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災害時に意外と役立つ電子マネー(他2編) [その他]

わずか2年ちょっととはいえ、私自身が実際に身を置き、日々を暮らし、
思春期の自分を育み、思い出をつむいできた地が、津波の被害に遭うなんて。

もう三十年近くも連絡を断っているのですから、知り合いがどうのこうのという
問題ではないのですが、それでも、あの頃の風景をしのぶよすがとか、記憶を呼び起こす
さまざまなものが、ほとんど失われてしまったかと思うと、いたたまれなくなります。

三陸海岸から数十mの場所に建っていた平屋の自宅は、今回の地震そして津波が来ていたら、
おそらくひとたまりもなかったでしょう。
命も失ったか、もし生き残ったとしても、関わりのあるものや大事なもの、
なくてはならないものがことごとく奪われ、壊され、むしり取られ。

テレビの画面の向こうでつとめて明るく振る舞う子供たちを見ていると
(特に、当時の自分と同じ年頃の小中学生などを見ていると)
自分だったらどうだろう。さぞや絶望感にさいなまれていたのではないかと思うと
気が気でなく、そのうちに切なさ、悔しさ、怒りさえこみ上げてきます。

…すみません、また愚痴をこぼしてしまいました。
被災地ではないところに住んでいる現在の自分についても
仕事のことや経済状態、先行きを考えると不安でいっぱいになりますが
とにかく、前を向いて、目の前のやらねばならないことをひとつひとつ、
着実に、粛々と片付けなければと。

今回も、電子マネーやポイントネタを中心にお届けしてまいります。


1.災害時に意外と役立つ電子マネー

ああなるほど、電子マネーは、停電時には全く使えないんだな。
今回の災害で、私自身がしみじみと感じたことでした。

実際問題、コンビニのサイトにも、停電時には電子マネーやクレジットカード、
ポイントカードの類は使えませんと当然のように案内があるし、
近所のスーパーでも、計画停電時に限らず、全日クレジットカードの
取り扱いを中止してしまったところも。

ハイテクの固まりのような電子マネーやカードも、災害にはめっぽう弱いんだ。
考えてみれば当たり前のことに、今回の震災で気づかされました。

ですから、2011年3月23日付の日経新聞夕刊の「災害時 お金どうする?」の記事に
「電子マネーも効果発揮」の文字を見つけたときは、えーっ嘘でしょう?
全然信じられないという思いを抱いたのですが。

(前略)また、意外に役立つのが電子マネーだ。
携帯電話のおサイフケータイ機能で飲み物などを買えた人も多かった。
停電などでレジの決済端末が利用できなくなれば使えないが、
決済時に本部との通信が必要なクレジットカードと違い、
電子マネーの個々の決済はオフラインで完結する。
クレジットカードに比べれば災害時に利用できる可能性は高いといえるだろう。
釣り銭切れの自販機でも電子マネーが使えることもある。(後略)
(2011年3月23日付の日本経済新聞夕刊・最終面記事より引用)

私自身、電子マネーのシステムはよくわからないのですが、
つまり、クレジットカード等が銀行口座とかその他もろもろの個人情報の件で本部と
やりとりしなければならないのに比べ、電子マネーは、あくまでカードやアプリ内の情報が
詰まっているメモリと、読み取り機との間のやりとりに終始するってこと?

もちろん、停電時に電子マネーが使えないことに変わりはありません。
事実、計画停電の最中にもお店を開けていた某コンビニでは、照明がなく真っ暗な中に、
電子マネーの決済音ではなく、小銭のジャラジャラいう音だけが響いてましたし。
(たぶん計算も電卓で)

あくまで、クレジットカードとの比較ということなんでしょうけど
むげに電子マネーを切り捨てるのではなく、「小銭をまぜて余裕のある現金を
持っていること、現金と電子マネーなど複数の手段を持っていることが、
災害時には助けになる」と新聞記事では結んでまして、電子マネーの存在も
捨てたもんじゃないなと、心強く感じました。

そういえば先日、近所のマルチマネー対応飲料自販機が、計画停電の時間外に
電子マネーが使えなくなっていたのを見て、あ、計画停電があると調整が難しいから
自販機は電子マネーの取り扱いをスッパリ取りやめてしまうのだと思いこみ、
ツイッターでも注意するようにつぶやいたんですが。

後日、その自販機に行ってみたら、何事もなかったように電子マネーが使えるようになっていて。
ああ、私が見たのは、たまたまメンテナンスの時だったのかと。

とにかくこれからも、「クレジットカードに比べれば、災害時にも意外に効力を
発揮する決済手段」として、電子マネー情報もこれまでのようにお伝えしていきたいと思います。

*ここでいう電子マネーは、Edy、Suica、nanaco、WAONなどのプリペイド式を指します。
iD、QUICPay、Smartplusなどは後払い式で、クレジットカードと決済方法が同じなため
この場合の「電子マネー」には含まれません。


2.ネットマイル10周年

私のネットマイル通帳を見ると、「ご入会日:2001年3月26日」とあります。
ちょうど、ネットマイルがオープンしたての頃に入会したと記憶していますから
ネットマイルは、2011年、それも今の時期で満10周年ということになるはずです。

そのことにはわりと前から気づいていて、この春、きっと10周年記念キャンペーンとか
やるに違いない。だから、mile(ネットマイルのポイント単位)の交換も極力行なわず、
春が来るのを、待ちわびていました。

ところが。その日が近づいても、全くやる気配がなく。
いやあ。一年ほど前に親会社だった三井物産がネットマイル社の全株式を売却した
話は聞いてましたが、三井物産傘下時代の歴史をまるっきり無視するかのような。
サイトの雰囲気もかつてに比べて、最近は大きく様変わりしてましたもんね。
期限付きmileを設けたり、ゲームなどでのmileが貯めにくくなったり。

…いや、たとえ10周年キャンペーンが予定されていたにしても、
未曾有の大災害が起こってしまっては、結局、中止する運命だったか
規模を縮小せざるを得ない運命だったのかもしれませんが。

とにかく、久々にサイトを見てみると、なんとANAマイルへの交換が
通常の1.5倍1口600mile→150ANAマイル、通常会員は2口から)レートに
変更されているではありませんか(明日、2011年3月28日まで!)

そこで、つい先日、ドル箱の500ポイントをネットマイル500mileに移行し
ネットマイルのもともとあったmileと足して1,800mileを、ANAのマイルに交換。
ANAマイルが450マイル増える計算になりました。

期限付きmileがウザくて、この頃はクリックによるランダムマイルしか
貯めてない私ですが、ポイントサイトの先駆け的存在のネットマイル。
なんだかんだいって10周年を迎えたのは、ポイント界の現状からいっても十分スゴイこと。
これからもネットマイルの歴史とともに、会員として歩んでいきたいと思います。


3.ポイント募金してもポイントが減らず、むしろポイントがもらえるサイトも!

最近のポイントサイトは、どこもかしこも義援金・寄付・募金ばやり。
いうまでもなく、今回の大震災の被災地や被災者のために行なわれているのであって
当然、悪いことではないですし。

かくいう私も、楽天銀行に残っていて、手数料の関係などで引き出しづらかった
850円を、全額義援金に回し。
http://www.rakuten-bank.co.jp/

また、この3月に失効する17ポイントが残っていたnanacoポイントもすべて、
義援金にあてました。

さらに、ほかのポイントに交換ができないベルメゾン・ポイントも、
1口500円の募金を2口、クレジットカード+手持ちのポイント全額(245ポイント)で支払い、
結局、手持ちのポイントをゼロにしてしまいました。
http://www.bellemaison.jp/

そして、ECナビではバナーをクリックするだけで、募金先団体へ1ポイント寄付!
けれどポイントが減ることはなく、それどころかクリックしてくれた人にも1ポイントを
プレゼントするという、太っ腹な「クリック募金」を展開してました。
*メンバーズページからアクセスできます。バナーは1~2個、1日1回限定です。

今後は、セシールで買い物をするついでに、割引やポイント交換には使えない
100円未満のポイントが、募金(それも2倍)に使えるというので、
やってみようと思います。

あとは、5年間手つかずだった郵便貯金(ゆうちょ銀行)の口座にも、わずかながら
残っているはず。それも募金に充てようかな。

いろいろと書き連ねましたが、結局何が言いたいのかというと、
募金や義援金、寄付などは、無理のない範囲で行なってほしいということ。

あくまで自分の気持ち。強制されて行なうものではありません。
確かに被災者のかたのつらさを思うと、気持ちがグラッと動きますが
無理をしすぎて、自分の経済状態に影響を及ぼしてしまっては元も子もありません。

また、ポイント募金を行なうにしても、あとのことを考え極力後悔しないように。
私みたいに、半端なポイントを整理するという姿勢でも、いっこうに構わないと思うのです。

あるいは、こういう時に軽視されがちな、ニュージーランド地震への募金とか
難民支援のための募金とかにあえて回すという考えも、いいのではないでしょうか。

個人的にはふるさとの被災ということもあって、募金にとどまらず
また別の形で、なんらかの力になることができればと思うのですけどね。


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