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JALで「ワオン!」の温泉へ [旅行]

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1カ月ほど前に、今年唯一の飛行機旅行を楽しみ、どこかで聞いたようなセリフではありませんが
「近いうちに旅行記をアップしますから」といいながら、仕事が忙しかったりなどして、
延び延びになっていました。

で、「このまま年を越してしまうのはマズイ!」とさすがに思い、今日の公開に至ったわけです。

さて、2012年9~11月にかけて行なわれたJALの「飛んで!つかって!もらおうキャンペーン」に
参加して、期間中にWAON1万円利用+JAL便2回搭乗で500マイルもらうべく、合わせて、
JALカード会員の毎年初回搭乗で2,000マイル(CLUB-A、およびゴールドの場合)いただくべく、
11月下旬あたりに、JALを使って日帰りでどこかに行こうと計画を立てていました。

じつは、行き先は早くに決めてしまってました。
関西国際空港から、電車とバスで1時間足らずのところにある
知る人ぞ知る大阪のいで湯、犬鳴山(いぬなきさん)温泉です。

理由は単純です。WAONのキャンペーンなんですから、「ワオン!」という
犬の鳴き声にかけた語呂合わせというか…(笑)
それに、東京から短時間で行けて、なおかつ空港からも比較的近く、
それでいて秘湯ムードたっぷりと、今回の旅にはピッタリ。
11月下旬はちょうど紅葉も見頃のようですし、犬鳴山温泉の体験記をつづったほかのブログを検索し、
読みながら、楽しみにしていました。

あとは具体的に、どの日に行くか決めるだけ。
私は現在、派遣社員の仕事で生計を立てていますが、前の仕事が11月22日で契約が切れ、
次の仕事がいつ始まるかが気になっていたところ、11月27日から、と決定したのがもう直前のことで、
23~25日の三連休に都合良く日帰りできるチケットは、すでに売り切れ。
必然的に、26日の月曜日にするしかありませんでした。

11月26日か…「いいふろの日」じゃん、温泉に行くにはまさにふさわしい日!(笑)

ところが、その日の天気予報はかなり前から、ほぼ全国的に「雨」。
しかも、ところによっては雨・風ともに強く、雷雨の可能性も…。なんでこの日に限って(泣)

行く日が迫っても、天気予報は好転するどころか、かえって悪化のきざしも(号泣)。
でも、三連休の関空便にキャンセルが出るという気配はなく、天気についてはあきらめなければと
覚悟を決めました。

*もっとも羽田-関空線については、現在一日2往復のJALに対し、ANAの場合は
スターフライヤー便を合わせると一日8往復から選ぶことができますが、
今回の場合は、JALで行かなければ意味がありませんから…。
あと、最悪の場合は伊丹経由も考えましたが、伊丹からだと犬鳴山温泉は遠すぎ。
そのときはおそらく、犬鳴山以外の場所を選んでいたことでしょう

そして当日。東京はむしろ薄日さえ出ている曇り空。
それでも京急への乗換駅で小雨が降り出して、新しくなった京急蒲田近辺のジャンクションを
体験しながら、羽田空港へ。

羽田発着、目的地関空のJALによる日帰り旅だと、必然的に決まってしまう、
JAL177便(HND0945→1105KIX)と、JAL186便(KIX1840→1945HND)のスケジュール。
*両方ともJALエクスプレス運航、機材は737-800

往路のJAL177のほう、座席指定しないで、チェックイン機の前で「おまかせ」でチェックインしたら、
あてがわれた座席は15K。窓際の普通席ですが、もともと非常口そばの座席だったようで、
前の座席との間隔はかなり広め。

しかも、すぐ前の座席からすべてクラスJ設定だったため、「1,000円払わなくてもクラスJ、
いやそれ以上に、ゆったりと足が伸ばせる座席だぞ~」と大感激!
そのうえ満席のはずなのに、隣に座る人はなく。上気分でのテイクオフ。

でも、その日は悪天候。窓からの景色がよく見えない…のはともかくとして
断続的に大きな揺れが発生し、機内サービスがたびたび中断されるほど。
私も、JALに乗ればいつもオーダーしているスカイタイムを秒速で飲み干して…。

いつの間にか、機内のビデオ画面には、民放の朝の情報番組でおなじみの「星占い」のコーナーが。
それによると、この日最悪の運勢の星座は双子座。よりによって、自分の星座なんて!(号泣)

まあ、経験上最悪というほどではなかったけど、初めて飛行機に乗ったときがこの揺れだったら、
確実に飛行機が嫌いになるレベルかな。
それでも、揺れのなか眠っている人もいたりするからビックリ。まだまだ私は修行が足りない!?

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そして、雨の関空に定刻より少々遅れて到着。Suicaで乗れるということで
JR西日本のほうの快速を選択することに。11時50分発、関空連絡橋を渡って日根野へ。

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関西空港線と阪和線との接続駅であるだけに、もっと大きな街の駅前を勝手に連想してましたが、
ロータリーにはコンビニが1軒あるきりで、予想よりも静かな郊外の町という感じ。

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犬鳴山行きバスは、平日はおおむね1時間に1~2本。ゆえにお昼を食べる間もなく、
12時19分発のバスに乗車。いかにも関西のオバチャンという雰囲気の女性三人グループが
同乗していて、犬鳴山の温泉旅館の食事付き日帰り入浴プランでも申し込んでいるのでしょうか、
これからの予定への期待で会話が弾んでいるようでした。

バスの車窓は駅前を出てから10分もしないうちに、紅葉が迫る風景に。
いかにものどかな山里を走るといった雰囲気になってしまいました。
「ようこそ犬鳴山温泉へ」「近畿三十六不動尊 犬鳴山不動尊」と書かれた看板が気分を盛り立てます。

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駅を出てから20分ほどで終点到着(日根野から410円)。バスの折り返し地点には
各旅館への案内が付けられた柱が立ち、傍らには懐かしい筒型の郵便ポストもありました。

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宿の数は決して多いわけではなく、旅館街という規模にもならないうちに建物が尽きてしまう感じ。
それでも紅葉は見事で、川沿いにはこんな風景も。

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「マスコット犬?」がいる店で、お昼にしました。
地鶏の唐揚げに、サラダやスープなどが付いたセットで900円也。
大きな窓の外には紅葉の山が。晴れていればさぞかし…と思うけど
食事をしているうちに、天候はますます悪化するばかり。

ハイキングコースを歩くのは断念しかけましたが、せっかく来たのだからと
傘を差しながら不動堂を目指すことに。しかし、雨はさほどひどくならなかったものの
ぬかるみに足を取られそうになったり、危うく滑って転びそうになったり。
何より連休明けの雨の平日。人の気配がほとんどなく、本当に寂しい限り。
一応デジカメのシャッターは切るのですが、光量が少ないうえに傘を差しながらの
悪条件のせいか、手ぶれがひどく、暗い写真ばかり…ほとんどが失敗作に。

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そうそう、途中に「義犬の墓」とともに、犬鳴山の名前の由来が書かれた案内板がありまして。
それ(+泉佐野市の観光協会のホームページ)によると、今から千年ほど前、
紀伊の国の猟師が鹿を追って滝のあたりに来た時、連れていた愛犬が主人を呑み込もうとしていた
大蛇に気づき、急に吠えたてました。しかし事情を知らない猟師は、そのせいで
獲物を取り逃がしたと思い込み、怒って犬の首を斬りつけてしまったそうです。
愛犬の首はそのまま飛び上がって大蛇に噛みつき、蛇とともに息絶えてしまったのでした。
命と引き換えに自分を救ってくれた愛犬の忠義心を知った猟師は、自らの行為を悔いて剃髪し、
庵を結んで余生を送ることに。これをもって、時の宇多帝(うだてい)より犬鳴山と勅号を賜り、
それが地名になったと伝えられているそうです。

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行者の滝を目指したつもりが、あまりの気象条件の悪さに、不動堂とおぼしき建物の前で引き返すことに。
往復およそ1時間半。さあ、気分直しに温泉に入るか。

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今回利用したのが、湯元温泉荘という旅館の敷地内にある、日帰り施設「山乃湯」。
営業は10~18時で、おとな700円、こども(小学生以下)300円。
別料金で部屋を使ったり(600円)、釜飯を食べたり(700円)することもできます。
タオル(300円)、コインロッカー(100円)も。

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外観のわりに、中はこざっぱりとした感じ。
湯船はあまり広くありませんが、窓が大きく、紅葉の風景を一望。
晴れてればさぞや…とここでも思いました。
しかしながら、なめらかな湯ざわりで、浸かっているうちに肌がすべすべになるのを実感。
お湯の温度も、もともとが冷泉であるだけに、かえって適温に調節されているので
いつまでも湯冷めしないくらいに、体を温めることができました。これだけでも、来た甲斐がありました!

15時44分発のバスで日根野に戻り、最後に、気になっていた場所へ。
犬鳴山へ行く前に駅前を眺めていたときに、遠くに見えたのが、なんと「イオン」の看板。
果たして駅から5分ほど歩いたところに、イオンモール日根野がありました。

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JALで行く「ワオン!」の温泉の旅に、ふさわしいフィナーレ。
残高が心もとなくなっていた手持ちの「JMB WAON」カードに、ここでチャージ。
買い物や食事はしませんでしたが、今度来たとき、余裕があったら
この店で時間をつぶすのもいいかなと思いました。
犬鳴山温泉に行くにしても、2013年3月23日からは、手持ちのSuicaで
バスにも乗れるわけですから。現金を極力使わない旅が可能になりますね。
*と思ったら、犬鳴山線を運行する南海ウイングバス南部は、現時点でもPiTaPaさえ
使えないようです(スルッとKANSAIカードは使える)

店を出たときは、西の空には夕焼けが広がっていました。
ああ、明日は天気が回復か。かえすがえすも、天気は残念でしたが
じゅうぶんに満足して関空から帰路につきました。

そうそう、帰りの飛行機も行きと同じくらい揺れたりして、乗務員判断で機内サービスは中止に。
飲み物でなく、キャンディをもらっただけ。
発着とも定刻より20分ほど遅れてしまいましたが、なんとか無事に東京へ。
今度は天気のいい日の再訪を誓った旅でした。

*ちなみに、犬鳴山温泉で電子マネー「WAON」が使えるところはないと思われますので、念のため


お読みいただきましてありがとうございます。次回もお楽しみに。
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