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日系マイレージプログラムが変わる!(9) [基礎講座]

上級会員への新基準、ほか 

一年前のちょうど今日、試験開業したばかりの台湾高鐵700T型電車(台湾新幹線)に
乗るため、成田エクスプレスのグリーン車を奮発して成田空港へ行き、
JAA(日本アジア航空)の翼で、台湾へと旅立ちました。

昨日も書きましたけど、ラスベガス、ケアンズ、ロンドンなどそれ以前にも
JALの特典航空券を手にしながら、いずれも事情があって行くことができませんでした。
一年前の台湾旅行は、初めてJALのマイルで国際線に乗る夢がかなった日だったのです。

それにしても。2007年は、ホントに搭乗の機会に恵まれず
ヒコーキに乗ったのは、1月の台湾と12月の大阪、いずれもJALの特典航空券。
そして4月は、往路はJAL、復路はANAと使い分け、大阪の知人に会いに行き、
現地で青春18切符を使いつつ、造幣局の通り抜けや渡し船の旅など堪能しましたが
(2007年4月11日付の記事参照)、お金を払って乗ったのはその1往復だけ!

その前年は国内線を利用する取材が、私にしては結構多かったのですが
2007年はなんといっても、本業であるトラベルライターの仕事が事実上、
ほとんど皆無に近かったのが痛い! もはや名ばかり? といってもいい状態。
だから今年に入っていろいろと、営業活動をしようと試みてるんですが…。

さて、こんな状況下にある「陸マイラー鉄子」の私ですから、
達人マイラーさんたちが、今回の日系マイレージプログラム改定のなかで
見逃せないニュースとして注目している「上級会員へのステイタスアップに新基準導入」
なんて、自分にとっては馬耳東風。正直、ほとんど関心がありません。

それでも、サービスステイタスの獲得を夢見て、いわゆる「修行」に励んだり
(私はやりませんが、チャレンジする気持ちはわからなくもありません)一度到達しても、
またその維持に躍起になったりと、皆さんそれなりに苦労を重ねているようです。

これはJALもANAも、極論すれば違うのは名称くらいで
(もちろん、細かなところで相違点があるのを存じ上げてはいますが)
何段階かあるステイタスへの到達基準も、ほぼ同内容のものです。

さて、すでに2008年1月1日から、マイレージプログラムの改定に先駆けて、
JAL、ANAとも、各ステイタスへの到達基準を大幅に見直し、大改定を決行しました。

いちばんの改変ポイントは、ポイントの多少に関わらず、搭乗回数だけで
最上級(または、それに準ずる)ステイタスが獲得できるルートが設定されていたのに
両社ともその獲得ルートの廃止を断行したことでしょう。

わかりやすくいえば、一日に何度もぐるぐると、短距離路線の搭乗を重ね
ポイント関係なしに、あっという間に最上級ステイタスに到達できる。
その夢が、ものの見事に断たれてしまったということです。

ANAでは搭乗回数による基準を全廃し、これまでの「プラチナポイント」を
「プレミアムポイント」と名を変え、各グレードともあくまで
搭乗距離とその路線の性格(国際線であるか国内線であるか、など)、
利用クラス、さらに運賃による倍率やボーナスポイントにより
1回あたりの「プレミアムポイント」が決定されることになります。

ですから、これまでのように、「ぐるぐる」で最上級ステイタスを獲得するのは、
極めて困難になったといわざるを得ないでしょう。
…まあ言ってしまえば、そういう「ぐるぐる」族や「修行」僧たちを一掃するために
今回の改定が行なわれたといっても、過言ではないと思いますけどね。
(個人的には「ぐるぐる」「修行」する時間があったら、現地観光にあてたいです)

一方JALのほうの改定も、ANAとほぼ同内容ですが、大きな特徴は4つあるグレードのうち、
上の2つはFLY ON ポイント(名称はこれまでと同じ)のみに基準を一本化したのに対し
下の2つは、これまでと同じく、「ポイントのみによる基準」と、
「ポイントと搭乗回数の2本立てによる基準」を残したこと。
ANAに比べると、「ぐるぐる」族が比較的少ないという印象もあったJALだからでしょうか。
でも最上級会員への道が険しくなったことについては、ANAと変わりはありません。

ほかにも、細かな点での改変は両社ともいろいろあるのですが、所詮、研究不足の分野。
さらには対象となる会員の方には、航空会社から直接ご案内が来ていると思いますので、
これ以上続けて墓穴を掘らないよう、私の説明は、ここで終了させていただきます。

さて元日から毎日お届けしておりました、お正月特別企画、
「日系マイレージプログラムが変わる!」もいよいよ明日、最終回となります。
初めての企画であったと同時に、推敲や確認の時間が十分に取れずに、
わかりやすく説明するのに骨が折れたり、誤解を招きかねない表現になってしまったり。
テーマの選び方や話の運び方についても、反省すべき点はたくさんありました。
皆様にはお詫びを申し上げるとともに、ここまで読んでくださったことに対しまして、
あらためてお礼を述べたいと思います。どうもありがとうございました!

最終回では、「さて私自身は、新プログラムのスタートにあたって
具体的にどのようなやり方で、マイルをため/使っていくつもりなのか」を中心に、
初めてこのブログにお越しくださいましたかたや、読者になられてから日が浅いかたを
対象として、このブログの役割というか、「決して達人ではない」
私の思うところについても、ひととおりお話させていただきたいと思います。

シリーズでは全体的に固い印象になってしまい、また、なぜか「怒りキャラ」という
イメージを持たれた方もいらっしゃるようですが、実際はちょっと違うというか、
普段は軟らかい話も含め、幅広いジャンルでマイルにまつわるあれこれを書いてますし
キャラも時々気の弱さが出るというか、「気が動転しやすい」こともあって
いろいろグチり、嘆きモードでとことん落ち込むこともしょっちゅう。

そんな私に興味を持たれたアナタ。これからも応援いただけると、嬉しいです!

それでは明日、最終回をお楽しみに!

*今回の記事内容は、予定を変更してお送りいたしました。
新聞掲載については日をあらためて、お話させていただくつもりです。

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