未刊 [あいさつ・内輪話]
今年6月27日、義父(夫の父親)が老衰のため、83歳で亡くなりました。
諸事情により、葬儀は10日ほど経った後で行なったため、昨年の私の母の時と違い
さほどバタバタすることもなく、また場所も東京だったので、大がかりな遠出の準備を
することもなく、粛々と一連の法事を済ませました。
その間のブログ更新も、毎日欠かさず行なっております。
生前、あまり話さえすることもなく、介護も義母や夫に任せてしまったりして
どうしても、実の母以上の「距離」を感じてしまう義父の存在でしたが
それでも、ただただ愚図で要領が悪くて、だらしない嫁の姿しか見せられなかったことは
とても後悔しています。
さらに今年は、ふるさとが未曾有の大震災に遭遇しました。
東北地方の内陸部に住む父や妹一家、そして親戚たちは全員無事でしたが
自分が小学6年の4月~中学2年の5月まで住んでいた三陸地方の港町が、
大きな津波の被害を受けたのです。
しかも当時の自宅が平屋で、海岸から数十mほどしか離れていない場所にあったので
あの時に今回のような津波があったら、間違いなく家は流されていたでしょう。
じつは、その地域は私が別の町に引っ越した後、海岸がかなりの部分埋め立てられて
家が流されるような被害はほとんどなかったようですが(それだけに、報道が少なく
情報を得るまでに時間がかかりました)、1階部分が浸水した家が多かったようです。
それであれば当時の平屋の家は、すべてが水をかぶる結果になったわけで、家にいれば
階上に避難することもできず、ひょっとしたら津波にさらわれたかもしれません。
人生の、最も多感といってもいい時期に過ごしていただけあって
当時の経験や覚えた知識は脳裏に強く焼き付けられ、いまだ、鮮明に思い出したりします。
楽しいことばかりではなく、つらいこともありましたが、父の転勤により
2~3年にいっぺんというすさまじい引っ越し生活を送ることになったなかでも、その町については、
「冬、雪があまり降らない」「海が見える」などの理由もあって、かなりよい印象を抱いています。
三十年以上連絡を断っていることもあり、知り合いたちがどうしているか状況がつかめず
現地に行くこともさまざまな事情で、まだ実現していません。
何より、自分は今年本を出すつもりで、これまでずっと頑張ってきて
その本を通して「自分は今こうしています」と知らせることで
当時の同級生たちと再会するきっかけを作りたかった、というのもあるのですが。
その、自分にとって初めての著書になるはずだった本の刊行は、ついにかないませんでした。
昨年の晩夏にゴーサインが出たはずが、正直なところ、正式な契約というのもなかったし
具体的なスケジュールも示されないままに書き始めたけど、原稿の催促を含め、
向こうからずっと連絡はなかったし。うすうすと感じてはいました。
そして結局、大震災がとどめを刺した格好になりました。
それにしても今年は、この話に限らず、生活の糧を得るためにやっている派遣の仕事も含め、
「決まりかけた仕事が、結局立ち消えになった」ことが、少なくとも4~5回はあったかな。
自分のタイミングの悪さを、つくづく呪うばかり。
そして、唯一の本業(トラベルライター)関連の仕事といってもいい
パズル雑誌での温泉コラムの連載も、雑誌の方針の変更で、まもなく連載が終了になることが、
11月初めに知らされました。
この仕事を失ってしまっては、名実ともにトラベルライターを名乗ることはできなくなってしまいます。
もちろん、かなりのところまで書いていた、出版予定だった本の刊行もあてがない状態ですし、
八方ふさがりというか、迷走しているのは確かですが。
新しい年、2012年はどん底にある経済状態を立て直し、少しでも生活の安定を図るとともに、
自分がトラベルライターであるという「証」になる仕事を得て、
なんとかして形(できれば、紙の本)にしたいと思います。
またブログのほうは、特に電子マネーの分野に力を入れて更新を続けていくつもりです。
這ってでも自分の本を出したい、という気持ちは変わっていません。
まあ、今までのように、あまり焦らずに頑張っていこうとは思いますが
できれば一年後、年の最後のブログを書くときに、その本が出版されていれば幸いですけどね。
*そんなわけで今年は、あまりいい年だったとはいえませんが
最後の最後になって、ダンナの知り合いのかたから新しいパソコン(正確には中古ですが)を
いただく機会に恵まれ、新しい年の始まりとともにそのパソコンを使う予定でいます。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。よいお年を。
よろしければいずれか、クリックお願いします。
諸事情により、葬儀は10日ほど経った後で行なったため、昨年の私の母の時と違い
さほどバタバタすることもなく、また場所も東京だったので、大がかりな遠出の準備を
することもなく、粛々と一連の法事を済ませました。
その間のブログ更新も、毎日欠かさず行なっております。
生前、あまり話さえすることもなく、介護も義母や夫に任せてしまったりして
どうしても、実の母以上の「距離」を感じてしまう義父の存在でしたが
それでも、ただただ愚図で要領が悪くて、だらしない嫁の姿しか見せられなかったことは
とても後悔しています。
さらに今年は、ふるさとが未曾有の大震災に遭遇しました。
東北地方の内陸部に住む父や妹一家、そして親戚たちは全員無事でしたが
自分が小学6年の4月~中学2年の5月まで住んでいた三陸地方の港町が、
大きな津波の被害を受けたのです。
しかも当時の自宅が平屋で、海岸から数十mほどしか離れていない場所にあったので
あの時に今回のような津波があったら、間違いなく家は流されていたでしょう。
じつは、その地域は私が別の町に引っ越した後、海岸がかなりの部分埋め立てられて
家が流されるような被害はほとんどなかったようですが(それだけに、報道が少なく
情報を得るまでに時間がかかりました)、1階部分が浸水した家が多かったようです。
それであれば当時の平屋の家は、すべてが水をかぶる結果になったわけで、家にいれば
階上に避難することもできず、ひょっとしたら津波にさらわれたかもしれません。
人生の、最も多感といってもいい時期に過ごしていただけあって
当時の経験や覚えた知識は脳裏に強く焼き付けられ、いまだ、鮮明に思い出したりします。
楽しいことばかりではなく、つらいこともありましたが、父の転勤により
2~3年にいっぺんというすさまじい引っ越し生活を送ることになったなかでも、その町については、
「冬、雪があまり降らない」「海が見える」などの理由もあって、かなりよい印象を抱いています。
三十年以上連絡を断っていることもあり、知り合いたちがどうしているか状況がつかめず
現地に行くこともさまざまな事情で、まだ実現していません。
何より、自分は今年本を出すつもりで、これまでずっと頑張ってきて
その本を通して「自分は今こうしています」と知らせることで
当時の同級生たちと再会するきっかけを作りたかった、というのもあるのですが。
その、自分にとって初めての著書になるはずだった本の刊行は、ついにかないませんでした。
昨年の晩夏にゴーサインが出たはずが、正直なところ、正式な契約というのもなかったし
具体的なスケジュールも示されないままに書き始めたけど、原稿の催促を含め、
向こうからずっと連絡はなかったし。うすうすと感じてはいました。
そして結局、大震災がとどめを刺した格好になりました。
それにしても今年は、この話に限らず、生活の糧を得るためにやっている派遣の仕事も含め、
「決まりかけた仕事が、結局立ち消えになった」ことが、少なくとも4~5回はあったかな。
自分のタイミングの悪さを、つくづく呪うばかり。
そして、唯一の本業(トラベルライター)関連の仕事といってもいい
パズル雑誌での温泉コラムの連載も、雑誌の方針の変更で、まもなく連載が終了になることが、
11月初めに知らされました。
この仕事を失ってしまっては、名実ともにトラベルライターを名乗ることはできなくなってしまいます。
もちろん、かなりのところまで書いていた、出版予定だった本の刊行もあてがない状態ですし、
八方ふさがりというか、迷走しているのは確かですが。
新しい年、2012年はどん底にある経済状態を立て直し、少しでも生活の安定を図るとともに、
自分がトラベルライターであるという「証」になる仕事を得て、
なんとかして形(できれば、紙の本)にしたいと思います。
またブログのほうは、特に電子マネーの分野に力を入れて更新を続けていくつもりです。
這ってでも自分の本を出したい、という気持ちは変わっていません。
まあ、今までのように、あまり焦らずに頑張っていこうとは思いますが
できれば一年後、年の最後のブログを書くときに、その本が出版されていれば幸いですけどね。
*そんなわけで今年は、あまりいい年だったとはいえませんが
最後の最後になって、ダンナの知り合いのかたから新しいパソコン(正確には中古ですが)を
いただく機会に恵まれ、新しい年の始まりとともにそのパソコンを使う予定でいます。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。よいお年を。
よろしければいずれか、クリックお願いします。
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