続報として触れていく予定です。