JRタワースクエアカード ANA Kitaca（仮称）発行

皆さんこんにちは。じゅめいむこと、元祖・鉄子としても知る人ぞ知る
トラベルライターが本業の岩間昌子です。

鉄道絡みの話題が続きますが。

先頃、沖縄銀行が発行するクレジットカード「おきぎんJCBカード PiPuCa」に
ANAマイレージクラブ機能を付けた「PiPuCa ANAマイレージクラブカード」が
デビューしたことを、このブログでもご案内しました（2011年７月20日付記事）。

そして今度は、北国・北海道からも、既存のクレジットカードに
ANAマイレージクラブ機能を付加した新しいカードがデビューの運びに。

『JRタワースクエアカード ANA Kitaca（仮称） 』を発行します！
～「JRタワースクエアカード Kitaca」に「ANAマイレージクラブ」機能を追加～
http://www.ana.co.jp/pr/11-0709/11-ana-jrtjrhorico0727.html

上記URLのプレスリリース（ANAサイト内）によりますと、
札幌駅総合開発とJR北海道、ANA、オリエントコーポレーション（オリコ）は、
札幌駅総合開発、オリコとJR北海道が提携して発行している、
「JRタワースクエアカード Kitaca」に、ANAマイレージクラブ機能を追加した
「JRタワースクエアカード ANA Kitaca（仮称）」を発行するとのこと。

JRタワースクエアカードといえば、札幌駅に併設されているJRタワー内にある
４つの商業施設（アピア、エスタ、パセオ、札幌ステラプレイス）でポイントが付き、
ためたポイントはそれらの商業施設で使えるお買い物券に交換できるなど、
特に札幌駅を利用する人におすすめしたいクレジットカード。
付帯ブランドもVISA、MasterCard、JCBの３種類がそろい、街なかの店でも
クレジットカードとして使うことができます。

また、電子マネー機能も搭載され、搭載電子マネーによって
「JRタワースクエアカード Kitaca」と「JRタワースクエアカード iD QUICPay」に
分かれています（このうち、２種類の後払い式電子マネーが搭載された
JRタワースクエアカード iD QUICPayについては、当ブログ2010年11月19日付の記事
「iD×QUICPay、最強のハイブリッドカード登場！」でも、ちょこっと触れてます）。

で、今回ANAマイレージクラブ機能が追加されるのは、JRタワースクエアカード Kitaca。
そう、JR北海道・札幌近郊エリアの鉄道に乗れるIC乗車券「Kitaca」とともに、
同じカードに、ANA国内線搭乗時に空港で端末にかざすだけで搭乗できる
「SKiP」サービスも搭載されるわけですから、１枚でJR乗車もANA便利用もできるようになり
もちろん、ANAマイルだって貯めることが可能に！
＊ただし、本カードは「ANAカード（クレジット機能付）」とは異なり、
ANAカード会員向けに提供している各種特典・サービスの提供はありません。
この点、前述の「PiPuCa ANAマイレージクラブカード」と同様のカードといえそうです。

さらにKitacaの場合、一般のクレジットカードでチャージはできませんが
JRタワースクエアカード Kitaca、JRタワースクエアカード ANA Kitaca（仮称）ならば、
Kitacaへのチャージと同時に、チャージによるポイントも積算されます。

そのうえ、上記プレスリリースによると、

また、カード発行と同時に、JRタワースクエアカードのポイントと、ANAのマイルとの
相互交換サービスを開始いたします。

と、いうことは。
JRタワースクエアカード ANA Kitaca（仮称）を持っていれば、
KitacaはJR東日本のSuicaエリアでも相互利用ができますから、
首都圏に住む人がこのカードをSuicaとして使いながらチャージによりポイントをため、
そのポイントがANAマイルに交換できるのだから…

言い換えれば、「間接的にANAマイルが貯まるSuicaカード」が、新しく登場。
これは首都圏在住のANAマイラーにも朗報ではないですかね？

…しかし、ちょっと考えると。
現在のところ、Kitacaと相互利用できる交通系電子マネーはSuicaしかなく。
例えば、PASMOエリアである首都圏の私鉄では、Suicaは使えてもKitacaは使えませんから、
首都圏在住者には、あまりメリットがないような（それに、Kitacaへのクレジットチャージは、
JR北海道のみどりの窓口でしかできませんし）。
＊まあ2013年春には、Kitaca・Suica・PASMOを含む10種類あまりの交通系電子マネーが
相互利用可能になる予定ですけどね。

ですから、北海道にお住まいで、Kitacaエリアに在住または在勤で
かつ、飛行機（特にANA）を利用して、首都圏に行くことも多いかたにこそ
JRタワースクエアカード ANA Kitaca（仮称）が、おすすめできるといえるでしょう。

なお、プレスリリースによると、カード会員募集は今冬より開始とのこと。
デビューまでしばし待たなければなりませんが、もう少し詳しいことがわかりましたら
あらためてご案内させていただきたいと思います。