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KDDI(au)も独自電子マネー [電子マネー・QRコード決済]

それにしても大変な雪でした。
我が家にとって、最も大きな影響があったのが新聞。
うちでは日経新聞をとってるのですが、15日の朝刊が届いたのが、なんとその日の午後2時過ぎ
(普通は夕刊がそろそろ届く時間)。そして15日の夕刊に至っては、当日中には届かず、
翌日の朝刊と一緒に届けられる羽目に-。

上京して以来、先週の大雪をはじめ、これまで台風とか、震災などもあったけど
ここまで新聞が遅配された記憶ってないですね。
一部の地域では、朝刊が午後に届くことがあるというけど、そもそもそういう地域では
夕刊は発行されないし。一応都内なんだけど、こんな経験は前代未聞ですね。

で、その大雪の影響が出る前、2014年2月14日付の日経新聞朝刊にあった記事。

「KDDI、電子マネー参入」

記事によると、KDDI(au)は、独自の電子マネーサービス「auウォレット」を、
2014年5月から開始することを発表。なんでも、携帯電話会社だから、NTTドコモのiDのように
「おサイフケータイ」対応かと思ったら、なんとカードの形で発行するのだとか。
*日経新聞の説明によると、おサイフケータイが使えないiPhoneユーザとか、
「カードで電子マネーを使いたい」という顧客の声に応えたらしいです

そして、Web上のニュースリリースでは、こんな説明が。

3M戦略 第三弾「au WALLET (ウォレット) 構想」始動!
"ネット" と "リアル" の融合で新たな成長ステージへ(別紙)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2014/0213a/besshi.html
*本体のニュースリリースより別紙のほうがわかりやすいので、こちらを紹介します

まず、au WALLET (ウォレット)というのは、「au ID」と連携した
ポイントもたまる新しい電子マネーカードのこと。
日本国内最大級のサーバ管理型電子マネーである「WebMoney」と、クレディセゾンの
協業により実現したMasterCardのプリペイド決済システムを活用。
日々のお買い物はもちろん、海外でのショッピングやデジタルコンテンツの購入など、
世界約3,600万のMasterCard加盟店で、キャッシュレスで利用できるそうです。
*とすると、デビットカードのMasterCard版ってこと!?
最近になって、ライバルのVisaデビットが日本国内で勢力を伸ばしつつあるからなあ

そして、「au WALLET」サービスに合わせて、新ポイントプログラム
「au WALLET ポイントプログラム」の提供を開始。
ネットとリアルのどの店舗でも、「au WALLET」を利用するごとにポイントがたまり
また、携帯電話の月額使用料や通信料に応じて毎月のポイントがたまるそうです。

たまったポイントは、ネットショッピングや携帯端末の購入代金として利用できるほか、
カードにチャージすることで店舗でのお買い物にも利用可能。
さらに、これが、最も待ち望んでいたことだけど、2014年8月以降(予定)より、
auの通信料金にも利用できるようになるそうです。
*現在のauポイントプログラムなんて、機種変更やオプション品の割引とか
せいぜいデジタルコンテンツなどの購入くらいにしかポイントが使えないからなあ。
通信料金に充当できるだけで、これまでよりグンと使い勝手がよくなりますね

そのほか、スマートフォンとの連携で、お買い物がもっと便利になるそうで
「au WALLET」を便利に使いこなすための連携アプリでは、ポイントや電子マネーの残高確認、
および電子マネーをスムーズにチャージできる機能を提供予定。
また、カードでお得にお買い物できるお店をアプリで確認できるようにもなるとか。

日経新聞の記事に書かれていたことを補足すると、アプリでの入金操作で使える金額枠を設定。
金額のデータはKDDI側で保存しておき、後日、携帯電話料金と合わせて
設定した金額分の現金を引き落とすとのこと(やっぱりデビットカード方式かな)。

というか、同様のサービス、auはこれまで、楽天Edyでやってませんでしたっけ?

思えば、auでは、楽天Edyへのチャージ代が毎月の携帯電話料金と合算して支払える
「auかんたん決済」を、2011年8月より実施。通信料の支払いを口座振替にしているかたのほか、
楽天カードやセゾンカードなど、一部のクレジットカードで支払っているかたについても、
サービス提供対象にして、便宜を図っています。
*私はセゾンアメックス持ちですが、アメックスブランドは対象外

しかし。auかんたん決済でのチャージ額は、月間最大1万円が限度だし
auかんたん決済でauポイントがたまるサービスも、Edyチャージの場合は対象外。

何より、前述の「auウォレット」を紹介した日経新聞の記事には
2008年~2013年にかけての、主要電子マネー(プリペイド式)6種類の決済件数の
折れ線グラフも出てまして。

それを見ると、現時点での決済件数は、セブン&アイのnanacoがトップ。
イオンのWAONや、JR東日本のSuicaも伸びが大きくなっています。

その一方で、楽天Edyは頭打ちというか伸び悩みというか、6種類のなかで唯一、
「微減」傾向を示しています。嗚呼、キビシイ現実…。
*残る2種類、PASMOやICOCAも横ばいなんですが、減ってはいませんから

楽天Edyは、携帯電話会社のなかではau優遇策をとっているような節もありまして。
Edy利用で貯められる携帯電話会社のポイントって、auポイントだけですし
Edyルーレットは、auスマートパス会員限定で参加できる無料ゲーム。

それでも。こういう現実をふまえて、これからは実店舗や、そこでの現金払いでも
ポイントがためられる「Rポイント」制度を本格的に設け、拡充する予定のある楽天と袂を分かち、
独自電子マネー創設の道を歩もうとするauの決意の表れかも。
*auウォレットのサービス開始後、「auかんたん決済」でのEdyチャージが
今の状態で続行されるかは、私にもわかりませんが

それにしても、楽天といいauといい、ユニーといい、あるいは先日の当ブログで紹介した
ドン・キホーテといい、消費税8%時代を迎え、電子マネーの普及率がいっそう高まると予測されるなか、
既存の電子マネーとの関係強化というよりは、それぞれ個々で
独自電子マネーをつくる動きのほうが、目立っているような気がします。

確かに楽天Edyの例を持ち出すまでもなく、いろいろな店で使え、いろいろなポイントがたまる
汎用性よりも、限られた店で限られたポイントがたまり、限られた用途にしか使えない
「わかりやすさ」のほうが、ウケがいいというのもわからなくはないんですが。
あまりにも乱立すると、やがては共倒れにもなりかねないような。

*上記の「au WALLET」を説明する別紙ページにある図版で、「au WALLET」が使える場所として、
デジタルコンテンツやネットショッピングのほか、実店舗として、コンビニ、カフェ、レストラン、
スーパー、デパート、そして「電車」も!?
ひょっとして「au WALLET」で自動改札機にタッチして電車に乗れるんですか!? と
ぬか喜びしましたが、たぶん、「みどりの窓口」などの有人カウンターで、
クレジットカードと同じように特急券や定期券などが買えるという意味ではないかと…
でも、ホントに自動改札対応してくれたら、私もSuicaから乗り換えるかも(笑)


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